CGX 3.1
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CGX 3.1
商用Embedded Linux製品およびサービスで市場をリードするモンタビスタは、Yoctoプロジェクトによる3.1 LTSバージョンをベースとした同社のキャリアグレードLinuxの最新バージョン, Carrier Grade eXpress(CGX) 3.1を市場投入します。この最新バージョンはLinuxカーネルの5.4 LTSを標準で10年間サポートし、更にオプションによる延長も可能としています。モンタビスタでは、コミュニティにおけるOpenCGXプロジェクトを通じ、またYoctoプロジェクトの開発モデルに準じて開発を続けて参ります。
CGX 3.1はLinuxカーネル 5.4 LTS、Yocto 3.1 LTS ビルドシステム、ユーザースペース アプリケーション、および以下のフィーチャーをサポートして出荷予定です。
■アドバンスト セキュリティ
お客様の市場導入済製品からの移行に伴う影響を抑えるためのTrusted BootおよびIntegrity Management ソリューション
■キャリアグレード保守性
返品率を低減しソフトウェア品質を向上させる、フィールドバッギング、ロギング・トレーシングソリューション
■Linux リアルタイム性能サポート
製造装置制御やアドバンスド データ プロセッシングといった応答時間に依存するアプリケーション向けの低遅延処理(Hard Real-time)サポート
更にCGX 3.1では、CI/CD機能(Continuous Integration / Continuous Deployment)のサポートを改善しました。このディストリビューションでは、開発段階の異なるステージにおけるソフトウェア生成物に多層的にアクセスする構造を取ります。これによりお客様は、開発サイクルのより早い段階からテスト工程を設定でき、不具合の発見と修正のタイミングを早めることができるため、より高品質でタイムリーなソフトウェア開発を実現します。またモンタビスタではお客様固有のBSP開発にあたり、CGXディストリビューション向けテストハーネスの利用や、自社の専門知識を高品質製品の開発に活用いただく「共同開発サービス」もご用意しています。
モンタビスタのCGX 3.1プラットフォームは、2020年10月30日の出荷を予定しています。最初のターゲットとなるセットでは、x86およびARMベースのアーキテクチャーで最新のSoCと、アプリケーション開発にQEMU仮想化モデルとEarly Prototypingを含んだものとなる予定です。
■新製品および出荷開始予定日
製品名 :Carrier Grade eXpress(CGX) 3.1 - x86版
出荷開始予定日:2020年10月30日
製品名 :Carrier Grade eXpress(CGX) 3.1 - ARM版
出荷開始予定日:2020年11月30日
以下はオプション製品
・IoTプロファイル(IoT向けデバイス間通信機能)
・Virtualization プロファイル(コンテナ、Docker、およびKVM)
・Dataplane プロファイル(Fast path with ODP、DPDK、およびOVS)
・Graphics プロファイル(画像表示が必要な機器用)
■米国MontaVista Software LLC社について
MontaVista Software LLC社は、20年以上にわたって商用品質のLinuxと卓越した技術サポートを提供し続ける組込Linuxのリーダーです。コンシューマ機器・通信インフラ・家庭やオフィスの機器に至るまで、幅広い分野で数多くの組込製品に採用されています。
お客様はモンタビスタの開発プラットフォームを利用することにより、早期の開発着手、開発期間の短縮、高い品質の製品機能提供、トータル・コストの削減といったメリットを得られます。
詳しくは https://mvista.com/jp/ をご覧ください。
MontaVistaは、MontaVista Software LLC社の登録商標です。
ARMは、ARM Ltdまたはその関連会社の商標または登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。