ポータブル型ネットワークフォレンジックシステム
「TOYO ThunderBOT」ダッシュボード画面
可搬性に優れ、外部と接続していないネットワーク環境などへも手軽に持ち込んでネットワークフォレンジック(※2)を行うことができます。
※1 2020年3月、東陽テクニカ調べ。
※2 電子機器に残るデータを解析しサイバー犯罪や攻撃の痕跡を特定することをデジタルフォレンジックと呼ぶ。ネットワークフォレンジックはネットワーク上に流れるパケットやログを解析して行うデジタルフォレンジック。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/207993/LL_img_207993_1.png
ポータブル型ネットワークフォレンジックシステム
<背景>
インダストリー4.0時代を迎える中、工場などでは通信ネットワークの整備されたコネクテッド環境が急速に広がっています。近年のIoT、これからのローカル5Gの普及によりその流れはさらに加速すると考えられており、悪意のある攻撃から身を守るためのサイバーセキュリティ対策が喫緊の課題になっています。しかしどんなに多層的に対策をしても全てのセキュリティインシデントを未然に防ぐことは難しい状況です。そこで、セキュリティインシデント発生後の対応が迅速にできる体制や環境整備が重要であると言えます。
セキュリティインシデント発生時に、原因特定のためのデジタルフォレンジック、コネクテッド環境ではとりわけネットワークフォレンジックによる解析体制、環境の整備が企業、ブランド、サービスそしてステークホルダーを守ることにつながります。
<製品概要>
東陽テクニカが開発したポータブル型ネットワークフォレンジックシステム「TOYO ThunderBOT」は、東陽テクニカの持つパケット解析技術と最新の脅威インテリジェンスとを融合し、さらに国内屈指のフォレンジック技術者の分析ノウハウを搭載した全く新しいセキュリティ対策ソリューションです。ネットワーク上のパケットをキャプチャ(捕捉・記録)して、最新の脅威インテリジェンスデータとリアルタイムにマッチングし、セキュリティリスクとなるインシデントを発見、ダッシュボード画面にて見える化することができます。
「TOYO ThunderBOT」は、マルウェアに感染したコンピュータや不正なプログラムによって行われる通信などのインシデントを発見し、感染した機器を特定することが可能です。複数の工程から成るネットワークフォレンジックの作業を、パケットキャプチャデータの収集から原因を特定する分析まで一台で実行できます。特に手間のかかっていた分析作業を自動かつキャプチャと同時にリアルタイムに行うことができるため、解析時間の大幅な短縮を実現します。また、現在だけでなく過去に保存したキャプチャデータを分析することで、過去に発生していながら見逃していたセキュリティリスクを顕在化することもできます。「TOYO ThunderBOT」を使用することでセキュリティインシデント発生後の対策の迅速化、そして被害の最小化が可能です。
加えて、高度な分析技術と経験が求められるネットワークフォレンジックを、一般のネットワーク技術者レベルでも実施できるようになります。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/207993/LL_img_207993_2.png
「TOYO ThunderBOT」ダッシュボード画面
【「TOYO ThunderBOT」の主な特長】
・一般のネットワーク技術者レベルで脅威インテリジェンスベースのデジタルフォレンジックが可能
・複数の最新脅威インテリジェンスとネットワークトラフィックとのマッチングで、セキュリティリスクを解析・見える化可能(特許出願中)
・リアルタイム解析だけでなく、過去および別機器で収集したパケットキャプチャデータも解析可能
・工場や重要インフラなどインターネット非接続環境においても解析可能(オフラインネットワークフォレンジック)
・顕在化したセキュリティリスクを種別ごとに自動分類(例:ランサムウェア、コインマイニング、重要度など)
・可搬型のため、1台で複数拠点における解析が可能
・分析対象のネットワーク構成の変更は不要(ネットワークミラーポート接続のみ)
【製品データ】
・製品名 :TOYO ThunderBOT
・販売開始日:2020年4月1日
・販売形態 :年間サブスクリプション契約および1か月単位でのスポット契約
・販売価格 :サブスクリプション初年度998万円/年、スポット150万円/月(税別)
・「TOYO ThunderBOT」サイト: https://toyo-slc.com/thunderbot/
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは1953年の創立以来、世界最先端の計測機器の輸入販売を行ってきました。現在の事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンスなど多岐にわたり、独自の計測技術を搭載した自社製品の開発にも力を入れ、国内外へ事業を拡大しています。「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、5G(第5世代移動通信システム)の普及や自動運転車開発なども支える最新ソリューションを提供することで、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト: https://www.toyo.co.jp/
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