BUGATTI W16 MISTRAL 1
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画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/325296/LL_img_325296_1.jpg
BUGATTI W16 MISTRAL 1
モルスハイムより
2005年にデビューしたVeyron以来、W16エンジンはBugattiと共にありました。
その最終章を締めくくるロードゴーイングカーは特別でなければなりません。
エクスクルーシブでエレガントそしてパワフル、史上最高のものでなければなりません。
それが“W16 Mistral”、究極のロードスターです。
Bugatti RimacのCEOであるマテ・リマックは、次のように述べています。
「Bugattiの伝説的なW16エンジンを積む最後のロードゴーイングモデルとして、私たちはロードスターを作る必要があると考えました。Bugattiがこれまでに製造した車両の実に40%以上がオープントップモデルであり、今日まで世界中でパフォーマンスアイコンとしての地位を確立しています。Chironのモデルラインナップには今日に至るまでロードスターは存在しませんでした。この象徴的なエンジンの強力な性能を、全く新しい形で体感したいというお客様からの大きな要望に応えるべく導入されたW16 MistralによってW16エンジンの伝説は続きます。1世紀以上続くブガッティオープントップモデルの伝統に象徴される、Bugattiロードスターの次の章の幕明けとなるでしょう。」
これほど刺激的で重要なモデルにどのような名をつけるべきか熟考が重ねられました。Chironを単に発展させたというだけではなく、自由やエレガンス、そしてスピードを連想させるような名称がロードスターには必要でした。そしてローヌ川流域から南仏のコート・ダジュールの華やかな街を吹き抜け、地中海に向かって吹き下ろす力強い北風「ミストラル」から着想を得ます。
“W16 Mistral”という名はこのロードスターの最大の特徴ともいえるエンジンの名称と、この荒々しい風の名称を併記したものです。
W16 Mistralは、Chiron Super Sport 300+で採用された1,600PSバージョンのW16エンジンを搭載し、これまでのオープンカーとは一線を画す性能を発揮します。
また、性能を損なうことなくより丸みを帯びたシルエットを作り出すために、デザインとテクノロジーに関しては全くの専用設計となります。既存のモノコックをAピラーの上で切断して、オープントップの新しいデザインとしたわけではありません。
デザインディレクターのアヒム・アンスハイトは、次のように述べています。
「W16 Mistralは、おそらく史上最高のパワートレインをロードゴーイングカーに搭載する最後のモデルであり、Bugattiを語る上で常に重要な意味を持つでしょう。私たちデザインチームは、大きなプレッシャーを感じながらも、Bugattiのかつての美しいロードスターモデルの数々を参考にこのスタイリングを実現しました。」
その象徴となるのが1934年式Bugatti Type57 Roadster Grand Raidでしょう。デン・ハーグのルーマン博物館に展示されているこのモデルは、後方に流れるような二重のエアロダイナミックヘッドレストと、V字型のフロントガラスが特徴的で、スポーツ性を持ちながらも洗練されていて、とてもエレガントなロードスターです。ブラックと鮮やかなイエローのデュオトーンのカラーリングが施されたこのモデルはBugattiの歴史における分岐点にぴったりな象徴となることでしょう。
“W16 Mistral”はBugatti Type57 Roadster Grand Raidを象徴する内装色でデビューします。トリュフブラウンのニュアンスを含んだ温かみのあるブラックに淡いイエローを組み合わせたカラーです。それはBugattiを象徴するコーチビルダーとエットーレ・ブガッティへのオマージュです。エットーレはType41 Royaleをはじめ、自身が所有するモデルの多くにブラックとイエローのカラーコンビネーションを選びました。Bugattiを愛する人々にとって、この組み合わせは時を超えたカラーなのです。
W16 Mistralは、Grand RaidのV字型フロントガラスのエッセンスを取り入れ、Aピラーを包み込むように湾曲したウィンドスクリーンはサイドウィンドウが継ぎ目なく繋がっているようにも見えます。それはまさにエンジニアリングの結晶といえるでしょう。ドライバーの視界を妨げることなく、丸みを帯びたバイザーのデザインを実現するために十分なカーブを描いています。
フロントガラスとサイドウィンドウの上端を結ぶラインは、そのままボディーサイドのエアインテークに続きその淵をなぞった後、再びサイドウィンドウの下を通過して、その先にあるフロントのホースシューグリルにまで繋がっています。Chironの有名なCラインを新しい表現で作り出しています。また、ボディの印象をスリムに保ちつつ、エンジンへの最適なエアフローを確保するため、オイルクーラーインテークはボディーサイドへ、エンジンエアインテークはキャビンのすぐ後ろのルーフにと意図的に分離されました。ルーフに設置された2つの新しいエンジンエアインテークは、Type57 Roadster Grand Raidや、近代ブガッティで初のオープントップモデルVeyron 16.4 Grand Sportに由来するものです。
W16 Mistralは今にも走り出すかのような引き締まった力強いデザインをしており、今までとはまったく異なったアピアランスを持っています。
アンスハイトは続けます。「W16 Mistralの新しいキャラクターを際立たせるために、フロントのデザインもDivoやLa Voiture Noireのような個性的で少数生産のモデルに倣い、全面的に刷新しました。縦に長く配置された専用設計のヘッドライトと、彫りが深く広くなって、より立体的になった馬蹄形フロントグリルは一目でエクスクルーシブな印象を与えます。リアのデザインでは、自動車デザインに永遠にその名を残すであろうBolideのX-themeテールライトのモチーフを、より印象的かつエレガントに再現することを試みました。
“W16 Mistral”のようなクルマを設計するには、Bugattiのデザイン・マントラ「Form Follows Performance」を注意深く実践する必要があります。コンポーネントは美しいだけではなく、次のレベルに到達するためにしっかりとその役割を果たさなければならないのです。
