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ウズベキスタン大統領が提案した決議が国連総会において全会一致で採択



国連総会で演説するミルジヨーエフ大統領

2022年12月14日、国連総会において「SDGsの達成を促進するための議会の役割の強化」に関する決議が全会一致で採択されました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/339970/LL_img_339970_1.jpg
国連総会で演説するミルジヨーエフ大統領

この決議の採択は2020年の第75回国連総会においてウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領によって提案されたものです。

この決議ではポストコロナ後の回復を包括的かつ安定した確実なものとし、誰も置き去りにしない持続可能な発展のための取り組みを推進するためには、多面的な協力や団結、連帯を今一度強化することが必要で、その点において議会が果たす役割が重要であることが強調されています。

この決議を通し、国連総会は各国に対し、SDGs達成のための取り組みのフォローアップやそのレビュー、特に自主的な国別レビューの作成に議会が積極的に携わることを促し、それに必要な支援を行うこと、各国がそれぞれの責務と報告義務をしっかりと果たしていけるよう議会に対し必要な支援を行うことを呼びかけています。

この決議ではジェンダー平等が重視されており、議会活動に女性が対等かつ重要な立場で参画できるよう支援することによって、SDGs達成を推進していくべきであるとしています。

また、2030年までの課題を円滑に解決していく取り組みにおいて若者が果たす役割の重要性と貢献、そして、若者を議会プロセスに対等かつ重要な立場で参画させる必要性についてもこの決議で触れられています。

この決議の作成には中央アジア5カ国、オーストリア、アルジェリア、バングラデシュ、バーレーン、ベルギー、ドイツ、エジプト、スペイン、インドネシア、イタリア、カタール、中国、コロンビア、韓国、マレーシア、オランダ、ノルウェー、パキスタン、ポルトガル、シンガポール、フィンランド、フランス、スイス、そして日本など全大陸から80カ国が携わりました。

この決議は国連の各機関、その他の国際機関にあたたかく歓迎されました。この決議は国会議員がSDGs達成を推進するにあたり、貴重な指針となり、国会議員の力を結集させるものとなることが強調されています。

列国議会同盟は2023年9月に国連のハイレベル・ウィークの中で開催されるSDGサミットに向けた準備において、この決議は重要な一歩となったとの考えを示しています。

この決議が国連総会で全会一致で採択されたということは、国連が目指すグローバルな目標、特に平和の構築や安心、安定を確保することを目指したSDGsに完全に合致しているウズベキスタンの提案が広く国際的に支持されていることをあらためて示しています。
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