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群馬パース大学大学院 木村 朗教授が米国公衆衛生学会グローバルヘルス奨励賞を受賞



APHA加齢健康部門国際保健賞受賞


沖縄県健康寿命短命化予測モデル


APHA加齢健康部門受賞者

群馬パース大学大学院の木村 朗教授は、2022年11月7日(米国東海岸時間)に米国公衆衛生学会加齢健康部門にてグローバルヘルス奨励賞を受賞しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/335143/LL_img_335143_1.png
APHA加齢健康部門国際保健賞受賞

これまで、長寿地域で寿命の延伸と健康寿命の延伸は比例すると考えられてきました。ところが、ライフスタイルがなかば強制的に変更を余儀なくされた沖縄県では、早くから、寿命の延伸と健康寿命が必ずしも一致しない例が多く見られました。そのライフスタイルの更新の影響がどの世代から出現するか不明でしたが、詳細なインタビューと身体機能測定を幅広い世代で実施することで、健康長寿の短縮が75歳あたりに出現したことを世界で初めて実データを分析して示しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/335143/LL_img_335143_2.png
沖縄県健康寿命短命化予測モデル

■受賞経緯
かつて「世界一の長寿村」であった日本の沖縄県大宜味村の健康長寿が危機に曝されている状況を長期間継続調査する中で、生活様式の異なる世代において健康余命が短くなる可能性を予測して警笛を鳴らしました。これまで、実際に生活様式の違いが健康寿命を短くするかは不明でした。そこで、生活様式の違いが及ぼす健康寿命への効果を明らかにするための分析を行いました。75~80歳の年齢層では、糖尿病、高血圧、高脂血症薬の使用はいずれも有意差な変化を示しませんでした。しかし、75歳より下の世代では運動不足の認識の欠如と体脂肪率の増加が、前期高齢者の自立した生活能力に対する危険なサインであることが示唆されました。

健康余命の予測に際し、従来は遺伝子や筋力が関係するのではないかとされていましたが、今回の研究は高齢者の果実の摘み取り行動の継続と対極にある身体不活動の影響をネストコホート手法という方法であきらかにした取り組みが伝統のある米国公衆衛生学会加齢健康部門での受賞につながりました。

この影響がいつ出現するかというデータは、今後、世界の高齢者の健康寿命を予測することに繋がると期待されています。また、社会保障の議論にデータに基づく議論をもたらす功績につながる知見としても期待されています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/335143/LL_img_335143_3.png
APHA加齢健康部門受賞者

■木村 朗教授 プロフィール
群馬県草津町の出身。
資格など:公衆衛生専門家(日本公衆衛生学会)、理学療法士。日本理学療法士協会員。アメリカリハビリテーション医学会議正会員。国際環境複合要因学会理事、北米公衆衛生学会正会員。
金沢大学大学院保健学専攻リハビリテーション科学領域卒業(博士(保健学))
研究の特徴:公衆衛生・リハビリテーションに関わる健康弱者集団の課題、および健康余命に関する身体活動性の観点から、IoTおよび人工知能などを駆使した研究を行っている。
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