イクシスがインフラ業界に3D連動ソリューションを提供するビジョン
i-Con Walker®のシステム構成図
『かわさき新産業創造センター(KBIC)』(所在地:神奈川県川崎市)に本社を置く株式会社イクシス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 Co-CEO:山崎文敬、狩野高志)は、神奈川県が実施したデータとデジタル技術を活用して収益を得るビジネスモデルの創出と県内企業の DXを促進する「神奈川県 DX プロジェクト推進事業」(2021年7月に採択)を完了し、このたびその施行内容が神奈川県から公表されました。
神奈川県による公表
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/dx-project.html
画像 : https://newscast.jp/attachments/cM2xUyKyOIxGICrgg9lw.png
神奈川県 DX プロジェクト推進事業とは
データとデジタル技術を活用して収益を得るビジネスモデルを創出し、県内企業の DX を促進することにより、新型コロナウイルス感染症で業況が低迷した製造業等、神奈川県内企業の経営状況の回復とさらなる成長に繋げることを目的としたプロジェクトです。
採択プロジェクトの概要
【PJ 名】
鉄筋設計 CIM※ から出来形 CIM を生成し遠隔臨場にて施工管理できる DX 技術プロジェクト
【提案者】
株式会社イクシス、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所
協力会社:JIPテクノサイエンス株式会社
【概要】
建設中の鉄筋の出来形を 3 次元点群データで取得して CIM 化し管理することができるシステムを開発する。これにより、遠隔での工事の管理・施工品質の高度化など建設工事現場での DX を実現する。
イクシスの注力領域
イクシスは、産業保安人材の高齢化や設備の高経年化等の環境変化、また感染症の拡大への対応も喫緊の課題となる中、社会・産業インフラ向けデジタル・トランスフォーメーション※ の推進に取り組んでいます。
デジタル・トランスフォーメーションを実現する手段として、イクシスはBIM/CIM※を活用しサイバー空間と実空間を、ロボット等を活用してシームレスに双方向に連動させる技術「i-Con Walker®」を開発しており、実空間の様々な情報をリアルタイムにBIM/CIMの属性情報へ反映することでデジタルツイン化※が可能です。
今回の神奈川県DXプロジェクト推進事業では、建設中の鉄筋の出来形を3次元点群データで取得して BIM/CIMに反映するシステムを開発することによりデジタルツイン化を目指し、また遠隔臨場により施工のリアルタイムでの管理を実現したものです。今後は、神奈川県内をはじめとして展開を図り、インフラにおけるデジタル・トランスフォーメーションを推進してまいります。
今後もi-Con Walker®※の技術を中心にロボットやAI、BIM/CIMデータを連携したサービスを社会実装する取り組みを一層加速させ、社会インフラ・作業インフラ分野共にデジタル・トランスフォーメーション化を推進し、現場における生産性向上、品質向上、安全性向上に取組みます。
※i-Con Walker®:
イクシスが開発したBIM/CIMとロボットの双方向連携プラットフォームです。BIM/CIM上で自動巡回ロボットの行動計画を設計し、かつ自動巡回ロボットが現場環境から取得した情報をBIM/CIM上のデータに反映するようなことを実現することができます。
https://www.ixs.co.jp/product/2509
画像 : https://newscast.jp/attachments/IRLiNvsp20C1niv9Z6qt.png
イクシスがインフラ業界に3D連動ソリューションを提供するビジョン
画像 : https://newscast.jp/attachments/fMiNATVF08KcYU1WXazk.png
i-Con Walker®のシステム構成図
※デジタル・トランスフォーメーション:
デジタル技術の活用により、既存のビジネスの枠組みを覆し、より良いものへ変革を起こすことで生活やビジネスのスタイルの価値変革を起こすこと。建設分野でもロボット、人工知能(AI)、拡張現実(AR)、BIM/CIMといったデジタル技術の活用による生産性向上、品質向上、安全性向上等が期待されています。
※ BIM/CIM
Building Information Modeling/ Construction Information Modeling(Management)
計画、調査、設計段階から3 次元モデルを導入することにより、その後の施工、維持管理の各段階において3 次元モデルを連携・発展させて事業全体にわたる関係者間の情報共有を容易にし、一連の建設生産・管理システムの効率化・高度化を図る取り組みです。
※ デジタルツイン(Digital Twin):
サイバー空間に現実空間をコピーしシミュレーション予測等ができる技術
※ 3D Point Cloud:
3Dスキャナ等を用いて3次元点群データを取得する技術
※XR(クロスリアリティ):
VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の総称
【商標】
・「i-Con Walker®」は、イクシスの登録商標です。
株式会社イクシスの概要
イクシスは「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションとし、ロボットを利用したデータ取得・AI解析・3次元データ連携等、インフラ関連業界におけるDXを支援、そして社会課題の解決への貢献を目指しています。
設 立 : 1998年6月
所在地 : 神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 AIRBIC内
代表者 : Co-CEO兼CTO 山崎 文敬、 Co-CEO 狩野 高志
事業内容 :
社会・産業インフラ向けロボット及び特殊環境対応型ロボット等の開発・販売、
取得データのAI解析サービス、3D-Data Solutionサービスの提供
HP URL :
株式会社イクシス | 社会・産業インフラ向けロボット × AIデータサービス企業 : https://www.ixs.co.jp/
KBIC概要
かわさき新産業創造センター(通称:KBIC)は、「新川崎・創造のもり」内に川崎市がベンチャー企業や企業の新分野進出の支援を目的とし整備した首都圏最大級のインキュベーション施設。現在、施設には50社を超える企業や大学の研究室が入居しており、入居企業の成長支援やオープンイノベーションの推進を行っている。
新川崎・創造のもり 新しい科学技術や産業を創り出す研究開発の拠点 : https://kawasaki-sozonomori.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社イクシス
神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 かわさき新産業創造センター(AIRBIC)内
Strategy &Alliance Division
電話:044-589-1500 、メールアドレス:press@ixs.co.jp