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震災の経験やアートや手仕事やデザインを通じて震災を伝えていくイベント 1.17 『ツナミクラフト・繋ぐ展』を開催 場所:SAORI 神戸/期間:2022年1月8日(土)~18日(月)



織つなぎワークショップ実施場所


生産者


2021年の展示の様子


311m達成時の写真

手仕事やフェアトレードを通じスマトラ島沖地震のタイや東日本大震災の東北地方の津波被災者などの支援活動をしている被災者支援団体ツナミクラフト(所在地:兵庫県西宮市 代表:東山高志)は、2010年より「1.17」と題し、NPO法人Co.to.hana(大阪市)、NPO法人さをりひろば(大阪市)らとともに、HDCハウジングデザインセンター神戸、株式会社SAORIの協力のもと、阪神淡路大震災の経験やアートや手仕事やデザインを通じて震災を伝えていくイベント『1.17』を実施してきました。
コロナ禍ではありますが、SAORI 神戸にて、2022年1月8日(土)~18日(月)に、1.17 『ツナミクラフト・繋ぐ展』を実施する運びとなりました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/290198/LL_img_290198_1.png
織つなぎワークショップ実施場所

【概要】
■タイトル:1.17 『ツナミクラフト・繋ぐ展』
■主催 :ツナミクラフト SAORI 神戸
■日時 :2022年1月8日(土)~18日(月) 10:00-18:00
※最終日のみ 16:00まで
※1月12日水曜日は休館日でお休みです。
■場所 :SAORI 神戸 ギャラリー
神戸市中央区東川崎町1-2-2 HDCハウジングデザインセンター神戸 5F
TEL:078-360-5881
■内容 :展示「被災地をつなぐさをり織り」「シンサイミライノハナ」
映像「1.17ダイジェスト」「被災地をつなぐさをり織り」など
展示販売 スマトラ島沖地震、東日本大震災の被災者たちは
災害に遭った方の作品の展示販売。
■資料

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/290198/LL_img_290198_2.jpg
生産者


●作品について
この布の制作は、災害から時間が経つと忘れられるという問題に対し、共同作業をすることで被災地との新しい関係性をつくることを目的に、東日本大震災1000日目の2013年12月4日に、岩手県、宮城県、福島県にて同時に開始しました。織物は「たて糸」と「よこ糸」とで構成されていますが。「たて糸」を災害があった地域の人が糸選びや織り機へのセットアップを行いました。「よこ糸」は、タイ、アメリカ、ネパールの国外を含めた各地(19都道府県)のイベント会場などへ持って行き、来場者にリレー形式で織ってもらい布をつくりました。布には関わった人の写真やメッセージなどが取り付けられています。
誰でも簡単に織り始められる「さをり織り」を活用して、子どもからお年寄りまで、はじめて織る人からベテランまで、障がいのある人やない人、人種、国籍、宗教、性別を超えて制作に関わっていただきました。タイでは、ミャンマーから出稼ぎで来ている労働者の子どもたちや、児童養護施設の子どもたちも織りました。また障がいを持つ方が「さをり織り」の指導をして約200人が織っています。

・製作期間:2013年12月4日(東日本大震災1000日目)~岩手、宮城、福島で同時に開始

19都道府県国外3か国述べ3,000人が関わっています。2015年1月17日の阪神淡路大震災20年目の日に神戸にて311mを突破しました。
2021年12月24日~26日に、20都道府県目として、「稲むらの火」で知られる濱ロ梧陵の生誕の地、和歌山県広川町に2007年に梧陵の偉業と精神、教訓を学び受け継いでゆくため、2007年(平成19年)4月、濱ロ梧陵記念館と津波防災教育センターからなる施設「稲むらの火の館」で、ワークショップを実施し、述べ470mに達する予定。展示はスペースの都合でごく一部となります。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/290198/LL_img_290198_4.png
311m達成時の写真


●展示販売品について
生産者紹介 iisara saori ※自立して自由なさをり織りの意

タイ南部のパンガー県の2004年インド洋大津波に被災した女性たちのグループが、織りから縫製までを行って作っています。

プロジェクトの始まりは2004年までさかのぼります。2004年12月26日インドネシアのスマトラ島沖を震源としたM9.3の地震が起き大津波が発生しました。大津波はインド洋の海を伝って、遠くはインドやアフリカ大陸まで、合計22万人以上の犠牲者が出ました。

タイ王国には地震発生から2時間後にアンダマン海岸に大津波が到達しました。タイ王国パンガー県は、最大18mの津波が押し寄せ4,400人の犠牲者が出ました。

パンガー県タクアパ郡バンムアンの自治体の役所の敷地に3,000人が暮らす巨大な避難キャンプができました。救援物資がタイ国内だけでなく世界中から集まり、高さ10mにもなる衣服の山がいくつも出来ました。

しかし、避難者は避難所でじっとして支援をうけているより「仕事がほしい」といいました。それを聞いた、東北出身のタイ仏教寺院の日本人住職が、偶然、青少年の育成のためにお寺にあったJICAプロジェクトによってタイに届けられた日本発祥の「さをり織り」の織り機があったのでバンムアンの避難キャンプに届けました。さをり織りは、誰でも簡単に始められることから、織り機が届いたその日から織はじめ、ミシンや荷物運びなど働いた人に給金を払いました。

2005年3月、日本人のさをり織りの指導者が「神戸のひまわりの種」を持ってバンムアンの避難キャンプを訪れました。1995年に起きた阪神淡路大震災のあと、建物が全壊し更地になったところに、ひまわりの花が咲いたという事があり。そのひまわりから出来た種を育てて、そこから採取したひまわりの種が神戸の復興の象徴となっています。

それを受け取ったタイ人たちは、私たちも津波で流され何もなくなった土地に花を咲かせたいという想いを込め。ひまわりをプロジェクトのトレードマークにしています。

現在では「さをり織り」が、パンガー県の津波からの復興の象徴になっています。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/290198/LL_img_290198_5.jpg
展示販売作品

●さをり織りについて
1968年に当時57歳の大阪の女性「城みさを」が考案した現代手織り。自由で奔放な作風で、誰もが簡単に始める事が出来るのが特徴。阪神淡路大震災を機に神戸に拠点をつくり心の癒しとしてのさをり織りの活用が始まりました。2004年スマトラ島沖地震のタイの津波被災地において、岩手県出身のタイ仏教寺院住職(当時)カベサコ師の発案によって心の癒しのための被災者たちのさをり織りが始まり、フェアトレード品として輸出され被災者の収入にもなりました。2011年東日本大震災において心の癒しとしてのさをり織りの普及活動が行われ約20拠点の住民によるグループが出来ました。
岩手県においては「タイで岩手県出身方がやったのだから、こちらでも出来る」と広がりだし、野田、岩泉、宮古、山田、大槌、釜石にて10以上の拠点で活動をしています。


【団体概要】
商号 : ツナミクラフト
代表者 : 代表 東山高志
所在地 : 兵庫県西宮市浜甲子園3-1-3
活動開始: 2005年
URL : http://tsunamicraft.asia/
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