卒業生が加わることもある、施設スタッフ
デトックスプログラムを行うサウナルーム
一般社団法人ナルコノンジャパン: https://narcononjapan.or.jp/
警察庁組織犯罪対策部が発表した「令和3年における組織犯罪の情勢」によると、大麻事犯検挙人員は、20代以下の若年層を中心に2014年以降増加が続き、2021年も過去最多となりました。中でも約7割が30歳未満であり、若年層における乱用拡大が顕著です。
そのような中、MDMAをはじめとする違法薬物の使用で拘置所にいた20代女性が、出所後、薬物・アルコールのリハビリテーションプログラムを提供する施設「ナルコノン」に到着し、2022年9月28日に同プログラムを修了いたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/334878/LL_img_334878_1.jpg
卒業生が加わることもある、施設スタッフ
【プログラムについて】
このプログラムは4つのステップから成り、大半の生徒は3~5ヶ月でプログラムを修了します。
(1)代替薬物を用いない「薬物離脱」(睡眠と栄養を十分に取りながら身体を回復する離脱ステップ)
(2)薬物を体から抜く(栄養摂取と運動、サウナでの発汗で薬物を排泄。身体的原因による薬物への欲求を解消)
(3)コミュニケーションの演習(周りの人や物とコミュニケーションをとる演習。意識と感覚の安定をめざす。)
(4)人生の技能を学ぶ(薬物を取ったそもそもの理由を見つけ、薬物を必要としない人生を送る上で必要となる人間関係などの知識を学び、今後の人生をどのように生きていくか現実的に計画を立てる)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/334878/LL_img_334878_2.jpg
デトックスプログラムを行うサウナルーム
【修了生からの言葉】
修了生のあいさん(仮名)は、『拘置所にいるときに、母親がこの施設を見つけてすすめられました。はじめは行きたくなかったが、どれだけ母親に迷惑をかけたかを考えた時に信用を回復したいと思い、施設に来ました。プログラムの途中では離脱症状などつらいこともありましたが、徐々に回復していくのを感じ、働きたい、就活もしたいと思って、プログラムの最終段階に来た時に、私は履歴書を出しました。将来、保護猫カフェとか、自分で作れるように勉強していきたいなと思ってます。』と、社会復帰の意欲を語ってくれました。
【代表からの言葉】
私自身、大学は薬学部を卒業し薬剤師として働いていましたが、薬物に頼らないリハビリを求めている知人から多数相談を受ける中、何とかしたいと探し回りナルコノンを見つけましたが日本にはありませんでした。それならば自分でやろうと、日本に設立しました。薬物依存から抜け出し正しい知識を持つ人を増やすことで日本の未来を変えたいと思っています。
【法人概要】
法人名 : 一般社団法人ナルコノンジャパン
代表 : 神野 正啓
所在地 : 千葉県市原市徳氏534
敷地面積 : 1,000平米
スタッフ数: 10人(常勤・非常勤含む)
URL : https://narcononjapan.or.jp/