PROJECT LIME
アーバンファーミングでライム自社栽培(1)
アーバンファーミングでライム自社栽培(2)
ライムの需要と供給を繋ぐ
公式サイト: https://corona-extra.jp/projectlime/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/256410/LL_img_256410_1.jpg
PROJECT LIME
コロナにとって、「ライム」は欠かせない存在。ボトルに挿したライムを落とし、ライムのフレッシュな果汁とビールが合流して、初めて「コロナビール」が完成します。さらに最高なコロナビールを突き詰めると、新鮮で香り高く、果汁量も多いと言われる「国産ライム」に辿り着きました。しかし国産ライムは生産量が少なく、なかなか手に入らない現状があり、私たちは2つのことに着目しました。
(1) アーバンファーミング
いま世界で主流のアーバンファーミング。ビルの屋上など、都市部の遊休地を活用し農を普及させていく取り組みは、既存流通によるフードロスや、持続可能な社会実現のために計画される屋上緑化に対しても有効です。世界の大都市に比べて東京は遅れをとっていますが、東京23区内のビルの屋上には東京ドーム1,900個分の農業用地ポテンシャルがあり、その全てをファーム化した場合、50万食分の野菜を栽培することが可能です。コロナが自社でライム作りに着手し、企業として都市型農業に取り組むことで、推進力になるのではと考えます。
(2) 国内農家の需要と供給
現在、日本全体のライム輸入量約2,000トン(※1)に対し、国産ライムの生産量は約3.5トン(※2)。農家にとってもほかの柑橘類より出荷単価が高いライムですが、国内生産が拡がってこなかったのには、「需要が見えづらい」という大きな課題があったのではと想定しています。対して、コロナビールとともに使われるライムの消費ポテンシャルは推定100トン(※3)。この現状に対して私たちは、コロナのライム需要と国内柑橘農家の供給をつなぐことで、国産ライムの市場を広げていくことができるのではと考えました。
そこで、コロナが国産ライムの可能性に挑戦する「プロジェクトライム」に取り組みます。
■コロナの「プロジェクトライム」
・アーバンファーミングでライム自社栽培
食と農の民主化を目指すスタートアップ・PLANTIOが提供する都市型農園施設とタッグを組んで、渋谷区の屋上遊休地を活用してコロナビールのための国産ライムを栽培します。今回のタッグは、サステナブルな食と農のあり方を提案するPLANTIOの考え方に、コロナが賛同したことにより実現しました。畑は5月1日(土)から稼働予定です。PLANTIOの農園はコミュニティ機能も有しており、ユーザーが共同管理する“シェア型”であることが特徴の一つ。コロナが栽培を開始するライムファームも、今後PLANTIOユーザーと一緒に育てていくことを視野に入れています。
・ライムの需要と供給をつなぐ
コロナが持つライム需要と国内農家のライム供給をつなぐ役割を担うチャレンジ。国内柑橘農家と提携し、一定規格を満たすライムをコロナビールを愛してくれる人たちに提供していきます。今年は試験的に国産ライム栽培の先駆者的存在である和歌山県の柑橘農家、「観音山フルーツガーデン」から採れたてのフレッシュライムを買い取り、一部店舗で提供。時期はライム収穫時期となる9月以降を予定しています。
今年一年は実験的に取り組みを行ってまいりますが、本取り組みが国産ライム市場に価値提供できると判断できた際には、今後は自治体や農業関連団体との連携、希望農家からの参加募集、オリジナルメニューの開発などを検討しています。
私たちは「プロジェクトライム」を通じて、フレッシュなライムと共に味わう「最高のコロナビール」を皆さんに体験してもらいたいと考えています。また、ブランドメッセージに“THIS IS LIVING”を掲げ、仲間と外で過ごす豊かな時間を提唱するコロナは、アーバンファーミングや家庭用プランターにおける農体験が、自然とともに生きていく暮らしのヒントになることを望んでいます。
※1:財務省 貿易統計 / 東京税関「ライムの輸入」より
※2:農林水産省 平成30年産特産果樹生産動態等調査より
※3:業務用・家庭用のコロナビール販売量合計から算出
■コロナとライムの関係性
コロナにとってライムは、パートナーとも呼べるほど重要な存在。ライムなしで「コロナビール」は完成しません。
メキシコには、ビールとライムジュースを組み合わせた「ミチェラーダ」という伝統的なビアカクテルがありますが、ライムのフレッシュな果汁は、メキシコ生まれのコロナビールの味を引き立たせてくれます。ライムが持つ香り、爽快感、フルーティーな酸味と少しの苦味。これら全てを含めて、コロナビールらしさになります。「コロナビールを飲む」体験の中で、ライムを入れるプロセスは一種の儀式であるとさえ言えます。
