能「融」前半
能「融」後半
佐久間二郎
第11回 佐久間二郎能の会「三曜会」が2022年12月3日(土)に国立能楽堂(東京都練馬区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて9月26日(月)より発売開始です。
カンフェティで9月26日(月)10:00よりチケット発売開始
http://confetti-web.com/sanyoukai11
公式ホームページ
https://www.sanyoukai.com/
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◎上演の経緯
『初心者でも分かりやすい能を上演する』ことをコンセプトに、これまでの「三曜会」ではストーリーも明確で、かつドラマ性の強い演目を上演してきた。そこで今回は、能が元来持ち合わせている幽玄性と、能楽の宇宙観を舞台に現出させるため、世阿弥の名作として名高い「融」を上演する。特にこの能「融」は、人間の栄枯盛衰をテーマに世の無常や変転といった仏教理念を基本としながら、絶えず未来に向けて邁進していく生命の躍動感も併せ持った壮大な内容となっている。また今回は【舞返】の小書(特殊演出)を付けることで、後段の融の大臣の舞が通常よりも変化に富んだ形式となり、また囃子方の演奏もにぎやかになることから、音楽的な面からも非常に楽しめる演出となっている。「三曜会」は昨年に10回の節目を迎え、また今年から新たな気持ちでの11回目を迎えるということからも、この「融」は11回目の公演に最も相応しい演目である。
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能「融」前半
◎見どころやこだわり
上演に先立って、演目についての解説を「三曜会」主宰である佐久間二郎本人が担当。実際に能を演じる立場から、今回の演目についての見どころを語ることで、より一層、観客との距離を縮めると同時に、能の魅力を身近に感じてもらうことを狙いとする。また、全体のテーマを【都のながめ】と定め、「狂言」「仕舞」もそれぞれに【都】にちなんだ演目で統一することで、都の華々しさや賑やかさを描いていく。さらに今年は、狂言方である野村萬斎師に狂言小舞「通円」を舞っていただく。これは能の「頼政」のパロディで、特に今回は観世喜正師が仕舞「頼政」を舞うことで、能と狂言の舞の本質の違いなどを観客に提示するという新たな試みを加えた。狂言では人間国宝の野村万作師をはじめ、前述の野村萬斎師、そして長男の野村裕基師と、野村万作家親子3代が揃っての出演となるところも注目。
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能「融」後半
公演概要
第11回佐久間二郎能の会『三曜会』
公演日:2022年12月3日 (土) 13:00開場/14:00開演
会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
《公演プログラム》
〇 解説 「本日の見どころ」 佐久間二郎
〇 仕舞 「賀茂」 奥川 恒治
「草子洗小町」 観世 喜之
「土蜘蛛」 佐久間二郎 長山 耕三
〇 狂言 「六地蔵」 野村 万作 野村 萬斎
~休憩二十分~
〇 仕舞 「頼政」 観世 喜正
〇 狂言小舞 「通円」 野村 萬斎
〇 能「融」~舞返~
シテ【尉・融大臣の霊】 佐久間二郎
ワキ【旅僧】 森 常好
アイ【所の者】 高野 和憲
【笛】 竹市 学
【小鼓】 飯田 清一
【大鼓】 亀井 広忠
【太鼓】 大川 典良
【地謡】 観世 喜正 他
■出演者
佐久間二郎 / 野村萬斎 / 野村万作 / 観世喜之 / 観世喜正 / 亀井広忠 / 他
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佐久間二郎
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野村萬斎
■タイムテーブル
14:00~本日の見どころ紹介
14:20~仕舞「賀茂」「草子洗小町」「土蜘蛛」
14:35~狂言「六地蔵」
15:10~休憩
15:35~仕舞「頼政」
15:45~狂言小舞「通円」
15:55~能「融 舞返」
17:15 終了予定
※開場は、開演の60分前
■チケット料金
SS席(正面席前列):9,000円
S席(正面席):7,000円
A席(脇正面):6,000円
B席(中正面):5,000円
GB席:4,000円
※学生席各2,000円引き
(全席指定・税込)
※前売りにて完売の場合は当日券の扱いはありません
■団体概要
三曜会
観世流能楽師・佐久間二郎の主宰する能楽団体。東京都内、および山梨県内に於いて能楽を普及する活動(ワークショップ、学生を対象とした能楽の公演など)を行なっている。平成10年より「能楽入門講座 花のみちしるべ」として組織立ち上げ。平成24年より新たなる能楽公演団体「三曜会」として、国立能楽堂での演能をスタートに活動を展開。特に若い世代や初心者向けの能楽公演を積極的に行っている。