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血液中のトリプトファン代謝産物の解析を通してうつ病予備群の早期発見に役立つ可能性を発表


学校法人藤田学園藤田医科大学(以下、藤田医科大学、所在地:愛知県)齋藤邦明教授、鍋島俊隆教授、山本康子准教授、毛利彰宏准教授、名古屋大学尾崎紀夫教授らの研究グループは、血液中のトリプトファン代謝産物の解析を通して、抑うつ病態の早期発見に役立つ検出マーカーの探索を行いました。この結果、トリプトファン代謝産物の一つであるアントラニル酸が抑うつハイリスク群において血液中で高くなることを明らかにしました。

うつ病は生涯有病率が高い精神疾患ですが、現在うつ病を早期に検出できる有効なマーカー分子はありません。研究成果により、今後、抑うつ病態を早期に検出することが期待されます。



本研究成果は、Scientific Reportsの学術ジャーナル「Serum Metabolic Profiles of the Tryptophan-Kynurenine Pathway in the high risk subjects of major depressive disorder」(2月6日号)で発表され、併せてオンライン版が2020年2月6日(英国時間 午前10時)に公開されました。





◆研究成果のポイント

●血液中のトリプトファン代謝産物が抑うつスコアの上昇に伴い変動することを証明。

●うつ病予備群の早期検出マーカーの可能性を示唆。





<研究手法・研究成果>

暦年的に同一個人の方から、血液および抑うつ、ストレスに関する問診データを採取しました。それらのデータから抑うつのスコアの上昇に伴い変動する血液中の分子の解析を行いました。その結果、トリプトファン代謝産物の一つであるアントラニル酸が上昇することが明らかとなりました。





<今後の展開>

今後は、血液中のトリプトファン代謝産物の変動を解析することで、抑うつ予備群の早期検出が期待されます。

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