(公財)日本環境協会(住所:東京都千代田区、理事長:森嶌 昭夫)が運営するエコマークは、容器包装を対象とするエコマーク商品類型No.140認定基準について、認定対象を拡大する基準改定案を9月1日付で公開(2020年11月1日改定予定)しますので、お知らせいたします。
No.140 「飲食料品、化粧品、家庭用品などの容器包装Version1.13」 基準について
海洋プラスチックごみ汚染が世界中で深刻な問題となっている中、日本では家庭ごみの約6割が容器・包装廃棄物であり、プラスチック製容器包装が約4割を占めています。2019年5月には「プラスチック資源循環戦略」が日本政府から公表されるなど、各国でワンウェイの容器包装の環境対応は喫緊の課題となっています。
エコマークでは、1990年から環境に配慮された容器包装を認定する基準を策定してきましたが、昨今の技術動向や2020年2月に公表した「エコマーク プラスチックの資源循環に関する基本方針」 をもとに、社会全体で使用される容器包装の環境負荷が低減されることを目的として、認定基準の対象を拡大する基準改定案を公開し、意見募集を行うものです。また、容器包装の環境対応や関連するエコマーク認定基準を紹介するオンラインセミナーを開催します。
① 基準改定案のポイント
・「付け替え容器」、「プラスチックを使用した多重容器包装」、「容器包装用プラスチック製資材」を新たな認定対象に追加
・ボトルの軽量化や再生PET/植物由来PETの使用、キャップ・ラベルの環境対応などをPETボトルを総合的に評価する方式を導入
・容器包装のリデュースを最重点課題とし、そのうえで環境配慮型素材(再生材料/植物由来)の使用を評価
・適正包装になるように、環境配慮設計(易分解性やモノマテリアル化など)を求める項目の追加
など
基準改定案や意見の提出方法: https://www.ecomark.jp/info/release/PR20-06.html
② エコマーク・オンラインセミナー『容器包装の環境対応とエコマーク認定基準』
日時: 2020年9月30日(水) 14:00 ~15:30
システム: Zoomビデオウェビナー
定員:100名(事前登録制・参加費無料)
セミナーの申込等: https://www.ecomark.jp/info/event/2009seminar.html
画像 : https://newscast.jp/attachments/4rzezFN6qBuLnutJ9Y0L.jpg
<エコマークについて>
国際標準化機構の規格ISO14024「タイプⅠ環境ラベル制度」に基づく認定制度です。
1989年に創設され(公財)日本環境協会が運営しています。環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められる商品やサービスにつけられ、消費者が暮らしと環境の関係を考え、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としています。
エコマーク事務局ホームページでは、最新情報を随時アップしています。https://www.ecomark.jp/
<本件に関するお問い合わせ>
公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局 基準・認証課
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル5階
TEL:03-5829-6284 FAX:03-5829-6281 E-mail: info@ecomark.jp