新刊「ヒューマンスケールを超えて―わたし・聖地・地球」
鎌田東二
ハナムラチカヒロ
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/205985/LL_img_205985_1.jpg
新刊「ヒューマンスケールを超えて―わたし・聖地・地球」
「もう何をやっても地球は長くはもたないのではないか」。2020年を迎えたいま、そんな想像が誰の頭の中にも浮かび始めています。しかし、いまの文明にはもはやオルタナティブが用意されていません。一方で「持続可能な開発」という題目だけは勇ましく唱えられ、世間は大騒ぎしています。その“持続可能”が何を意味するのかは依然として曖昧。地球環境は人間にとっていよいよ不都合な状況となりつつありますが、そんな危機的な状況にも関わらず一向にまとまらない人類の問題の原因は何なのでしょうか。
60代の宗教学者と40代のランドスケープデザイナーが、デザイン、聖地、生命、地球など様々なスケールを駆使して、「わたし」や社会、文明を根底から捉え直す対話の書。
本書の刊行に伴い、東京と京都で刊行記念のトークイベントを開催いたします。
<刊行記念トークイベント>
『ヒューマンスケールを超えて―わたし・聖地・地球』(ぷねうま舎)対談本刊行記念
「まなざしと身体の転換を考える」 鎌田東二×ハナムラチカヒロ
[東京]
日時 :2020年2月21日(金)19:00~20:30(開場 18:30~)
場所 :青山ブックセンター本店内・小教室
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
入場料 :1,540円(税込)
参加方法:[1] 青山ブックセンターウェブサイトの「オンライン予約」にて受付。
http://www.aoyamabc.jp/event/humanscale/
[2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。
[京都]
日時 :2020年2月26日(水)19:00-20:30
場所 :恵文社一乗寺店COTTAGE
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
入場料 :500円(税込)
参加方法:恵文社ウェブ予約フォームより
https://cotage.sakura.ne.jp/event_form/
●書籍情報
書名 : ヒューマンスケールを超えて―わたし・聖地・地球
著者 : 鎌田東二・ハナムラチカヒロ
価格 : 2,300円+税
サイズ: 四六判・並製
頁数 : 304頁
発行 : ぷねうま舎
発売日: 2020年2月25日(火)
ISBN#: ISBN978-4-910154-02-2 C0014
●目次
はじめに 「スケール転換を求めて」 鎌田東二
第1章 私という現象 「人生とは演技の連続である」
第2章 異化するデザイン 「見方を変えると風景が変わる」
第3章 メタノイア 「自分のあり方を転換する」
第4章 意識の進化 「スケールが変わると正解が変わる」
第5章 聖地の創造 「生命力を活性化させる場所」
第6章 生命のリズム 「両極を行き来して進む」
第7章 宇宙の縮図 「聖地から宇宙を見上げる」
第8章 母なる地球 「太陽の原理から月の原理へ」
おわりに 「Eの問題」 ハナムラチカヒロ
●著者プロフィール
鎌田東二(かまた・とうじ)
1951年徳島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。京都大学こころの未来研究センター教授等を経て上智大学グリーフケア研究所特任教授、京都大学名誉教授、放送大学客員教授、京都伝統文化の森推進協議会会長。宗教哲学、比較文明学、民俗学、日本思想史、人体科学など多様な学問を幅広く研究。フリーランス神主。著書に『超訳古事記』(ミシマ社)『歌と宗教』(ポプラ社)『聖地感覚』(角川ソフィア文庫)『世直しの思想』(春秋社)『究極日本の聖地』(KADOKAWA)『世阿弥--身心変容技法の思想』(青土社)ほか多数。
ハナムラチカヒロ
1976年生まれ。博士(緑地環境科学)。大阪府立大学経済学研究科観光地域創造専攻・准教授。大阪府立大学生命環境科学研究科修了後、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任助教を経て、現職。一般社団法人ブリコラージュファウンデーション代表理事。専門であるランドスケープデザインとコミュニケーションデザインをベースにした風景異化論を元に、空間アートの制作や、映像や舞台などでのパフォーマンスも行う。「霧はれて光きたる春」で第1回日本空間デザイン大賞・日本経済新聞社賞受賞。