■プロジェクトインタビュー
国産ライムの需要と供給をつなぐ役割に向けたチャレンジとして、今年は和歌山県の柑橘農家「観音山フルーツガーデン」からライムを買い取り、一部店舗で提供予定です。今回の取り組みについて、実験的な取り組みのスタートにご協力いただく「観音山フルーツガーデン」代表・児玉芳典さんにコメントをいただきました。
<観音山フルーツガーデン・代表 児玉芳典さん>
国産ライムについては、私も課題が多いと感じていました。安全安心の観点でも国産を強くおすすめしたいですし、国産の自給率も高めていきたいところです。ライムを栽培すること自体はそんなに難しくなく、柑橘類でいうとモノによって味の変動が大きいみかんよりも、ある程度味が統一されるレモンやライムは本来、農家にとっても作りやすい柑橘果実です。
市場が広がらない一番の要因は、やはり需要と供給がうまくマッチングできていないことだと考えています。一定量の輸入があるからには安定需要があるはずですが、相対的に見てマイナーな品種は既存の大口な流通ルートだと買い取ってもらえないのが現状です。個人で小売店舗に売りに行くなどできれば話は別ですが、そこにエネルギーを割ける農家もそうそういません。小さな市場に出荷したとしても、個人で大量消費するような果物でもないのでなかなか売れず、結局畑を広げるに至らないのが現状の国内ライム栽培です。国産レモンは最近ブランド化されてきて少しずつ需要が見えてきていますが、ライムはまだまだ。
実際に、うち以外のライムを栽培している農家さんからも、売り先に困っている、という問い合わせもあります。
ライムを必要としている店舗やお客様に対して定期的に仕入れていただけるルートがあれば、農家も安心して栽培することができます。ですので、今回の取り組みをきっかけにライム流通の入り口を広げていけるのであれば、本当にありがたいと思っています。
■PLANTIOとのタッグ
コロナビールの挑戦「プロジェクトライム」は、家庭へのプラント提供、屋上農園での栽培、農家とのリレーションなど、PLANTIOの協力があって実現しています。今回の取り組みについて、PLANTIO CEO・芹澤 孝悦さんからもコメントをいただきました。
<PLANTIO CEO・芹澤 孝悦さん>
海外ではもはやスタンダードと言っていい程にライフスタイルに浸透して来た“アーバンファーミング(都市農)”。従来の環境負荷の高い中央集権的な農業のみに依存するのではなく、民が主役の地産地消の活動を通じ、流通に伴うフードロス問題の解決や遊休地の有効活用を進めていければと考えています。PLANTIOとコロナのタッグが、東京でのアーバンファーミング推進の一助になれば幸いです。また、私たちはコロナさんの「THIS IS LIVING」というメッセージや、自然を愛すという想いにも共感しています。真の“食と農”の尊さを知るアクティビティを通じて、自然に触れながら人とコミュニケーションすることで生まれるハートのムーブをぜひ、体験して頂きたいと思います。
■Corona Extraより
Corona Extra ブランドマネージャー・Christopher Johns
今回の国産ライムに関する取り組みは、ブランド全体としても、とても大きな一歩になります。私たちはコロナビールの味と、コロナビールを飲む体験そのものを、より良いものにしていきたいという想いが強くあります。その体験を最大化するためにはコロナビールのアイデンティティの1つでもあるライムに注目することにたどり着きました。このたび、そうした私たちのニーズと社会課題を組み合わせることで、国産ライムを鍵とする「プロジェクトライム」が誕生しました。この取り組みを成功させて、来年以降のさらに大きな挑戦に繋げていきたいと考えています。
また、農業を通じて人や食と関わっていくことは、コロナのブランドメッセージ“THIS IS LIVING”で伝えている「人生の本質的な豊かさ」にも通じる部分があります。地球と、自然とともに生きていく暮らしのきっかけ作りになればと考えています。
“THIS IS LIVING”
コロナが掲げる「THIS IS LIVING」は、人生における本質的な豊かさや歓び、価値観の大切さを示唆するブランドメッセージです。人々が人生の95%を室内で過ごしているという現代において、コロナは自然を愛し、日常の喧騒から離れ、仲間と一緒に掛け替えのない時間を作り出すきっかけを提供します。
・コロナ エキストラ 公式サイト: https://corona-extra.jp/
・Twitterアカウント : @CoronaExtraJPN https://twitter.com/CoronaExtraJPN