Prioritizing People Model(C)
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Prioritizing People Model(C)
2021年版の指標では、世界各地でリーダーシップチームのパフォーマンスが向上したと認識されており、有能なリーダーは同僚に対して共感を示し、新型コロナウイルス感染拡大前よりも厳密な整合性を重視していないと見られています。今回の調査では、自分の組織は十分にレジリエンスがあると感じているビジネスリーダーが33%と、2019年の28%から上昇しました。また、新型コロナウイルス・パンデミックの期間中、文化、コミュニティ、連携などの人的要因に係るパフォーマンスが向上しました。
本レポートでは、新型コロナウイルス感染拡大収束後にレジリエンスを再構築するためには、従業員のウェルビーイング(幸福度)の向上に重点を置くことが重要であると結論づけています。ビジネスリーダーのうち47%が、ウェルビーイングの向上が不可欠であると考えており、リモートワークによるメリットに期待する39%を大きく上回っています。また、将来を見据えた果敢な経営判断に対する評価から、従業員から得られたリーダーシップへの信頼が、ハイブリッド/リモートワークへの移行で従業員が同僚から孤立してしまうことで、損なわれる可能性があると警告しています。
本レポートの結果は、新しいベストプラクティスのアプローチであるBSIのPrioritizing People Model(C)の発表に活用されました。このモデルは、個人の自己実現であるウェルビーイング(幸福度)と組織レジリエンスを高めるための適切な条件となる、信頼の文化を創造するためのベストプラクティスがどのようなものであるかを示しています。このモデルは、組織が人材を優先するための道のりをサポートする規格への道しるべとなっています。その中には、職場における精神的健康管理と改善に関する実践的なガイダンスを提供する世界初の国際規格である、ISO 45003「労働安全衛生マネジメントー職場での精神的健康管理に関する実践的なガイダンス」が含まれています。
レジリエンスの高い組織のリーダーは、従業員を大切にするため迅速に対応し、従業員の長期的な心身の健康を視野に入れて行動していると考えられます。
■BSIの健康・安全・ウェルビーイング(幸福度)部門グローバルヘッドKate Fieldのコメント
「今回の新型コロナウイルス感染拡大下では、ビジネスリーダーは従業員に対し有事のリーダーシップを発揮しましたが、今こそ、長期的なレジリエンスのために、この信頼を定着させる機会をつかむべきです。成功したリーダーは、上下関係を排除し、従業員に直接働きかけて信頼の文化を浸透させ、断固とした行動をとることで、組織全体に明確な連帯感をもたらしました。」
「安定化から再構築への移行に伴い、リーダーが従業員との関係を失う危険性があります。リモートワークでは、マネージャーの自宅を直接見ることができ、子供やペット、自分の好みのインテリアを持つ個人として理解することができます。フルタイムで職場に戻る、またはハイブリッドモデルを採用するリーダーは、ロックダウン中に実現した意思決定の可視化や従業員のエンゲージメントを維持するために、リーダーシップスタイルを適応させることを検討すべきです。」
BSIのPrioritizing People Model(C)は、マズローの欲求段階説1から「欲求」のフレームワークを採用したもので、組織が、ウェルフェアや心身の健康と安全、多様性と包摂性、キャリア開発、イノベーションなどの側面を取り入れた人間中心のアプローチを示すことができるだけでなく、組織レジリエンスの向上を頂点とする組織の成果を示すフレームワークとなっています。BSIのベストプラクティスモデルを採用することで、従業員やその他のステークホルダー、シェアホルダーに対して、持続可能な健康・安全・ウェルビーイング(幸福度)が組織の最優先事項であることを示すことができます。さらに、これらの分野でベストプラクティスを採用することは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを示す効果的な方法でもあります。
BSIのPrioritizing People(人を優先すること)のホワイトペーパーは以下のサイトでご覧いただけます: https://www.bsigroup.com/ja-JP/industries-and-sectors/health-and-safety/prioritizing-people-whitepaper/
■BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパン株式会社
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、1901年の設立以来、世界初の国家規格協会として、また、ISOの設立メンバーとして活動する規格策定のプロフェッショナルです。現在、193カ国で84,000組織以上のお客様の活動に貢献しています。BSIが開発した多くのBS規格(英国国家規格)は、ISO 9001(品質マネジメントシステム)、ISO 14001(環境マネジメントシステム)、ISO/IEC 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)などISO規格の原案として採用されており、その実績は世界随一を誇ります。
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム・医療機器の認証サービスとトレーニングコースの提供をメインとし、規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。マネジメントシステムの認証サービスに関しては、国内に約60社ある認証機関の中で、最も多くの規格の認証サービスを提供している認証機関の一つであり、数多くの規格の認証件数において国内No.1の実績を誇る、業界をリードする認証機関です。
参照URL: http://www.bsigroup.com/ja-JP/