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BYDが新日本法人を設立、日本の乗用車市場へ参入 ~新エネルギー車 最新モデル3車種をお披露目~



BYD最新モデルの3車種


ビーワイディージャパンの記者会見


BYDグループの王伝福董事長兼総裁のビデオメッセージ


BYDアジア太平洋地域自動車販売事業部総経理・ビーワイディージャパン株式会社 代表取締役社長 劉学亮

2022年7月21日、東京で衆目が集まる中、比亜迪股フン有限公司※(以下 BYD)の日本法人・ビーワイディージャパン株式会社による記者会見が行われました。最新モデルの3車種がお披露目され、日本の乗用車市場への参入が明らかにされました。※フンの漢字は正式にはにんべんに分

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/320738/LL_img_320738_1.jpg
BYD最新モデルの3車種

1999年、BYDは二次電池(充電池・蓄電池)を足掛かりに日本で事業展開を始めました。その後、純電動バス、新エネルギー蓄電システム、純電動フォークリフトを販売し、その優れた品質とマネジメントは日本のユーザーおよび日本社会に広く支持され、良好な市場基盤を構築し、ブランド価値を高めてきました。

BYDの王伝福董事長がビデオメッセージを寄せ、次のように挨拶しました。「当社は世界でいち早く新エネルギー車の研究開発に着手し、27年間クリーンエネルギーへの移行に取り組み、バッテリー、電気モーター、電気制御、車載用プロセッサー等、産業チェーンのコアテクノロジーを完全に掌握しました。この度、われわれは日本のユーザーの期待に応えるべく、新エネルギー乗用車を日本に投入することになりました。脱炭素社会の実現という共通の夢が、BYDと日本の多くのユーザーを結び付けたのです。」

「地球の気温を1℃下げる」ことは、王伝福董事長及びBYDで働く仲間たちの原動力であり責務であるとともに、地球上に生きるものすべての願いであり義務でもあります。観測史上150年間で最も暑い夏が、そのことをなおさら切実に感じさせます。

BYDアジア太平洋地域自動車販売事業部総経理で、ビーワイディージャパン株式会社の劉学亮代表取締役社長が基調講演を行い、「本日よりわれわれは、日本本土の優秀な販売代理店及びパートナーの皆様と手を携えて、販売及びサービスシステムを着実に構築し、日本のユーザーの皆様に、より環境に優しいモビリティスタイルとサービスを提供して参ります」と述べました。

2022年7月4日、BYDはEV乗用車の販売及びアフターサービスを行うBYD Auto Japan株式会社を設立し、日本のEV乗用車市場に参入しました。研究開発を怠ることのないBYDは、コロナ禍が招いた反グローバリゼーションの荒波の中でも、絶えず突破口を開いてきました。2021年、BYDは世界で60万台以上の新エネルギー乗用車を販売し、新エネルギー車の販売台数において、中国国内で9年連続の第1位に輝いています。

BYDは2005年7月に日本に進出し、日本法人を設立しました。カーユーザーの間で新エネルギー車の概念がまだなかった年代に、BYDの電動トラックや電動バスは、既にヨーロッパ、日本、アメリカの道路を駆け巡っていました。今日、7万台以上のBYDの商用車が、世界6大陸の70を超える国・地域の400を超える都市の営みと密接に関わっています。そして日本も中国もSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでおり、両国は省エネ・環境保護、持続可能な開発の分野で大いに協力の余地があります。

ビーワイディージャパン株式会社の執行役員で、BYD Auto Japan株式会社の代表取締役社長に就任した東福寺厚樹氏は、これから展開する最新モデルの3車種、コンパクトSUV『ATTO 3(アットスリー)』、プレミアムセダン『SEAL(シール)』、コンパクトカー『DOLPHIN(ドルフィン)』の特長を紹介しました。

次世代車載電池『ブレード・バッテリー』により、BYDの新エネルギー車の安全性は従来車に遥かに勝り、機電一体化によって資源の利用効率は大きく高まり、「先進運転支援システム」によって快適性と安全性が担保されました。美、インテリジェンス、効率性、安全性が集約されたBYDの純電動乗用車は、その開発において避けては通れない「車両価格の高さ」、「航続距離への不安」、「充電設備の不足」、「ラインナップの少なさ」といったハードルを一つひとつクリアしました。

科学技術の粋を集めた従来車は次第に影を潜め、純電動SUV『ATTO 3(中国名:元PLUS)』及び『SEAL(シール)』、『DOLPHIN(ドルフィン)』の3タイプのニューモデルが一同にお目見え。BYDが新たに開発した「e-プラットフォーム3.0」を採用した「海洋シリーズ」(注)のSUV『ATTO 3』は、メディアやカーマニアの注目を集めました。『ATTO 3』の命名は、物理学の分野で最小の時間の単位であるアト-セコンドからインスピレーションを得たもので、0-100km/h加速は3.8秒という極値を誇ります。

BYDのグローバルデザインディレクターであるウォルフガング・ジョセフ・エッガー氏による「Dragon face 3.0」には、さらにBYDの純電動乗用車の外観美を追求し、「スピードと情熱」を表現したいとの思いが込められており、内装は躍動感に溢れ、新しいものを進んで受け入れる若者向けのデザインとなっています。

コンパクトSUV『ATTO 3』は、2023年1月から日本での販売を開始します。コンパクトカー『DOLPHIN』は同年半ばに、プレミアムセダン『SEAL』は同年下半期に投入されます。価格については、今年11月に公表される予定です。

質疑応答では、劉学亮社長が「EV充電設備の設置」、「販売チャネル」、「品質保証」等、ユーザーが関心を寄せる問題について丁寧に回答しました。輸入車は日本市場に投入される前に、日本自動車輸入組合傘下のPDI(出荷前点検)センターによる厳しい品質検査を受けなければなりません。BYD Auto Japan株式会社はこれまで、世界で最も厳しいとされる日本の自動車市場の要求をすべてクリアしています。

記者会見では、7月30日から8月28日まで横浜赤レンガ倉庫で開催される、BYD Auto Japan株式会社をトップスポンサーとする『RED BRICK BEACH 2022 presented by BYD AUTO JAPAN』において無料試乗会を行うことが発表されました。会場にぜひ足を運んでニューモデルに触れていただければ幸いです。

BYDブランドを掲げた歩みは、進めるにつれ信念、力強さ、自信を増していきました。そして、BYDは27年間の奮励努力によって、世界の新エネルギー市場で大きなシェアを占めるようになり、布石も打ってきました。また、『e-プラットフォーム3.0』を開発するなど、一つひとつ実績を残してきました。

グローバル企業として新エネルギー車の分野で「有名ブランド」となったBYDは、絶えざる技術革新によって、世界中のユーザーに、地球に優しい新エネルギーによるトータルソリューションを提供し、「地球の気温を1℃下げる」ことを命題として、グローバル化の波の中、堅実に歩みを進めています。

(注)BYDが現在展開するEV乗用車には、中国の歴代王朝から名付けられた「王朝シリーズ」と海洋関係から名付けられた「海洋シリーズ」の2つの商品群があります。
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