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ZETA通信を利用した熱中症予防キットの販売を開始 ~ワンストップIoTソリューション“ZETA App Kit”をシリーズ化~



図 ZETA App Kit - HeatStroke(熱中症予防キット)


図 ZETA Moteによるメッシュアクセスを利用した、熱中症予防のエリアサービス(イメージ)


キットの構成


ZETA APP Kit - H 発売開始

株式会社テクサー(本社:東京都港区、代表取締役CEO:朱 強、以下:テクサー)は、2020年4月よりZETA通信を利用した熱中症予防キットの販売を開始いたします。





■ZETA App Kit開発の背景

IoT及びLPWAの導入検討において、ユーザーはセンシングによって得られたデータを簡単に可視化・利用することによって、課題解決の可能性や導入費用対効果の検討を望んでいます。しかし、現状のIoTサービスにおいてはセンサー機器を選定し、通信インフラを準備、さらにアプリケーションの開発を行うという個別の対応が必要になっており、これがIoTサービスの事業化が進まない理由の一つであると考えられます。

この課題を解決するためにテクサーは、2020年3月24日に株式会社GENECH DATA SOLUTIONS(本社:京都府京都市、代表取締役:荒井 登志樹、以下:G-DAS)との業務提携に合意し、センサーを含めたIoT通信ネットワークの構築を容易かつ安価に実現できるZETAと、G-DASがこれまで培ってきたIoTソリューション向けの豊富なテンプレートや標準化されたプログラム資産によって「ZETA App Kit」シリーズの開発・提供を開始します。「ZETA App Kit」はIoTセンサー、通信インフラ、クラウドサービス、可視化Appを全てパッケージしたワンストップソリューションとして、ユーザーからみた費用や導入効果を分かりやすく訴求します。





■熱中症とZETA App Kit

ZETA App Kitの第一弾として、熱中症予防キット(ZETA App Kit - Heatstroke)をリリースしました。

気候変動や都市部のヒートアイランド現象などにより、日本国内における熱中症患者の増加が問題となっています。2018年は5月から9月までの間に9万5,137人が熱中症で救急搬送されました(環境省)。また、日本気象協会より、2020年4月~6月の気温は東日本と北日本で平年並みか平年より高い傾向との予測が発表されています(熱中症ゼロへ/日本気象協会 https://www.netsuzero.jp/weather2020 )。

2020年シーズンも熱中症への備えが欠かせません。



熱中症に関する指標として、暑さ指数(WBGT)があり、特に高温環境の指標として労働や運動時の予防措置に用いられています。熱中症予防キットは、学校の校庭や体育館に設置したZETA温度・湿度センサーによる計測により、推定WBGT値※を管理者のPCやタブレット上に危険度としてわかりやすく表示するもので、熱中症の予防に役立つソリューションパッケージです。WBGT値の上昇の情報を、メールなどで関係者にお知らせする機能も標準搭載されています。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/210174/LL_img_210174_1.png

図 ZETA App Kit - HeatStroke(熱中症予防キット)



■静岡県袋井市でのフィールドテストを実施

2020年3月には静岡県袋井市、凸版印刷株式会社の協力を得て、袋井市立今井小学校でフィールドテストを実施しました。袋井市は凸版印刷との連携によってZETAの有用性を確認する実証実験を行っています。

フィールドテストでは、ZETAの特徴であるMote(中継器)によるマルチホップによって、袋井市役所屋上(AP)~袋井北小学校(1stMote)~今井小学校(2ndMote)のZETA通信網を活用し、今井小学校の校庭に2台の温湿度センサーを設置するだけで、直ぐにWBGT値の表示を開始しました。



ZETA App Kitは、このようにAP(基地局)を中心としたZETA通信網を整備し、複数のエリアでセンシングを行うような場面も想定した複数のレパートリーを用意しております。また今井小学校の実証では、季節柄高いWBGTを示すことはありませんでしたが、Moteによるマルチホップを利用した環境下でも安定した通信を実現しております。





■ZETA App Kit 今後の展開

熱中症予防キットは4月1日より販売を開始しております。ZETA App Kitシリーズは4月中に室内換気(二酸化炭素の計測)、5月には漏水監視及び物流管理のリリースを予定し、2020年内に20種類以上のバリエーションを開発・販売します。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/210174/LL_img_210174_2.png

図 ZETA Moteによるメッシュアクセスを利用した、熱中症予防のエリアサービス(イメージ)



※推定WBGT値

暑さ指数(WBGT)は、Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称で、測定値(黒球温度、湿球温度及び乾球温度)をもとに算出されるもので、今回は算定式により推定値を導出します。

https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php





■株式会社GENECH DATA SOLUTIONSについて

(本社:京都府京都市、代表取締役:荒井 登志樹)

2010年8月設立。IoTプラットフォームサービス『IoT Station』の提供からIoTデバイス販売、IoTコンサルティング、システム構築・運用管理・システム保守を一貫して提供。

IoT関連の団体にも加盟するなど積極的にIoTサービスの展開を進めている。

https://iot.genech.co.jp/



[参考]熱中症予防の動きについて

環境省は気象庁と連携をして、気象庁の高温注意情報と環境省の暑さ指数、この強みを掛け合わせた統一的な指標創設に向けた有識者による共同検討会を立ち上げ、より強力な熱中症予防のための「熱中症警戒アラート(仮称)」の創設に向けて検討すると発表。(2020年3月13日)

http://www.env.go.jp/annai/kaiken/r2/0313.html





【株式会社テクサー概要】

社名 : 株式会社テクサー

本社所在地 : 東京都港区芝2-5-19 ITOビル5階

創立 : 2016年10月21日

資本金 : 1億589万円

代表取締役 : 朱 強

従業員数 : 14名

主な事業内容: 低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)応用システムの開発と販売

インドア・ナビゲーション応用システムの開発と販売

スマート・センサエッジ・システムの開発と販売

ホームページ: https://techsor.co.jp

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