男性育休が当たり前の世の中へ メインビジュアル
厚生労働省「育児・介護休業法 改正ポイントのご案内」P.2より引用
4歳双子の父親/フリーランス(動画編集) ゆういちさん
カスタマーサクセス 玉泉 雄志
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男性育休が当たり前の世の中へ メインビジュアル
厚生労働省は2022年4月1日から、男女とも仕事と育児を両立できるように、育児休業法の改正を行います(※1)。今回コドモンでは、実際に1年間育休を取得したコドモンユーザーへのインタビューを通して、育休制度の実態や、取得することでどんな変化があったのかなど、男性育休の現状と今後について紐解きます。また、子育てしやすい会社を体現するコドモンのカルチャーを、育休を取得した社員の事例をもとに紹介していきます。
※1 厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf
育児休業法改正 男性の育児休業取得を促進
女性の社会的活躍によって、育児休業取得率の男女差(※2)や、家事育児負担の差(※3)等、ジェンダーギャップの問題が浮き彫りになりました。約5割の女性が出産・育児により退職していますが、男性の家事・育児時間が長いほど女性の継続就業割合が高く、また第2子以降の出生割合も高い傾向にあります(※4)。厚生労働省はこのような状況下で、男性の育児休業取得を促進することで、すべての人がワークライフバランスのとれた働き方を実現することを目指しています。
今回の法改正は、2回にわたって施行されます。まずは2022年4月より、育児休業を取得しやすい社内環境の整備や、そのための周知・意向確認をすることが義務化されます。また、取得の条件も「引き続き雇用された期間が1年以上である」という項目が撤廃され、「子どもが1歳6か月までの間に契約満了することが明らかになっていない」のみとなります。すべての事業者が対象であるのもポイントです。2022年10月からは、分割して2回取得可能になるなど、より取得しやすくなるような新制度が追加されます。
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厚生労働省「育児・介護休業法 改正ポイントのご案内」P.2より引用
※ 厚生労働省「育児・介護休業法 改正ポイントのご案内」
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000789715.pdf
※2 厚生労働省「『令和2年度雇用均等基本調査』結果を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r02/07.pdf
※3 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(週全体平均)(1日当たり,国際比較)
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-c01-02-2.html
※4 厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf
4歳双子の父親/フリーランス(動画編集) ゆういちさん インタビュー
「男性育休、『取ってよかった』 子ども中心の人生への転換点」
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4歳双子の父親/フリーランス(動画編集) ゆういちさん
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■1人でも多くの男性が育休を取る社会に。子どものいる人生、フルコミットしないともったいない
━━ 現在男性の育休取得率は12.6%(※2)と低水準ですが、この現状の社会についてどのようにお考えですか?
しょうがない部分もあると思います。高度経済成長期は「男が外、女が中」というのが時代に合っていたのですが、核家族化してもそれが残っているのが過渡期である現在の状況と考えています。このことにはみんな気がつき始めていて、人の手を増やしてみんなで子育てしていくのがいいんじゃないのかなと思っています。
そのためにもまずはジェンダーギャップを改善するのが大事だと思っているんですよ。
━━ それはどうしてですか?
会社というのは女性がどれだけ優秀でも、妊娠出産で一旦休暇を取る存在だと認識しているのが現状だと思います。しかし、子どもが産まれて男性も育休を取れば、それが女性だけの問題ではなくなり平等になっていくし、「子どもが生まれたら男女関係なく育休を取る」という流れができます。それがこの社会を変えていく一番手っ取り早い手段だと思います。
私は育休を取るまで、「育休が取れる」ということをそもそも認知していませんでした。双子が生まれて、最初はパートナーに任せていましたが、はじめての育児が想像していたよりも大変で、これでは倒れてしまうかもと気付き、会社に相談しました。そこで初めて育児休業制度を知り、取得したのがきっかけです。同じようにそもそも育児休業が取れるということを認知していない人は多くいるのではないかと思います。
━━ この現状をどうしたら変えられると思いますか?また、ゆういちさん自身は変えていくために何をしていますか?
