アーキテクチャ図
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/212837/LL_img_212837_1.png
アーキテクチャ図
近年、組込み機器の分野で、ネットワーク接続機能、高精細なGUI、音声/画像認識などを実現するためにAIを活用したエッジコンピューティングへの対応が加速しています。組込みシステムにAIを実装するためには、より大きなサイズのコードを格納する不揮発性メモリが必要とされます。これに伴い、小型の組込み機器や内臓メモリのみで使用する組込み機器で一般的に使用されてきたSPI NOR※2では対応が難しい、十分なメモリ容量の確保やパフォーマンスの向上に対する要求が高まり、徐々に組込み機器でのSPI NANDの採用が増えつつあります。一方で、SPI NANDでは、メモリへのアクセス中に電源断が発生すると、NAND型フラッシュメモリの状態が不安定になりやすく、さまざまな問題が発生します。
このたび、Datalight社が開発した「Reliance EdgeNAND(TM)」は、瞬断などによる突然の電源断が発生した場合でも、ファイルデータとディレクトリ情報を100%保護する“信頼性”を備えた電源断対応・トランザクション方式の独自ファイルシステムです。顧客企業は、Reliance EdgeNAND(TM)を利用することで、予期しない電源断によるデータ破損に起因する機器の故障やデータの消滅などを防げます。SPI NAND専用とする事によって小フットプリントを実現するとともに、ウェアレベリング、不良ブロック管理、データリフレッシュなど、SPI NAND特有の機能をサポートしています。また、主要なチップメーカーのSPI NANDに対応しています。
■「Reliance EdgeNAND」の概要
名称 : Reliance EdgeNAND(TM)
販売開始日 : 2020年5月19日(火)
製品ページURL: https://www.ubiquitous-ai.com/products/relianceedgenand/
※価格等の詳細については、お問い合わせください。
<「Reliance EdgeNAND(TM)」の主な特長>
・電源断対応(トランザクション方式)
独自トランザクション方式で実装しているため、突然の電源断やクラッシュが発生した場合でもデータを100%保護します。
・小フットプリント
少ないリソース向けにRAM/ROMサイズの変更が可能です。(最小構成:RAM 7.2KB, ROM 34.4KB)
・SPI NAND機能対応
SPI NANDを管理するために必要な、ウェアレベリング、不良ブロック管理、データリフレッシュ機能に対応しており、さまざまなチップベンダーのSPI NANDで使用が可能です。SPI/Quad SPIに対応しています。
<提供内容>
・ソースコード提供(FreeRTOSに移植したサンプルソース付随)
<お見積もり・お問い合わせ窓口>
sales@ubiquitous-ai.com
※1、※2 SPI NAND / SPI NOR:
SPI(Serial Peripheral Interface)は、データを1bitずつ転送する(シリアル転送)型フラッシュです。SPI NANDは、SPIインタフェースを備えたNAND型フラッシュメモリで、NOR型より大容量となります。SPI NORは、これまで組込み機器などで一般的に利用されてきたSPIインタフェースを備えたNOR型フラッシュメモリです。
■株式会社ユビキタスAIコーポレーション(証券コード:3858)について
ユビキタスAIコーポレーションは、組込み機器向けを中心としたソフトウェアの開発・ライセンス、および海外製ソフトウェアの輸入販売を行う企業です。ユビキタス社会に必要とされる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、各種テストツールなど、多数のソフトウェアとサービスを提供しています。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F
URL : https://www.ubiquitous-ai.com/
■投資家の皆様へ
本ニュースリリースは、ユビキタスAIコーポレーションの定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。
■本製品に関するお問い合わせ先
株式会社ユビキタスAIコーポレーション ミドルウェア第2事業部
担当 : 後藤
E-Mail: sales@ubiquitous-ai.com
※ 本ニュースリリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
※ 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。