クラウドファンドスタート時のスタッフ
東日本大震災で崩れた蔵(現在、酒工場にするため工事中)
工事の様子
耐震工事の終わった酒工場予定地
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/316139/LL_img_316139_1.jpg
クラウドファンドスタート時のスタッフ
【概要】
事業不振よりこの地(岩手県一関市)で製造を休止し40年経ちます。
父は蔵を残すため、製造をあきらめ蔵をリノベーションさせ、蔵を活かすことにより企業を存続させました。まずは会社の存続を目指す日々。やっと経営が順調に推移した矢先、東日本大震災で再度延期。今はコロナウイルスの影響で・・・厳しい日々が続きました。ただただ諦めずチャレンジし続け、今回、ご縁があり、この地で醸造を再開する工事を開始することができました。親子二代にわたる念願だった酒製造の工場が8月には完成予定です。今年中には、製造を再開できると思います。今回祖業である清酒造りを再スタートするにあたり、お客様とのより良い「つながり」を作り、お客様と共にこの地酒「世嬉の一」を育てていきたいと思い、同時にクラウドファンドもスタートさせました。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/316139/LL_img_316139_2.jpg
東日本大震災で崩れた蔵(現在、酒工場にするため工事中)
【酒蔵復活を目指す歴史】
〇世嬉の一酒造とは
大正7年(1918年)に創業。社名の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指しなさい」という意味で、皇族の閑院の宮様にお名前を頂戴いたしました。創業当初からは順調に酒蔵として経営しておりましたが、二代目祖父の時代には太平洋戦争、二度の水害に見舞われ徐々に経営が悪化、とうとう祖父は過労で脳溢血で急折しました。急遽、経営を継いだ父は、当社はすでに経営難に陥り、廃業するしかない状態でした。1987年(昭和57年)でした。
当社の蔵は登録指定文化財にもなっており、この地域の風景となっていました。祖母から「この風景は一関のもので、残せるものなら残してほしい。」と父に願い出ました。
それを聞いた父は、好調だった別事業を売却し蔵の補修と維持に投資をして世嬉の一を存続させました。しかし、やはり厳しい状況でしたので共同醸造という形でこの地では醸造を辞め、空いた蔵を改築し郷土料理レストランや博物館、直売所として残し、さらにビール事業「いわて蔵ビール」を行いなんとか経営を存続していました。いつか酒造りをここに復活させようと願いつつ。しかし、それも長く続きませんでした・・・。
私は、東京で勤めていましたが、経営悪化のため脱サラして世嬉の一に勤め始めたのが22年前、2000年でした。実は、当時新規事業で行った地ビール部門が最初はよかったのですが、立ち上げから5年で大赤字になり、世嬉の一自体の経営が悪化していたのです。そこで私は、酒の醸造ではなくビール醸造の立て直しで戻りました。おかげさまで2010年まで会社は順調に推移し、今度こそ酒の醸造をこの地で復活させようと計画が上がりました。
赤字だった地ビール部門も黒字化し、順調に推移した世嬉の一でしたが・・・今度は東日本大震災により蔵が被災し、新規事業どころではなくなりました。多額の借り入れをお越し、蔵や施設を修復し経営を存続させるために注力する日々でした。
震災から10年、震災時の蔵の修復のための借り入れもめどがつき、再度挑戦しようということになりました・・・が今度はコロナウイルスの影響で、売上減になりました。しかし、もう待てない・・・再度チャレンジしようと国の補助金申請も行い、8月までに工場を敷地内に創り、10月から清酒醸造を再開したいと計画しました。実に、40年ぶりの酒蔵復活となります。
岩手県一関市にはもともと4つの酒蔵がありましたが、実際に製造しているのは1つだけ。そして合併前の旧一関市内には醸造する酒蔵はなくなってしまいました。今回、私達が清酒醸造を復活させることは地域の地酒の復活にもなると地域からも応援をいただいておりました。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/316139/LL_img_316139_7.jpg
蔵を残した三代目夫婦
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四代目 佐藤 航
【酒蔵復活プロジェクトのクラウドファンドを開催したわけ】
この事業でこの地で地酒復活を行います。世嬉の一酒造の共同醸造ではない自社醸造の清酒を復活させ、地域だけでなく海外も視野に岩手の清酒と地域を盛り上げていきます。
同時に、地域の雇用とものづくり人材の育成を図ります。コロナ禍において地方、特に岩手の田舎である一関は疲弊しています。人材の流出が著しく、若者がいなくなっています。杜氏、醸造士を目指す若者を採用することにより地域活性にもつなげたいと考えております。
そして、クラウドファンドを通じてお客様とのつながりを作り、地酒復活を並走していただける仲間を募集するため始めました。
世嬉の一は14名の小さい会社ですが、これから清酒を通じて、田舎から多くの仲間と繋がり、進んでいきたいと思います。世嬉の一の社名の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」です。ここから経営理念、『「幸せの創造」~私達は仕事を通じて、お客様の笑顔を創り、その輪を少しずつ大きくしていきます。~』とスタッフと共に決定しています。
今回のクラウドファンドを行ったのもこの経営理念を実施するためになっています。
そして、当社の蔵元復活、地酒復活をぜひ楽しみにしてください。
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清酒 世嬉の一
【実施中クラウドファンド】
サイト : CAMPFIRE
クラウドファンド名: 大正7年創業の酒蔵復活へ!!
創業の地で40年ぶりの酒蔵蔵復活プロジェクト
サイトアドレス : https://camp-fire.jp/projects/view/584549
期日 : 2022年6月24日AM8時~8月20日
目標金額 : 100万円
クラウドファンドは、スタートして8時間で目標金額を達成しましたが、仲間を増やす目的ですのでこのまま続けております。
【リターンについて】※一部抜粋
※リターンに酒類が含まれるため、20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
〇世嬉の一すぐに応援セットA(3,300円)
【内容】
・本醸造世嬉の一 300ml(既存販売品)
・世嬉の一酒造コンセプトブック2冊
詳細:百年物語前編・後編(蔵を守り、蔵を活かす・郷土の食と文化を次世代へ)
〇世嬉の一すぐに応援セットB(5,000円)
【内容】
・純米吟醸 世嬉の一 720ml 2本セット(既存販売品)
・世嬉の一商品券 1,000円分(ネット又は直売所で使用可)
〇世嬉の一すぐに応援セットC(10,000円)
【内容】
・純米大吟醸 世嬉の一 720ml(既存販売品)
・大吟醸 世嬉の一 720ml(既存販売品)
・世嬉の一商品券 2,000円分(ネット又は直売所で使用可)
【会社概要】
企業名 : 世嬉の一酒造株式会社(せきのいち)
所在地 : 〒021-0885 岩手県一関市田村町5-42
代表者名: 代表取締役社長 佐藤 航(さとう わたる) 四代目 50歳
社員数 : 14名
業務内容: 清酒製造業、ビール製造販売、直売所(土産物)、
郷土料理レストラン、カフェ
HP : https://www.sekinoichi.co.jp