育休を取得した人が「取ってよかった」体験を伝えていくことだと思います。あとは、男性のほうが稼ぎやすい社会構造は簡単には変わらないので、お金の不安を取り除いてあげることもすごく大事。収入が減るなら育休を取らないほうがいいと考えられる方は多くいると思います。しかし、育児休業給付金としてもらえる具体的な金額や(手取りの約8割)、給付金は会社からではなく雇用保険から出ていることなど、制度の中身を知ることで取得へのハードルが下がると思います。ちなみに育児休業給付金は非課税のため所得税がかからず、翌年度の住民税算定額にも含まれません。 育児休業中の社会保険料は労使ともに免除され、 給与所得が無いので雇用保険料も生じません。ということは自動的に育休をとった次の年は保育料もすごく安くなる可能性があるんですよ。こういうこと全然知られてませんよね。
個人としては、まずは身近な人たちに伝えていくようにしています。妊娠報告を受けた際には友だちにアドバイスするなど。あとは、SNSで発信するようにしています。一人ひとりの発信が繋がって大きくなっていくことが重要だと思うからです。
━━ 育児にコミットしようと思った転換点は何ですか?実際に育休を取得してよかったこと、変わったことはありますか?
やはり子どもが生まれたことがきっかけです。どれだけ想像しても育児の大変さってやってみないとわからないですし、せっかく子どもを持つ人生を選択したからにはちゃんと楽しくフルコミットしたいと思いました。
実際、変わったことしかないです。徹夜で仕事が当たり前の人生から、子ども中心の生活になり、子どもを優先するようになったのはよかったと思います。育児書を読むようになったり、YouTubeで学んだり、保育士さんから学ぶこともありました。特に保育士さんは子どもへのリアクションの取り方が勉強になるし、トイレトレーニングを保育園で子どもが学んできてくれたのは本当にすごいなと思いました!
━━ ゆういちさんの考える理想の子育てしやすい社会とはどんな社会ですか?それを実現するために必要なことは何ですか?
究極のことを言うと、子どもや子どものいる人たちのことを攻撃しない社会だと思います。一人の子どもが育つことの経済価値を社会全体が理解して、子どもたちのためになる投資や、政策が増えればいいのになと思っています。ファミサポなどをもっと気軽に使えるようになったり、何かトラブルがあったときとか、どうしても誰かに預けたいときの頼れる先が増えるといいなと思います。
━━ コドモンは子育てしやすい社会の実現に寄与できていると思いますか?
第一歩という印象です。実際に保護者アプリを利用していて、連絡帳や出欠連絡などの機能はありがたいと感じています。外出先で給食の内容を確認したり、病院で子どもの体重をパッと出せたり、スマホがあればいつでもどこでも使えて便利です。育児のめんどくさい部分が軽減されて、「プチありがとう」はたくさんあります。ただ、もっと広い意味での「子育てしやすい社会」へ貢献するため、社会の制度を動かしてほしいという期待をしています。
コドモン社員 男性育休取得の事例「子育てしやすいカルチャー」
コドモンは子ども中心の社会の実現を目指す会社です。そのためにもまずは子育てするメンバーが働きやすく、子育てしやすいカルチャーがあると実感できる会社であることが必要です。その点について男性育休の取得事例を通して紹介します。
カスタマーサクセス 玉泉 雄志
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カスタマーサクセス 玉泉 雄志
━━育休取得のきっかけと、取得してよかったと思うことは?
第一子出産時に、1カ月半の育児休暇を取得しました。もともと取得する予定はなかったのですが、社内からの後押しがあったことをきっかけに検討しました。社内メンバーに相談しやすい環境で、パパ・ママ育休プラス(※5)などの制度も教えてもらいました。家庭でも相談した結果、1ヶ月半フルで育休を取ることにしました。育休中は主に夜に面倒をみることができたので、パートナーがゆっくりする時間ができたことはよかったと思います。
━━コドモンは子育てしやすい働き方ができていると思いますか?
できていると思います。勤務中にトラブルがあった際も途中で抜ける旨を伝えると、みんな「がんばれ!」と応援してくれて、仕事中でも柔軟に子育てすることができ、温かい気持ちになりました。
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子どもの対応で一時離席する旨をSlack上で報告
※5 厚生労働省「改正育児・介護休業法のあらまし」P11
https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/07/dl/tp0701-1o.pdf
開発 関口 洋平
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開発 関口 洋平
━━育休取得のきっかけと、取得してよかったと思うことは?
