生物多様性分布
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本協定を通じて、3社は、シンク・ネイチャーが開発する自然資本ビッグデータとAIを統合した科学的アプローチ(「動植物種の空間分布予測モデル」や「自然へのインパクト評価ツール」など)と、MS&ADインターリスク総研が気候変動・生物多様性の企業向けコンサルティングで培ったノウハウを持ち寄り、新たなソリューションの開発を目指します。
※1・・・ 国の政策や企業の経済活動による取り組みを通じて、生物多様性の減少傾向を食い止め、回復に向かわせること。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/338332/LL_img_338332_1.png
生物多様性分布
【背景】
自然の破壊はかつてない速度で進んでおり、そうした環境のもと、企業が競争力を確保するためには、自然資本への依存やインパクトを的確に評価し、自然環境の悪化や資源の枯渇、法規制の厳格化といった中長期的な変化を見越した戦略を描くことが不可欠です。自然資本に係る戦略の策定や情報開示にあたっては、評価ポイントとなり得る事業活動における自然関連リスク・機会についての可視化や評価・分析の根拠となるデータセットや手法が未だ確立されていません。そこで、MS&ADグループとシンク・ネイチャーは、新たなソリューションの開発により、ネイチャー・ポジティブの実現と企業の持続可能な成長への支援に貢献すべく、本協定の締結を決定しました。
【本協定の概要】
(1) 自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD※2)をふまえた、自然資本関連データセットと分析ツール等の開発
(2) 「動植物種の空間分布予測モデル」を用いた地球規模の生物多様性可視化システムによる、事業活動を通じた自然へのインパクト評価(バリューチェーンと自然の接点や依存度の把握など)の実施
(3) 企業や自治体等においてネイチャー・ポジティブを推進できる人財を育成するための各種教育プログラムの開発
※2・・・民間企業や金融機関が、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し、開示するための枠組みを構築する国際的なイニシアチブ。資金の流れをネイチャー・ポジティブに移行させるという観点で、自然関連リスクに関する情報開示フレームワークを構築することを目指している。2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発案され、2021年6月に発足した。
【お問合せについて】
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上記サイト内の「コンサルティングに関するお問い合わせ」から承ります
【MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社について】
本社 : 〒104-0033
東京都中央区新川2丁目27番2号 東京住友ツインビルディング西館
代表者 : 取締役社長 グループCEO 原典之
設立 : 2008年(平成20年)4月1日(2010年(平成22年)4月1日に社名変更)
資本金 : 1,008億円(2022年7月26日現在)
URL : https://www.ms-ad-hd.com
事業概要: 三井住友海上火災保険株式会社、
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社などの
グループ保険会社を有する保険持株会社
【MS&ADインターリスク総研株式会社について】
本社 : 〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町2-105 ワテラスアネックス(10~11階)
代表者 : 代表取締役社長 中村 光身
設立 : 1993年1月
資本金 : 3億3,000万円
URL : https://www.irric.co.jp
事業概要: コンサルティング、受託調査研究、
セミナーの開催/講師派遣、出版
【株式会社シンク・ネイチャーについて】
本社 : 〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1丁目25番13-101号
代表者 : 代表取締役 久保田 康裕
設立年 : 2019年8月
URL : https://think-nature.jp/
主な事業内容: 自然資本ビッグデータを活用した自然の持続的利用に
関する分析、評価、ソリューションのコンサルティングや支援
特長・強み : ・生物多様性科学分野において卓越した研究業績を有する
研究者で構成されている
「大学発グリーンテック・スタートアップ」です。
・世界の陸・海を網羅した野生生物の時空間分布や種の
遺伝子・進化生態特性、生態系サービス、気候・地理環境を
網羅したビッグデータを構築し、AI等の最先端技術を用いた
予測やシナリオ分析技術を有しています。
・TNFDのデータカタリストイニシアティブに参画しています。