ビデオアナライザ/ジェネレータ「quantumdata M21」
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/336725/LL_img_336725_1.png
ビデオアナライザ/ジェネレータ「quantumdata M21」
【背景】
HDMIフォーラムが推進する広く普及している高解像度マルチメディアインターフェイス仕様の最新版であるHDMI2.1では、帯域幅が48Gbps(ギガビット/秒)に大幅に向上し、HDMIソースは理論上、120Hzで10Kの高解像度データを圧縮して送信する事ができます。
また、HDMI2.1仕様ではダイナミック ハイダイナミックレンジ(HDR)、可変リフレッシュレート(VRR)、クイックメディアスイッチング、自動低遅延モード、拡張オーディオリターンチャンネル(eARC)などの機能も追加され、この技術を取り入れた製品の機能テストや相互運用性テストに新たな課題がもたらされています。
さらに、VESA(Video Electronics Standards Association)が管理するDisplayPort 2.0テクノロジは、VESAのDisplay Stream Compression(DSC)を使用して、60Hzで最大30ビット/ピクセルのHDRによる最大16Kの解像度をサポートします。DisplayPort 2.0は、従来のDisplayPortコネクタを使用してDisplayPort仕様の全てのバージョンとの下位互換性を提供し、または「DP Alt Mode」をサポートするUSB Type-Cコネクタを使用して、ビデオ、データ、電源を1本のケーブルで伝送する事を可能にします。
技術の複雑化と製品の相互運用性の必要性から設計やテストエンジニアは、quantumdata製品の包括的なビデオテストソリューションを使用する必要があります。
【quantumdata M21の特徴】
テレダイン・レクロイのビデオテストソリューション担当プロダクトマネージャーであるNeal Kendallは「今回発表した新製品「quantumdata M21」は、好評だったquantumdata 780シリーズの後継機にあたり、HDMIとDisplayPortの多くのテストに対応し、非常に高い価値と柔軟性を提供する製品です。」と述べています。
携帯性に優れたデザインと大型のタッチパネルを備えた「quantumdata M21」は、HDMIとDisplayPortの次世代デバイスの相互運用性検証を短時間で行うことが可能です。さらに内蔵バッテリーを搭載し、USB Type-C外部電源から給電が可能です。
◆HDMI2.1の場合、「quantumdata M21」はTMDSとFRL信号をDSC有無に関わらず、高解像度8Kソースデバイスの最大48Gbpsのリンク レートまで解析可能で、FRLリンク トレーニングのDDC信号やHDCP認証シーケンスをモニター機能が追加できます。
◆HDMIビデオとオーディオジェネレータ機能は、8Kの超高解像度(UHD)TVのテストやマトリックススイッチャーなどの分配器の入力ポートに接続してテスト可能です。
◆eARC対応により、eARC対応のサウンドバーまたはA/VレシーバーのeARCトランスミッターとeARCレシーバーの両方の機能検証を行うことができます。
◆最大8.1GbpsのHigh Bit Rate3(HBR3)、または10GbpsのUltra High Bit Rate(UHBR)で動作するフルサイズのDisplayPortコネクタと、最大13.5GbpsのUHBRをテストするUSB Type-Cコネクタの両方が装備されています。
◆HBR3およびUHBRでのDisplayPort 2.0ソース デバイスのプロトコル解析をサポートし、リンク トレーニングおよびHDCP認証のためのAux チャネルのモニター機能も追加できます。
<quantumdata M21に関する詳細情報>
https://teledynelecroy.com/protocolanalyzer/quantumdata-m21.aspx
<本プレスリリース>
https://teledynelecroy.com/japan/news/20221130/default.asp
【Teledyne LeCroy Inc.について】
ニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置く、Teledyne LeCroy Inc.(テレダイン・レクロイ)は、性能検証、コンプライアンス試験、複雑な電子システムのデバッグを迅速かつ高精度に行うための先進的なオシロスコープ、プロトコル・アナライザ、その他のテスト機器を製造・販売するリーディングカンパニーです。1964年の創業以来、当社は「Time-to-Insight」を向上させる革新的な製品に強力なツールを組み込むことに注力してきました。解析結果を得るまでの時間を短縮することで、ユーザーは複雑な電子システムの欠陥を迅速に発見して修正することができ、様々なアプリケーションや製品の市場投入までの時間を劇的に短縮することができます。詳細は、( https://teledynelecroy.com )をご覧ください。
※) 本リリースはテレダイン・レクロイ米国本社リリースの抄訳です。
※) 製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。
(C) 2022 by Teledyne LeCroy. All rights reserved.
【本製品に関する問合せ先】
テレダイン・ジャパン株式会社
(テレダイン・レクロイ)
マーケティング部 広報担当
Email : lecroy_infojapan@teledyne.com
公式サイト: https://teledynelecroy.com/japan/