GfK Japan(東京:中野区)は、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表しました。
■タイヤ
2022年3月の自動車用タイヤ販売は、値上げ前の駆け込み需要により、本数前年比34%増と大きく伸長した。店頭は同32%増で、インターネットは同37%増であった。サイズ別の販売動向をみると、最も販売本数の多い155/65/14が本数前年比65%増に達し、インターネットでは前年同月の2倍を超える規模となった。主要なコンパクトカー向けサイズである185/60/15、185/65/15も好調で、それぞれ同60%増、同55%増であった。タイヤ全体の税抜き平均価格は8,819円と前年同月から3%上昇し、店頭では2%、インターネットでは5%上昇した。金額前年比は38%増で、店頭では同35%増、インターネットでは同44%増に達した。
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■エンジンオイル
2022年3月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比3%減と微減であった。4L缶の販売は数量前年比4%増と微増で、店頭は同4%増、インターネットは6%増と堅調であった。4L缶を粘度別にみると、最も販売の多い0W-20が数量前年比2%増の伸長であった一方、0W-16は前年の2倍を超え、著しい伸長を示した。4L缶の税抜き平均価格は3,631円と前年同月から-0.1%減であったものの、店頭では1%下落したことに対して、インターネットでは7%上昇した。4L缶の金額前年比は4%増のプラス成長で、店頭では同2%増、インターネットでは同13%増と二桁成長となった。
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■バッテリー
2022年3月の自動車用バッテリー販売は、数量前年比5%増と微増であった。店頭は同7%増と堅調に推移し、インターネットは同2%増の伸長であった。JIS規格別にみると、最も販売数量の多いB19は数量前年比5%増で、特にインターネットでは同22%増と販売を拡大した。他方、D31は同8%減と低調であったものの、これはインターネットの販売によるところが大きく、店頭では同13%増と前年を大きく上回った。バッテリー全体の平均価格は12,113円と前年同月から4%上昇し、店頭では4%、インターネットでは2%上昇した。 この結果、金額前年比は9%増となり、店頭では同11%増、インターネットでは同4%増の成長を見せた。
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・タイヤはカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネットを集計対象としております。
・エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としております。
2022年3月の自動車用タイヤ・エンジンオイル・バッテリー販売速報 : https://www.gfk.com/ja/insights/monthly-auto-report