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ウニノミクス、山口県長門市に世界最大規模ウニ畜養施設完工



屋内畜養現場


KAYOI UNI BASE 外観


長門でのウニ畜養実証実験で育てたウニ


国連海洋科学の10年

環境問題解決の手段として国内外でウニ畜養事業を展開するウニノミクス株式会社(社長:武田 ブライアン 剛、以下「ウニノミクス」)と山口県長門市の水産加工業者マルヤマ水産有限会社(取締役社長:山田 晋太、以下「マルヤマ水産」)が、共同で運営する畜養施設「KAYOI UNI BASE」が山口県長門市内に完工しましたのでお知らせいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/336863/LL_img_336863_1.jpg
屋内畜養現場

ウニノミクスは海の環境変化に強い危機感を持っていた山田晋太氏が代表を務める、明治以前から山口県長門市の青海島において水産加工を営むマルヤマ水産と同市内において、共同でのウニ畜養実証試験を経て2021年6月に事業化を決定し、閉鎖循環式陸上ウニ畜養システムを用いた商業規模設備建設を行ってまいりました。
この度、年間生産能力34トンの世界最大規模ウニ陸上畜養施設が誕生し、KAYOI UNI BASEと命名しました。(KAYOI(通)は畜養現場がある長門市青海島東端の地区名)

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/336863/LL_img_336863_2.jpg
KAYOI UNI BASE 外観

マルヤマ水産山田氏は、「近年、海洋環境の激変によりこれまで通りの漁がかなわず水産業との向き合い方が問われています。道は厳しいかもしれませんが一歩ずつ進んで行く覚悟です。消費者のみなさまにも喜ばれ、何より今後も私たちが海と共生し続けることを切に願っています」と意気込みを述べました。

2022年11月30日には、漁業者、地元飲食店、行政、その他ステークホルダーの皆様を招待し落成式を執り行います。
KAYOI UNI BASEでは試運転と並行し畜養を開始しており、初回の商品ウニ出荷は2023年1月中旬頃を見込んでおります。

ウニノミクスは2021年より大分県国東市にて同市漁業水産関係者と共同で世界初となる磯焼け対策を目的とした陸上ウニ畜養事業(株式会社大分うにファーム)を運営しており、今回の長門畜養拠点は2番目の商業規模拠点となります。生産能力は大分に対して約2.2倍へ拡大させることで、磯焼け対策へのより大きな効果を目指すとともに、需要過多・供給不足のウニ市場に対して環境改善につながる国産畜養ウニの供給を行います。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/336863/LL_img_336863_3.jpeg
長門でのウニ畜養実証実験で育てたウニ

【ウニノミクス株式会社 概要】
代表者 :CEO 武田 ブライアン 剛
所在地 :東京都江東区木場2丁目13番6号
事業内容:ウニ畜養技術提供
各所におけるウニ畜養事業推進、運営
設立日 :2017年1月30日

ウニノミクスは、ノルウェー食品・漁業・水産養殖研究所(Nofima)の技術を基に日本国内、ノルウェー、カナダ、米国における複数拠点での実証実験を行い、磯焼け状態の海で採捕した市場価値のない痩せウニを2カ月程度で食用に適した身入りと品質のウニに畜養する技術を確立しております。また同技術を用いることにより天然ウニの旬に限らず年間を通して安定的に高品質のウニを生産出荷可能にしています。さらに、餌には持続可能な方法で収穫された食用昆布の端材を主原料に用いることでウニ本来の味を引き立て、ホルモン剤、抗生物質、保存料などを一切使用しない人と環境に配慮した安全な専用飼料を使用しています。
商業生産拠点の拡大にあたっては、地域ごとに合弁事業を設立した生産に向け、国内外の磯焼け地域において水産関係者などの事業者と事業化検討を進めます。
当事業は「国連海洋科学の10年」の模範的イノベーションとして国連の公式推薦を受けています。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/336863/LL_img_336863_4.jpeg
国連海洋科学の10年
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