新サービス「DX Plus」の利用イメージ図
新型コロナウィルスの感染拡大防止や医薬品情報提供活動に関する規制強化等の影響により、製薬企業のMRの医療機関への訪問、医師との面談は大幅に制限されています。製薬企業は、この状況を打開すべく、医薬品情報提供活動のDX化を推進しています。具体的には、医師への情報提供を行うプラットフォームの構築・拡張、医師の利用登録の推進、MRによるリモートディテーリングの開始、社内CRMシステムとの連携等の取組みを進めています。その一方で、医師の利用登録者の拡大、視聴数の拡大、リモートディテーリングによる医師の利用満足度向上、費用対効果の検証方法確立等において多くの課題に直面しており、製薬企業にとってはコストと時間がかかる取組みとなっています。
こうした課題を背景に、ケアネットは、ISOL社と、新たなプラットフォーム提供サービスを開発することで合意しました。新たなプラットフォームは、製薬企業にとって最大の課題の「医師とのエンゲージメントの実現」に特化したモデルです。具体的には、MRを介さないeディテーリングの拡大を支援し、更に、MR/MSLによるリモートディテーリングの満足度向上も支援するプラットフォームを提供します。
本サービスの主な仕様は以下の通りです。
1) 19万人を超えるケアネット会員医師とダイレクトにつなげる認証機能を通じたeディテーリング機能
2) AI&音声認識機能搭載のISOL社の「Interactive-Pro(オンライン版)」と連携することによりMR/MSLによるディテーリングをリアルタイムで支援するリモートディテーリング支援機能
3) 上記の各機能を実現するためのCMS等を含めたプラットフォームの企画・構築、等
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/282766/LL_img_282766_1.png
新サービス「DX Plus」の利用イメージ図
本サービスは、製薬企業の自社プラットフォームに依らず、簡便に構築できて、自社システムとの連携も可能となることから「DX Plus」と名付けました。
本サービスは、DX化の推進をこれから本格的に取組む予定の企業にとってはもちろんのこと、既に自社プラットフォームを軸にDX化を推進している企業にとっても、新製品サイトや戦略領域サイトへの活用が可能であり、幅広いニーズへの対応を見込んでいます。本サービスの営業及び運営はケアネットが担います。2022年早々にサービスのリリースを予定しています。
ケアネットは、19万人を超える医師会員を有する医療情報専門サイトCareNet.comの運営を通じ、医師会員管理の方法、医師向けコンテンツの制作、オンラインにおける医師への効果的な情報提供等の経験を有しています。ISOL社は、自社で保有している複数のAIや音声認識技術の特許をもとに研究開発型企業として先進のソリューション「Interactive-Pro」(SaaS 型サービス)を提供しています。「Interactive-Pro」は、10万ページを超える営業資料を一括で管理し、医師会員への告知からWeb会議、リアル面談までを行えるプラットフォームです。また、「Interactive-Pro」はAIと音声認識を活用し、リアルデータでPDCAサイクルを高速で回すプラットフォームとして活用されています。
ケアネットとISOL社は、お互いの能力を合わせることにより、DX化の推進に悩んでいる製薬企業に対し、新たな価値を提供できると判断し、業務提携することとしました。両社は、DX Plus以外のサービスの開発も検討中です。
■ケアネットについて
名称 : 株式会社ケアネット
代表者 : 代表取締役社長 藤井 勝博
所在地 : 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
設立 : 1996年7月
資本金 : 6億2,700万円
主な事業内容: 製薬企業向けの医薬営業支援サービス、
医師・医療者向けの医療コンテンツサービス など
CareNet.com : https://www.carenet.com/
■ISOL社について
名称 :株式会社インタラクティブソリューションズ
代表者 :代表取締役 関根 潔
所在地 :東京都千代田区平河町1-4-12 平河町センタービル5階
設立 :2010年5月
資本金 :1億円
主な事業内容:企業向けクラウドソリューション提供、
高度暗号化ソリューション、
デジタルコンテンツマネージメントソリューション など