骨の健康が免疫力アップにつながるって知っていますか?
今、外出自粛が続く中で、家でできる健康法が注目を集めています。
とはいえ、家の中では走ったり飛んだりはできないですし、筋トレやストレッチもなかなか続かないという人も多いはず。
そんな人たちにオススメなのが、座ってテレビを見ながらでも、なんなら横になっていてもできる「骨たたき」です!
骨ホルモンが免疫細胞を増やす!
近年の研究で「若返りホルモン」として大注目されているのが、骨の細胞から分泌されるホルモン(ここでは骨ホルモンと呼びます)。2018年1月にはNHKスペシャルでも特集されたほどです。
骨には、骨を作る働きをする「骨芽細胞」という細胞があり、そこから何種類かの骨ホルモンが分泌されています。
その中の一つ「オステオポンチン」が、実は免疫細胞の量をコントロールしていることが明らかになってきました。
ある研究によれば、オステオポンチンを加えたマウスで実験を行った結果、5ヶ月後には、加えていないマウスに比べてなんと免疫細胞が倍近くにまで増えていたといいます。
また、骨粗しょう症患者には免疫異常があるという仮説があったり、骨免疫学という研究分野も誕生するなど、骨と免疫には密接な関係があることが徐々に知られるようになってきているのです。
新型コロナウイルスのように、特効薬のないウイルスと戦うためには、自らの免疫力を高めることが重要になります。
骨への刺激で骨ホルモンが分泌される
骨ホルモンを分泌する「骨芽細胞」は、骨に刺激を加えることによって活発にはたらきます。
走ったり飛んだりするバスケットボールやバレーボールの選手が骨密度が高かったり、水泳の選手が実は骨密度がそれほど高くなかったりするのは、骨への刺激が骨芽細胞にいい影響を与えている一つの証左といえるでしょう。
ですから骨を刺激して骨芽細胞をはたらかせることで、骨を強くすることはもちろん、「オステオポンチン」を分泌して免疫力をアップさせることもできる、といえるわけです。
骨への刺激はとっても簡単です。基本的にはとにかく骨をたたくだけ。
なるべく大きな骨を、縦方向にたたくほうが効率はいいのですが、極端にいえば、どこでもいいからたたくことに意味があります。
おすすめなのは椅子に座った状態で膝を上からたたく「膝コツコツ」。
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もちろん、しっかりと栄養をとって生活習慣を整えるのが大前提ですが、骨をちょこちょこたたくだけで免疫力が上がるなら、やらない手はありません。
テレビを見ながらでも本を読みながらでも、ぜひやってみてください!
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