実施した際の様子
実施した際の様子(2)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/223812/LL_img_223812_1.png
実施した際の様子
■「その場でIPPO」企画の背景
今年度は周知のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、渡航を伴う海外プログラムの実施が困難となってしまいました。しかし、海外での文化体験や同世代である大学生との交流は多くの学びを得る機会であり、参加した学生を大きく成長させ、多様な価値観を学ぶ貴重な機会でもあります。そのため、新たな形での国際交流を模索するチャンスと位置づけ、今回は遠隔会議システム「Zoom」を活用した4日間のプログラム「その場でIPPO」を企画しました。
今回の「その場でIPPO」は、ベトナムのハノイにある、ハノイ国家大学との国際交流プログラムです。グローバルな視野と多様な価値観を尊重する姿勢、コミュニケーション能力、考える力の4点を養成することを目的としています。世界で起こっている課題に対して“自分事”と捉えてIPPOを踏み出せるように、プログラムテーマをSDGs(Sustainable Development Goals)といたしました。
■実施内容
プログラムでは、ハノイ国家大学の学生と本学の学生で混成グループを構成し、SDGsをテーマにグループディスカッションやプレゼンテーションを行いました。お互いの国の状況や文化、習慣、価値を共有し、異なることを理解し合います。そして、テーマであるSDGsの考え方と方向性を理解し、それぞれの国でどのような活動を行うことができるのか、明日から始められる活動は何か、そして人として地球全体を考えた行動はどのようなものがあるのかを考えました。
<スケジュール>
8/26(水) 12:00~ ベトナムを学ぶワークショップ
15:30~ 合同セッション「SDGsってなんだろう」、グループワーク
8/29(土) 10:40~ プレゼンテーションワーク「日本のSDGs」
8/31(月) 15:30~ 両国よりプレゼンテーション「自分の国のSDGs」、
課題解決グループワーク(1)
9/1 (火) 15:30~ 課題解決グループワーク(2)、講評
■プログラムリーダー 萩原 豪(商学部経営学科准教授 環境教育・ESD専門)のコメント
「今回の国際交流プログラムをとおして、身近なモノやコトがSDGsとつながっていることを体験してほしい。一つの事柄が他の地域や国ともつながっていることを実感してもらいたい。つながりが意識できるようになると、自分が〈持続可能な社会〉をつくり、そこで暮らす当事者であるという意識が芽生える。この意識は社会に出ても、どこに行っても必ず生きてくる。様々な価値観に触れ、世界を広く見られる学生に育ってもらいたい。」
■参加した学生からのコメント
<ハノイ国家大学生>
「交流ができてとてもうれしかった。色々なことが勉強になりました。日本とベトナムのSDGsがどう違うかが分かりました。ペットボトルゴミの削減やフードロスへの対策も共有でき、日常生活でも取り組むことができると思いました。」
<高崎商科大学生>
「同年代の外国の人との触れ合いは初めてで、とても緊張しました。しかし、ベトナムの学生の人たちは積極的で交流が楽しかったです。SDGsについて学んで、日本とベトナムの現状や対策を知ることができ、とてもいい経験になりました。私たちも今日からできることを、行動に起こしていきたいと思います。」
■高崎商科大学について
2001年開学。群馬県高崎市にキャンパスを置く、ビジネス系の大学。実学教育に重きをおいた教育活動を行っており、企業連携プロジェクト「3.5本の矢プロジェクト」や海外事業「IPPOプロジェクト」を積極的に推進している。
会計学科では公認会計士に現役合格するなどの実績もある。