住まい選びの変化

不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:尾暮 敏範)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年7月」を発表しました。

「コロナ禍の影響で居住地の多様性が実現するのか?」および「2020年5月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」および「2020年5月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。

詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年7月」
https://go.tas-japan.com/l/592651/2020-07-20/2jff77


■レポートの概要
(1) コロナ禍の影響で居住地の多様性が実現するのか?
コロナ禍で多くの企業がテレワークを導入しました。このため住居選択基準に変化の兆しが表れていますが、現状の住まい方の変化は「これまでの通勤時間をほとんど変えない範囲で、部屋数の多い間取りの住居や戸建てに移動する」にとどまっています。これは、今後会社への頻繁な通勤が復活する可能性が排除できないことが要因です。
新型コロナウイルス第2波や水害、地震等の自然災害発生時に事業が継続できるように、今後BCP(事業継続計画)を策定する企業が増加すると考えられます。企業の方針が明確になって初めて、就業者の今後の働き方が明確になります。さらに、企業がテレワーク継続の方針を決定したとしても、持家に居住する層は、景気が安定して不動産流通市場が回復するまでは、持家の処分が困難なため簡単に新生活に移行できません。
また、これまでの日本企業の在り方を考慮すると、自然災害などに対するリスク分散はテレワークを主体としたものではなく、本社機能の分散となる可能性が高いのではないかと考えられます。その場合は、これまでの都心オフィスへの通勤利便性から、分散化されたそれぞれのオフィスへの通勤利便性へと住居選択が変化すると考えられます。現状すでにタスク型で勤務可能な業務については、テレワーク化が進むと考えられますので、これらの業務に携わっている人の住まい選びは多様性が広がると考えられます。しかしながら、時々出社する必要がある場合は、通勤利便性を考慮して居住地が選択されることになるでしょう。したがって新幹線で1時間~2時間で出社できる範囲を目途に居住地が選択されるのではないかと思われます。
以上から、居住地の多様性は生じるが限定的なものにとどまる、と考えられます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/220151/LL_img_220151_1.jpg
住まい選びの変化

(2) 2020年5月期1都3県賃貸住宅指標
東京23区を除く全地域でアパート系空室率TVIが悪化しました。緊急事態宣言下で首都圏への人口流入が大きく減少したことが要因と考えられます。特にテレワークや遠隔授業が行われていることから、入社や大学入学に伴う需要が止まったことが影響していると考えられます。

[東京都]
全域 23区 市部
空室率TVI(ポイント):13.45 13.54 13.12
募集期間(ヶ月) :2.82 2.80 3.04
更新確率(%) :40.23 40.85 35.91
中途解約確率(%) :39.76 38.03 44.45

[神奈川県]
空室率TVI(ポイント):17.08
募集期間(ヶ月) :3.33
更新確率(%) :34.42
中途解約確率(%) :51.23

[埼玉県]
空室率TVI(ポイント):15.78
募集期間(ヶ月) :3.57
更新確率(%) :39.51
中途解約確率(%) :45.26

[千葉県]
空室率TVI(ポイント):15.87
募集期間(ヶ月) :6.25
更新確率(%) :44.28
中途解約確率(%) :45.07

分析:株式会社タス


(3) 2020年5月期関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
関西圏においても京都府や兵庫県でアパート系空室率TVIが悪化しています。一方でリーマンショック時に雇止めの影響で空室率が悪化した愛知県は、現状では空室率の悪化がほとんどないことから、国の経済対策が功を奏している可能性があります。

[大阪府]
空室率TVI(ポイント):9.19
募集期間(ヶ月) :5.16
更新確率(%) :37.81
中途解約確率(%) :47.54

[京都府]
空室率TVI(ポイント):12.79
募集期間(ヶ月) :4.90
更新確率(%) :35.54
中途解約確率(%) :49.61

[兵庫県]
空室率TVI(ポイント):12.55
募集期間(ヶ月) :6.14
更新確率(%) :49.07
中途解約確率(%) :38.83

[愛知県]
空室率TVI(ポイント):15.12
募集期間(ヶ月) :6.14
更新確率(%) :42.35
中途解約確率(%) :45.75

[静岡県]
空室率TVI(ポイント):23.64
募集期間(ヶ月) :8.63
更新確率(%) :47.39
中途解約確率(%) :39.46

[福岡県]
空室率TVI(ポイント):10.23
募集期間(ヶ月) :5.14
更新確率(%) :49.17
中途解約確率(%) :37.66

分析:株式会社タス

詳細はPDFファイルをご参照ください。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年7月」
https://go.tas-japan.com/l/592651/2020-07-20/2jff77

過去のレポートについてはこちらをご覧ください。
https://corporate.tas-japan.com/news/report


■株式会社タスについて
株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。

会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : https://corporate.tas-japan.com/

情報提供元:@Press
記事名:「コロナ禍による居住地選択の変化に関するレポートを発表~賃貸住宅市場レポート首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年7月~