第一子が誕生したとき、前職での仕事が忙しかったこともあり育児にコミットできない経験がありました。その後コドモンに転職し、生まれたての時期を間近で見守りたいという思いから、第二子出産時には一部業務を稼働しながら約1年間の育休を取得しました。子どもと長く一緒にいることができたのがとてもよかったです。パートナーも休まる時間が多かったと思います。
━━コドモンは子育てしやすい働き方ができていると思いますか?
子育てしやすく働きやすいカルチャーがすごくあります。フルリモートをできることもその一つです。コドモンのように育休を取りやすい環境の会社が増えて、社会の流れとして男性も一緒に育児をしていくんだというのがごく普通の感覚になっていくといいなと思います。
■子ども中心の社会の実現に向けて
ICTシステム「コドモン」を導入する保育園等の施設では、保護者との連絡手段としてアプリを利用しています。施設から保護者への連絡において、文章だけでなく写真付きで日々の保育の様子を配信できるなど、デジタルのよさを最大限活かすことができます。その結果、施設と保護者のコミュニケーションを円滑に進めることが可能です。
アプリには、母親・父親・祖父母・おじおば・姉・兄・ベビーシッター等と、子育てに関わる大人を幅広く招待することができ、父母だけでない家族・コミュニティ間での育児コミュニケーションを円滑にし、子育てのしやすい環境構築を支援しています。今後は、保護者向けサービスの更なる拡充や、「保育・子育て」と「社会」を繋ぐプラットフォームとしての役割も担っていくことで、子どもを取り巻く環境をよりよくし、子ども中心の社会の実現を目指していきます。
保護者アプリユーザーの声
複数人で保護者アプリを上手に使い、情報共有しながら育児をしている家庭からのコメントを紹介します。
40代 コドモン利用者の叔母 Aさん
両親以外の家族が育児を手伝っている世帯です。それができるのも保護者アプリのおかげなので本当に助かってます。何より、登録できる家族に「祖父母」や「おじおば」が含まれているのに勇気づけられております。送り迎えを近所に住む祖父母や姉(私・妹世帯と同居)が行うことも多いです。 降園してそのまま祖父母が家で預かるということもよくあります。付き添う家族の変更がアプリ上でできるのはとても便利です。
30代 会社員女性 Bさん
パートナーと一緒に利用しています。家族で使えて便利です。
コドモンを利用する前は施設とのやり取りも電話で、連絡帳も手書きのものを使っていました。以前は、欠席連絡など電話だと繋がらないこともあり時間がかかってしまったり、連絡帳を忘れて家に取りに戻ったり、そういった手間が一切なくなりました。個人的に一番助かっている機能は「成長記録」です。病院で体重記入する際にわざわざ計測しなくていいことにメリットを感じています。
【株式会社コドモン 会社概要】
◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆WEB:https://www.codmon.co.jp/
◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。
◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育ICTシステム「コドモン」の開発・提供。2022年3月時点で、全国約11,000施設、保育士約20万人が利用。全国220の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位(※)
◎保育士採用を支援するウェブサービス「ホイシル( https://www.hoicil.com/ )」の提供。こども施設が簡単に施設の魅力を発信でき、保育学生や再就職希望者が採用情報にアクセスしやすいような情報提供を行う。
その他、保育園向け写真ネット販売「コドモンプリント( https://www.codmon.com/print/ )」こども施設を対象とした専門のECサイト「コドモンストア( https://store.codmon.com/ )」、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的としたオンライン研修サービス「コドモンカレッジ( https://college.codmon.com/ )」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」などを展開。
※(2022年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)
【こども施設向けICTシステム「CoDMON」概要】
https://www.codmon.com/
コドモンは、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、こどもたちと向き合うゆとりを持っていただくための各種支援ツールを提供するSaaS※1です。
園児情報と連動した成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理や、保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に省力化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしています。また同時にベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションを提供しています。保護者アプリでは施設との連絡機能のほか、こどもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い機能といったサービスを展開しています。
※1 SaaSとは、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと
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株式会社コドモン
広報
press@codmon.co.jp
070-5594-4554
TEL: 03-6459-4318
FAX: 050-3737-7471