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子どもの心の葛藤「命を頂くこと」の意味を考える 青森の小学生 陸上養殖したメバルの今後を議論 「いのちの授業」2020年2月21日(金)/「結論実行の授業」同年3月12日(木) <青森県青森市立長島小学校>



2019/8/29 水槽設置の様子


2019/9/5 お魚受け入れ式の様子


2019/11/28 座学の様子(NPO日本養殖振興会)


2020/1/31 座学の様子(はた善 畑中 均氏)

“陸養”プロジェクト実行委員会は、全国6地域7つの小学校(青森・千葉・東京・富山・愛媛・長崎)の児童たちに「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取組みを行っています。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子供達に考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的としており、昨年に続き2度目の開催です。



今年度は、青森県青森市立長島小学校の5年生がメバルの養殖に、昨年9月よりチャレンジしてきました。成育期間の終了に際し、悪戦苦闘しながらも大切に育ててきたメバルを、子どもたちが、今後どうするのか、話し合って結論を出し、それを実行します。



養殖本来の目的である「食べる=命を頂く」事に対する、子どもたちの心の葛藤と出した結論は、全ての方に、海の大切さや感謝を改めて考えるきっかけになればと考えています。



2日間にわたり、魚の今後を決める議論「いのちの授業」と、出した結論を「実行する授業」を開催いたします。





日時 :●議論「いのちの授業」

2020年2月21日(金)13時40分~14時25分

●結論実行の授業

2020年3月12日(木)10時25分~11時25分

実施場所 :〒030-0861 青森市長島3丁目8-1

プログラム:2/21<いのちの授業> *詳細は下記をご参照ください。

13:40 授業

(養殖してきたメバルを食べるのか、食べないのか議論します。)

3/12<結論を実行する授業> *詳細は下記をご参照ください。

10:25 授業開始

実食の場合は、家庭科室にて実施

上記以外の結論の場合は、当日ご案内致します

(開始時間は同様です)

ご来賓:下記にて調整中





【当日の実施内容について】

■2/21 議論「いのちの授業」

13:40 「いのちの授業」

1. 「いのちの授業」議論開始の挨拶 ※児童による

2. 「いのちの授業」 NPO日本養殖振興会 齊藤代表理事

議案の提起~議論の集約~結論の発表(まとめ)

14:30 終了



■3/12の実施内容は、2/21で子どもたちが出した結論に基づき、実施致します。

例【実食の場合】



10:25 「実食の授業」

1. 命と環境と食の意味(仮)についての話

(NPO日本養殖振興会 齊藤代表理事より)

※下記2~5は、実食の結論をした場合の想定です。

2. メバルを〆る

※育てたメバルに包丁を入れます

※調理協力、メバル料理の監修:料理店「はた善」(青森市)畠中 均様

3. いのちに感謝する試食(試食者:5年生児童)

4. 児童による感想発表:育てる~食べるまでの過程で感じたことを発表

5. 来賓からのご感想

11:25 終了





【実施校・参加児童数・当日の参加者について】

■青森市立長島小学校 5年生(児童23名)



■ご出席者

【2月21日ご出席予定】

NPO日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一様



【3月12日ご出席予定】

青森県 農林水産部水産局長 對馬 廉介様

青森市教育委員会事務局 指導課長 須藤 隆文様

NPO日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一様





【「陸上養殖」の取組みについて】

■対象者

青森県青森市立長島小学校/千葉県野田市立関宿小学校/東京都台東区立忍岡小学校/東京都渋谷区立加計塚小学校/射水市立放生津小学校/愛媛県伊予市立北山崎小学校/長崎県長崎市 私立精道三川台小学校



■養殖する魚の種類

青森=メバル/千葉・東京=ヒラメ/富山=メバル/愛媛=ヒラメ/長崎=クエ

※育てやすさなどから日本養殖振興会が検証し、選定



■実施概要

(1) 地元専門家による座学の実施…地元漁業の現状や陸上養殖について学ぶ

(2) 海水魚の「陸上養殖」の実施…魚の成長過程や、その成長過程における自分の気持ちの変化を記録として残していき、自分たちが食べている魚や海の問題を皆で考える。

プロジェクトの最終結論として、育てた魚をどうする(食べるのかなど)のか、子どもたち自身が話し合い決める。



■プロジェクト監修・水槽考案

NPO日本養殖振興会





【これまでの陸養プロジェクト2019・青森の取り組み】

■2019年8月29日

子どもたちで水槽を組立て、海水を入れる「水槽設置の授業」を実施。



■2019年9月5日

10匹のメバルの稚魚を組み立てた水槽に受け入れる「お魚受け入れ式」を実施。児童によるメバルの陸上養殖がスタート。



■2019年9月20日

猛暑による水温上昇により、メバルの稚魚が死亡。新しく10匹の稚魚を受け入れる。



■2019年11月28日

NPO日本養殖振興会による座学「養殖の種類」により、多岐にわたる養殖方法や、それぞれのメリット・デメリットを学ぶ。



■2020年1月31日

畠中 均氏による座学「魚という命を捌き、食べるという職業について考える」。青森県農林水産部 澤田 篤氏による「青森県の水産業と県の取り組み」を学ぶ。



■成育魚・メバルについて

受け入れ時 :体長 約5cm

2月17日現在:体長 約12cm



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_1.jpg

2019/8/29 水槽設置の様子

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_2.jpg

2019/9/5 お魚受け入れ式の様子

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_3.jpg

2019/11/28 座学の様子(NPO日本養殖振興会)

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_4.jpg

2020/1/31 座学の様子(はた善 畑中 均氏)



【昨年度 陸養プロジェクト2018・青森の実施内容】

■昨年度は、青森市立長島小学校の5年生児童が、青森県の県魚でもある、ヒラメの陸上養殖にチャレンジしました。半年間で、手のひらほどの大きさだった稚魚が、大きいものは体長34センチ・400gにまで成長しました。半年間育てたヒラメを、子どもたちはどうするか真剣に議論した結果、「食べる」という結論を決め、「食べる」ことによる「いのちの授業」を実施しました。児童皆が、海の恵みや命の尊さ、食べることへの感謝と真剣に向き合いました。



画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_5.jpg

荒川小でのお魚受け入れ式(2018年)

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_6.jpg

「いのちの授業」(2018年度実施)

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/205995/LL_img_205995_7.jpg

34cmに成長したヒラメ



公式HP: https://rikuyou.uminohi.jp/



“陸養”プロジェクト実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。

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