ZE3000 BLACK(1)
ZE3000 WHITE(1)
ZE3000 BLACK(2)
ZE3000 WHITE(2)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/289596/LL_img_289596_1.jpg
ZE3000 BLACK(1)
・有線イヤホンの定番「E3000」に由来する製品名
ZE3000の製品名は、finalブランドを代表する有線イヤホン「E3000」に由来しています。E3000は2017年の発売以来、累計販売は国内外で数十万台を超え、日本最大のオーディオビジュアルアワードVGPでも異例の10期連続で金賞を受賞しています。
E3000が発売された当時、同価格帯のイヤホンは、一聴した際に強い印象を与えられるように、低域と高域を共に強調する派手な音作りがされた製品が主流でした。それに対してE3000は音響工学や音響心理学などの学術的な知見に基づき、強調された帯域を作らない自然な音作りを選択しました。一聴した際の派手さはありませんが、音楽を楽しむことに集中できる製品としてSNSを中心に高い評価を受け、その結果、定番イヤホンと言われる製品になりました。
・ワイヤレスイヤホンの設計にあたって
私達は完全ワイヤレスイヤホンの設計を始める際「E3000の音質を超える製品をつくりたい」と考えました。一方で、完全ワイヤレスイヤホンで有線イヤホンと同等の音質を実現するのは、音楽信号を圧縮して伝送するというワイヤレス規格の制約により難しいのではないか、とも考えていました。しかし、それ以上に大きな問題が残っていました。
・筐体の内部圧力を最適化する「f-LINK(エフリンク)ダンピング機構」を新開発
問題の一つは、防水機能を持たせるために筐体を完全に密閉することで低域が過多になってしまう問題です。完全ワイヤレスイヤホンは、バッテリーや電子基板、アンテナ等を筐体内に高い密度で収める必要があります。そのため、音質をアコースティック的な手段で調整する自由度が低くなり、もともと厳しい制約条件の範囲内で音作りをせざるを得ません。さらに、完全ワイヤレスイヤホンには防水性能が求められるため、イヤホン筐体内部の音響空間の圧力を最適化するベント(通気孔)を筐体外部に設けることができません。その影響で低域が過多になり、バランスを取るために高域を強調せざるを得なくなります。結果として、多くの完全ワイヤレスイヤホンは低域と高域を共に強調した派手な音作りになっています。
ZE3000では、イヤホンの筐体内部の音響空間の圧力を最適化し、筐体外部へのベント無しで有線イヤホンと同等の音作りを可能にする「f-LINK ダンピング機構」を新たに開発し搭載しました。この機構によって、防水性能と低域の適切な音作りを両立することが可能になり、過去にE3000で実現した、強調された帯域を作らない自然な音作りを完全ワイヤレスイヤホンで実現することができました。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/289596/LL_img_289596_10.jpg
f-LINK ダンピング機構
・超低歪を実現した新設計ドライバー「f-Core for Wireless」搭載
もう一つは歪み(※)の問題です。現在、優れたオーディオ機器、アンプなどの電子機器の歪みは0.0001%程度と極めて低くなっています。それに対して、イヤホン内部のドライバーユニット(スピーカー部分)で発生する歪みは、優れた製品でも低域では1%以上になります。つまり10,000倍以上の歪みが、イヤホンのドライバーユニット(スピーカー部分)で電気信号を音に変換する過程で発生していると言えます。この歪みを大幅に低減することができれば、音質は飛躍的に向上することになります。そこで、新たに製造方法から全てを見直し、超低歪を実現した新設計のドライバーユニット「f-Core for Wireless」を完成させました。
これにより、他の音に埋もれて聴こえにくかった一音一音の細かな部分を明瞭に聴き分けることが可能になり、さらには残響音が減衰していく過程を最後まで聴きとれることで、音楽の音空間の広さまでもしっかりと感じられるようになっています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/289596/LL_img_289596_11.jpg
f-Core for Wireless
・完全ワイヤレスイヤホンの新たな定番「ZE3000」の完成
ZE3000では「f-LINK ダンピング機構」による有線イヤホンと同等の自然な音作りと、新たに開発した新設計のドライバーユニット「f-Core for Wireless」による超低歪により、これまでのワイヤレスイヤホンとは一線を画す音質を実現しています。超低歪による明瞭さと自然な音作りによって、アーティストや制作者の意図をそのまま伝えたいと考えています。
開発に長い期間がかかりましたが、完全ワイヤレスイヤホンの新たな定番として自信を持っておすすめできる製品が完成しました。
2021年12月10日(金)より、全国の販売店、及び当社直営店「final STORE」、当社WEBサイト「final公式ストア」にて予約開始、2021年12月17日(金)に発売いたします。
その他製品情報は下記をご覧ください。※歪み…信号波形が変形すること。通常は非線形な変形を意味します。全高調波歪(THD)、あるいは、全高調波歪(THD)にその他の歪を加えたTHD+Nが、オーディオ機器の性能を表す指標として用いられています。
<製品情報>
【ZE3000】
◎特長
・超低歪を実現する新設計ドライバー「f-Core for Wireless」搭載
・筐体の内部圧力を最適化する「f-LINK ダンピング機構」搭載
・高音質、低遅延のコーデックaptX(TM) Adaptiveに対応
・カスタマイズしたかのような装着感
・至上最高の装着感を実現するイヤーピース
・簡単タッチ操作が可能
・IPX4の生活防水対応
・使い心地を重視した理想的な形状の充電ケース
・2色のカラーバリエーション
・オートペアリング機能搭載
・片耳モード搭載
<ラインナップ・スペック・価格>
製品名 :ZE3000
カラー :BLACK/WHITE
通信方式 :Bluetooth(R)5.2
再生周波数帯域 :20Hz~20KHz
対応コーデック :SBC、AAC、Qualcomm(R) aptX(TM)、aptX(TM) Adaptive
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
連続音楽再生時間:最大7時間(ケース込み最大35時間)
バッテリー容量 :イヤホン片耳35mAh/ケース300mAh
付属品 :充電ケース・イヤーピース5サイズ(SS/S/M/L/LL)・
USBタイプC充電用ケーブル
◎想定販売価格
15,800円(税込)
◎発売日
2021年12月17日(金)
◎製品ページURL(より詳しい情報は下記リンクより製品ページをご覧ください)
https://final-inc.com/products/ze3000-jp
■企業概要
商号 : 株式会社final
本社 : 〒212-0057 神奈川県川崎市幸区北加瀬3-12-7
代表者 : 細尾 満
設立 : 2007年11月
資本金 : 1億円
事業内容: オーディオ機器の開発、製造、販売
URL : https://final-inc.com