前回のアメリカでのワークショップ記念撮影
浴衣の裁縫指導の様子
一級和裁技能士・平山留美の仕事の様子
極めて優れた技能者に与えられる「東京マイスター」にも認定
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/329102/LL_img_329102_1.jpg
前回のアメリカでのワークショップ記念撮影
【緩和された海外渡航で海外活動再開への兆し】
2022年9月7日、政府は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための、水際対策の制限を緩和しました。出国前72時間以内のPCR検査での陰性証明書が必要でしたが、ワクチン3回目接種を条件に免除されることになりました。これにより、コロナによって延期となっていた海外での様々な活動も再開の兆しを見せています。
日本文化の1つ、着物の素晴らしさを伝える和裁士の平山留美にも、コロナの影響がありました。2016年にアメリカのフィラデルフィアで「浴衣を縫って出かけるワークショップ」を開催し、好評を博しました。2020年には、アメリカのペンシルベニア州にあるドレクセル大学で同ワークショップを通じて日本文化を伝えて欲しいと要望があり、実施予定でしたがコロナにより延期となりました。2年が経った今年、延期となっていた同大学での授業が実施されます。また、ニューヨークでも「浴衣を縫って出かけるワークショップ」の開催が決定しており、海外活動を再開します。
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浴衣の裁縫指導の様子
【ニューヨークで失われつつある日本の伝統技術を伝える】
平山が伝えているのは、失われつつある日本技術の1つ、着物の仕立てです。本来、着物の仕立ては、反物(幅約38cm、長さ約13mの布)を切り落とすことなく、全て使い切って作成します。着物を着る人の成長や体型の変化に合わせ、仕立て直しをしていくことで自分に合った大きさで着続けることができます。そのため、以前の日本では、着物は世代を超え、代々受け継ぐものとして扱われてきました。廃棄しない衣類としてSDGsにもなります。しかし、現代日本では、日常から着物を着る人の数が減り、呉服屋(反物販売を行っているお店)も着物の仕立てを行う和裁士も減少しています。
一方、海外では、着物は日本の象徴として、アニメをきっかけに日本好きになった外国人などにも、人気があります。WEBで気軽に購入できるため、ファッションの1つとして着物を着ている外国人もいます。しかし、仕立て直しが出来ないため、日本人体型と異なる外国人には、丈が短かったり、胴回りが足りなかったりする着物を直すことなく、そのまま着ていることが多いです。平山は和裁士として、着物が自分に合ったサイズになると、見た目が美しくなるだけでなく、着崩れしにくく、着付けもしやすいことを知って欲しいとの思いから、自分サイズで着物を縫い、それを着て出かけるワークショップを海外でも行っています。
実際2016年に参加した、体格の大きなアメリカ人女性は、「自分の体型にあったマイサイズの着物はとても着やすい!」と驚いていたと言います。
前回のアメリカでのワークショップ・ダイジェスト映像
→ https://www.facebook.com/stephen.globus/posts/3338068759761537
【和裁士は陰の仕事だった】
「浴衣を縫って出かけるワークショップ」は、素人でも浴衣を完成させ、それを着て出かけられることから、日本でも着物に興味のある方々に人気のあるワークショップです。今回のニューヨークでのワークショップでは、6日間かけて浴衣又は長襦袢を完成させ、これを着て出かけます。本来、和裁士は呉服屋の下請けの仕事をすることが多いですが、お客様と直接やり取りをする平山だからこそ、日本でも海外でも、このワークショップが開催できます。
平山は、国家技能検定において一級和裁技能士として認定されており、38年以上の経歴がある伝統技術士です。和裁士を目指すと決め、住み込みで修行すること5年、毎日1枚は仕上げていました。独立後は呉服屋の下請けとして活動していましたが、反物の柄の配置など、お客様の要望に応えきれないと実感し、お客様と直接やり取りできるサロンを始めました。普段着として着物を着ている日本人から、オーダーメイドで着物を仕立てられると人気があり、着物好きが集う場所にもなっています。
平山留美コメント
→着物は自分の体型に合わせて作れるところが魅力の1つ。外国の方でもマイサイズで来て欲しいですし、持続可能な無駄のない衣類としても最高峰と言える着物を、もっと身近に感じて欲しいです。
「平山留美のきものサロン」サービス詳細
→ https://www.hirayama-sitateya.com/
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/329102/LL_img_329102_3.jpg
一級和裁技能士・平山留美の仕事の様子
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/329102/LL_img_329102_4.jpg
極めて優れた技能者に与えられる「東京マイスター」にも認定
【ニューヨークで浴衣を縫って出かけるワークショップ】
完全予約制で、日本でも人気のワークショップをニューヨークで開催します。
■開催日 : 2022年11月13日(日)~18日(金)
■時間 : 2022年11月13日(日)~17日(木)9:00~21:00、
18日(金)9:00~15:00
※受講者は作成着物の進行状況により調整するが、
1日平均3~4時間受講
■場所 : Globus(グローバス)和室( http://nycwashitsu.com/ )
■料金 : (1)又は(2)を選択
(1)木綿浴衣 77,000円(~US$600)(材料、税込)
(2)爽竹長襦袢 66,000円(~US$500)(材料、税込)
■参加人数: 6名(20歳以上)
■詳細 : https://www.facebook.com/events/436352065172557/
【会社概要】
会社名 : 着物仕立ひらやま(代表 平山留美)
本社 : 神奈川県川崎市中原区木月1-32-3
事業内容: 着物の仕立て・仕立て直し・寸法直し・洗い張り、着付け教室、
着物販売、イベント主催
URL : https://www.hirayama-sitateya.com/