ロゴ
京都研究所
事業化レベルでの革新的な高度精製法を福岡県リサイクル総合研究事業化センター( https://www.recycle-ken.or.jp/ )と福岡県醤油醸造協同組合と令和2年度から3年間の実証研究プロジェクトを開始しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/222997/LL_img_222997_1.png
ロゴ
■食料廃棄物と「植物由来ヒト型セラミドの実用化」について
世界の食料ロスと食料廃棄物について、人の消費の為に生産された食料の3分の1が世界中で失われ廃棄されています。その量は年間約13億トンにもなります。日本国内では、年間357万トンにもおよび、食料廃棄物発生量全体に占める可食部の割合は18%となっています。これまで全国で発生する食品残渣は、一部家畜の飼料として利用されておりますが、その利用は限定地域のみ利用され、その処理方法が大きな問題でもありました。福岡県ではこれまで、九州地域での酪農が盛んな為、飼料として利用されてまいりました。
しかし、世界的に食糧不足が叫ばれる中、食品廃棄物は単なる飼料ではなく高機能成分の原料(化粧品・健康食品原料)に利用され、精製後の廃棄物は機能物質と付加価値のついた飼料や植物工場用の有機液肥として利用が見込まれます。「植物由来ヒト型セラミドの実用化」を目的に令和2年から福岡県リサイクル総合研究事業化センターによって採択されプロジェクトがスタートしました。
■「植物由来ヒト型セラミド」について
糖セラミドから得られた天然ヒト型セラミドは、多様な分子種を有し極長鎖セラミドを多く含み、多価ヒドロキシ型のこれまでにない3つの優位性を持った天然ヒト型セラミドとなりました。
セラミドは「量より質」へ天然ヒト型セラミドにより肌本来の機能を取り戻す構造多機能性に富み、バリア機能の高い高分子(長鎖)型多く含むセラミドとなりました。また、最新の研究では、脳や各臓器に大きな役割を果たしていること、セラミドはシグナル伝達物質と言われ、その役割は多岐にわたることが報告されています。
■今後の展開
今後の展開では、各都道府県で発生している地域特有の廃棄物などからご当地セラミドなどの受託生産を受け、全国の廃棄物量低減に貢献していくと株式会社ジェヌインR&Dの宮鍋社長は抱負を語りました。