慶應義塾大学経済学部 星野 崇宏教授
「Impact Finder」は企業のマーケティング活動におけるさまざまな打ち手の貢献度を定量化することにより、事業目標の達成に向け、より効率的かつ効果的な予算配分を導き出す分析コンサルティングサービスです。
昨今、即効性に優れたデジタル領域のマーケティング施策が重要である一方、認知や関心の獲得といった中長期的なブランド資産の形成においては、テレビCMやOOHなどのマス型施策が大きな鍵を握っており、これら施策を組み合わせて実施しながら成果を管理することが課題となっています。
具体的には
・すべてのマーケティング施策の効果を横断的に把握したい
・根拠をもって予算を配分し、マーケティングの投資対効果を最大化したい
・マーケティング施策における共通言語として、部門横断で活用できる指針がほしい
といったご相談をお客さまより多くいただいてまいりました。
「Impact Finder」はデータの価値を最大限に引き出す「データサイエンス」の知見と、施策効果を最大化するためにデータから合理的な意思決定を可能にする「計量経済学」の知見を組み合わせ、お客さまの状況に応じて最適な分析アプローチを構築することにより、事業目標の達成を支援いたします。
なお、本サービスは2019年から取り組んでいる慶應義塾大学経済学部 星野 崇宏教授との共同研究での取り組みの成果の一つです。星野教授はこれまで統計科学・計量経済学・行動経済学の基礎研究と、マーケティング・脳科学・公衆衛生など、さまざまな分野への応用研究を行ってこられました。
最近ではさまざまなソースから得られる不完全なデータをAIと計量経済学モデルによって融合し、真の効果を推定する先端的なアプローチへの挑戦もされています。
今後も共同研究の成果を、クライアント企業が保有するデータのマーケティング活用の推進、さらにデジタルトランスフォーメーションの促進につなげてまいります。
■慶應義塾大学経済学部 星野 崇宏教授 プロフィール
2004年3月東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)、博士(経済学)。
情報・システム研究機構統計数理研究所、東京大学教養学部、名古屋大学大学院経済学研究科などをへて、慶應義塾大学経済学部教授、シカゴ大学客員研究員、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院客員研究員などを歴任。行動経済学会会長。マーケティング・サイエンス学会理事。政府のEBPMの委員を務めるとともにさまざまなテック企業の技術
顧問として指導に当たる。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/299909/LL_img_299909_1.jpg
慶應義塾大学経済学部 星野 崇宏教授