Bugattiのデザインディレクター、フランク・ヘイルは、次のように述べています。
「複雑な形状をしているヘッドライトは4つのバルブで構成されており、W16 Mistralの4輪駆動と4つのターボチャージャーをさりげなく連想させています。また、ヘッドライトにはエアファネルが設けられており、ヘッドライトから流入した空気はホイールアーチに抜けるようになっていて、空力抵抗の改善に一役買っています。より広くなった馬蹄形グリルは、高温になるラジエーターに充分な空気を供給し、2つのサイドエアインテークはターボチャージャーのインタークーラー専用となっています。
また、リアのXテールライトにも発光部の隙間にダクトが設けられていて、ボディーサイドのオイル用ラジエーターダクトから流入した空気を排出する役割を持っています。強大なW16エンジンにとって最も効率の良い温度を保てるようになっています。
しかし、機能的デザインのハイライトはこれだけにとどまりません。ヘッドレストの後ろにある新しいラムインダクション・エアスクープは、当初から厳しい横転試験を念頭に置いて開発され、それぞれが特注のカーボンファイバー構造になっており、万一の横転時にも車の全重量を支えることができます。そして何よりも、この新しい吸気レイアウトは8リッターエンジンの豊かな吸気音と、4つのターボチャージャーのブローオフバルブが空気を排出する音をより大きく感じることができ、ドライビング体験をより豊かなものにします。他に例を見ないドライビングエクスペリエンスとなるでしょう。
比類ないエレガンスと興奮を実現するために、W16 Mistralには最新のエンジニアリング・イノベーションが採用されています。Bugattiの先進的な複合素材と最先端のチタンやアルミニウムの3Dプリントを組み合わせて印象的なデザイン、究極のパフォーマンス、堅牢な信頼性を実現しています。またW16 Mistralの各パーツの剛性を詳細に分析することで軽量化を実現しました。最も過酷な条件下での最適なハンドリングやパフォーマンスを確かなものにしています。
W16 MistralのインテリアはChironからヒントを得てそれを入念にブラッシュアップしました。エレガントでラグジュアリーでありながら、時速420kmでもすべての情報が容易に確認できる機能性を実現しています。また先進の軽量チタン、削り出しのアルミパーツ、一点の傷も無いレザーなど、素材へのこだわりはBugattiデザインの特徴であり続けています。しかしまた、W16エンジン最後の傑作にはまったく新しいデザイン的な魅力もあります。
新デザインのドアパネルに使用されている手の込んだ編み込みレザーは100年以上先まで使われることを想定し、ブガッティの品質基準で入念にテストされ生産されています。W16 Mistralの輝かしい先達モデルに敬意を表して、アルミブロックから削り出されたギアシフトノブにはウッドパーツが施され、レンブラント・ブガッティの有名な「踊る象」の彫刻をあしらった琥珀色のインサートがはめ込まれています。この彫刻は史上最も豪華なロードスターである伝説のType41 Royaleのボンネットを飾ったものです。
Royaleの巨大なサイドオープニングのボンネットの下には、かつて見たこともないような野心的な12.7リッター直列8気筒エンジンが搭載されていました。同様にW16 Mistralのエンジンも野心的で現在自動車で使用されている唯一のW16パワートレインである。
一世代前のロードスター、Veyron 16.4 Grand Sport Vitesseが2013年に254.04mph(408.84km/h)の世界速度記録を達成したとき、その8.0リッタークアッドターボW16は1200PSを発揮していました。W16 Mistralは1,600PSで、2019年にChiron Super Sport 300+を304.773mph(487.64km/h)という世界最高速度に押し上げたのと同じパワーユニットを搭載しています。目指すところはただひとつ、もう一度世界最速のロードスターになることです。
Bugatti RimacのCEOマテ・リマックは、次のように述べています。
「ロードスターというスタイルとW16パワートレインの組み合わせはまさに完璧なものです。ルーフを取り外してW16 Mistralを運転すれば、これまでとは異なったこの革命的なパワートレインの鼓動を感じられるわけですから。頭の真後ろにある2つの大きなエアインテークからは毎分約70,000リットルもの空気がエンジンに送り込まれているのです。」
「W16 Mistralもまた、デザイン、性能、希少性において創業当時から続くBugattiロードスターのレガシーです。Type40、Type41 Royale、Type55 Roadster、そしてW16 Mistralにインスピレーションを与えたType57 Roadster Grand Raid、あるいはType57SC Corsica Roadsterの驚くべきエレガンスなど、Bugattiは常にオープントップドライブの純粋さと共にあります。ですからW16 Mistralで“W16エンジン”のレガシーが途絶えても、私たちは1世紀以上前にエットーレ・ブガッティが打ち立てた“ロードスター”のレガシーを継承していきます。」
W16 Mistralは99台のみ製造され、価格は500万ユーロ、2024年に納車が開始される予定です。W16 Mistralの全生産台数はすでに完売となっております。
■ブガッティ W16 ミストラル“BUGATTI W16 MISTRAL”諸元
エンジン :W16気筒エンジン(7993cc)+4ターボ
最大出力 :1600ps
最大トルク:1600Nm(2250-7000RPM)
駆動方式 :4WD
最高速度 :420km/h *リミッター作動
■ブガッティ 東京(BUGATTI TOKYO)
所在地 :〒106-0047 東京都港区南麻布5-10-37
営業時間:10:00-18:00 ※事前予約制
定休日 :なし(夏期休暇・年末年始を除く)
TEL :03-3447-1909
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代表者 : CEO 笠井 成人
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