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中国でマスフローコントローラーの生産体制を強化 ~再生可能エネルギーやパワー半導体市場でのシェア拡大をめざす~



厚礼博精密儀器が入居するビル

HORIBAグループで半導体事業を手掛ける株式会社堀場エステック(京都市南区上鳥羽鉾立町11-5、代表取締役社長 小石 秀之 以下、堀場エステック)のグループ会社で、中国でマスフローコントローラーのビジネスを展開する、厚礼博精密儀器(北京)有限公司(ホウリーボウセイミツギキユウゲンコウシ、HORIBA Precision Instruments(Beijing)Co., Ltd.、以下:厚礼博精密儀器)は、北京首都国際空港近くの工業団地内へ社屋を移転しました。
今回の移転に伴い生産エリアの拡張および効率化を行い、2025年までに現在の約3倍となる生産体制の確立をめざします。
マスフローコントローラー市場で約60%(2021年12月時点、自社調べ)の世界シェアを持つHORIBAグループでは、中国で拡大する再生可能エネルギーやパワー半導体などの市場における需要に確実に応え、さらなるシェア拡大に取り組みます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/290655/LL_img_290655_1.jpg
厚礼博精密儀器が入居するビル

【移転拡張の背景】
カーボンニュートラルの実現に向けて電気自動車の普及や新エネルギーへの転換促進が課題とされるなか、中国では太陽電池などの再生可能エネルギーやパワー半導体といった市場への投資が拡大しています。
また、これらの性能・品質要求も同様に高まりを見せるなかで、製造装置のキーコンポーネントであるマスフローコントローラーの需要も拡大しています。
厚礼博精密儀器は、現地のニーズに応える高い製品開発力を備えながら、マスフローコントローラーのリーディングカンパニーである堀場エステックとの連携で培った高い技術力も活用して、中国市場で強い存在感を発揮してきました。この度の生産体制強化を通じて、成長市場に向けてよりタイムリーな製品供給を果たし、さらなる事業強化に取り組みます。


【厚礼博精密儀器について】
厚礼博精密儀器は、2011年に堀場エステックと北京メトロン社の合弁による北京ホリバメトロン社としてスタートしました。太陽電池や分析装置、光ファイバーなどの市場へマスフローコントローラーを展開し、主にメモリーやロジックなど最先端の半導体市場向けに製品を提供する堀場エステックと棲み分けをしながら事業成長を果たすとともに、現地での生産・供給体制を確立してきました。
2019年には、さらに高度化する市場要求により確実に対応するため、堀場エステックの完全子会社として現社名への変更を行いました。


【マスフローコントローラーとは】
マスフローコントローラーは、ガスや液体の流量を精密に計測・制御する機器です。半導体や液晶パネル、LED、太陽電池など、多様な産業における製造装置のキーコンポーネントとして重要な役割を果たしています。


【施設概要】
所在地 :Building 1, No.3, Xixing Road, Houshayu Town,
Shunyi District, Beijing, China(1階、2階部分に入居※1)
延床面積:3,247m2(旧社屋 1,245m2)
代表者 :董事長 井本 良臣
従業員数:90名(2021年10月時点)※2
事業内容:マスフローコントローラーの開発・製造・販売

※1:1階が生産エリア、2階が技術開発および事務エリア
※2:生産体制強化に伴い、2025年時点で従業員数を180名まで増員する計画
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