半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、この度、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:森田 隆之、以下NEC)に、SSPM(SaaS Security Posture Management)の専用ソリューションであるAdaptive Shieldを提供したことを発表いたします。
■背景
次世代デジタル基盤への変革を目指しているNECは、社内でのSaaSの利用を急速に拡大するなどDXを推進しています。これまで、SaaSの導入時には、厳重な審査やセキュアな設定の調査を行うなど、セキュリティ対策を十分に実施することで、設定不備によるインシデントなどの問題は起きていませんでした。しかしながら、SaaSの種類や利用者が急増する中で、今までの手法で対応することが難しくなってきていました。また、各SaaSで運用部門が分かれているため、セキュリティベースラインに差異が発生するという課題もありました。そうした中、2021年前後に国内外でSaaSの設定不備によるセキュリティインシデントが相次いで報道されたことを受けて、SaaSのセキュアな運用を実現する仕組みを検討することになりました。自社のSaaSは本当にセキュアな設定が維持できているのか、新サービスや機能が追加された際に設定を正しく確認できているのかなどの懸念を解消するため、SaaSの設定監査を行うAdaptive Shieldを導入しました。
■Adaptive Shieldとは - 製品概要と導入の決め手 -
Adaptive ShieldはSaaSの設定監査を行うためのSSPM専用ソリューションです。SaaSの安全な利活用のために、主にセキュリティ設定や各種コンプライアンスに対する準拠有無について、継続的にチェックする機能を提供します。
NECでのAdaptive Shield導入の決め手は下記が挙げられます。
・対応するSaaS数が30種類以上と豊富で、セキュリティ監査の項目数もクラウドの設定を確認するツールなどと比べて圧倒的に多い
・設定を網羅的かつ客観的に評価、リスクの高い設定不備がいくつ残っているかなどリアルタイムの状況をダッシュボードで確認可能
・複数のSaaSの設定に対して年4回の定期監査とアラート機能を活用した常時監視を一元的に実施することにより、セキュアな運用が可能
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■導入効果と今後の展望
NECでは、Adaptive Shieldの導入により、各SaaS運用部門の知識やノウハウに依存していた設定作業を、統一の基準で自動的に監査することができるようになりました。そのため、SaaSのアップデートへの追随を、工数をかけずに対応できるようになり、品質の向上と運用負荷の大幅な軽減につながりました。
またNECでは、自社でAdaptive Shieldによる監査対象のSaaSを増やすことに加え、マクニカのパートナーとしてAdaptive Shieldを活用したお客様向けのサービス(SaaSセキュリティ設定管理プロフェッショナルサービス)を2022年2月にリリースしています。今後も、自社の導入・運用の経験で得たノウハウを生かして広く提供していくことを目指しています。
マクニカは、Adaptive Shieldの国内1次代理店として、蓄積してきた専門的な知見を生かし、今後もお客様のセキュアなSaaS運用を支援してまいります。
【事例の詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/adaptiveshield/case_01.html
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
日本電気株式会社 について
日本電気株式会社
所在地:東京都港区芝5-7-1
URL:https://jpn.nec.com/
1899年7月に創立。国内外約300拠点でビジネスを展開しているグローバル企業である。同社ではDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目的としたクラウドシフトを進めている。近年は社会ソリューション事業に注力しており、企業ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指している。
株式会社マクニカ について
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。