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※:Art(芸術)を除いたSTEM教育と表現する場合もある
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■STEAM教育の概要と、共同研究参加の背景
STEAM教育の「STEAM」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字を取った言葉です。この教育方針の目的は、現実の問題を解決に導く力や、今までにないものを創造する力を育むこととされており、昨今、日本でもSTEAM教育について大変関心が高まっています。一般にSTEAM教育というと「コンピュータを自由に操作できるようにしよう」「数学に強い子どもに育てよう」と認識されることがありますが、これは本質を捉えているとは言い切れません。
文部科学省が2018年に公開している「Society5.0に向けた人材育成 ~社会が変わる、学びが変わる~」では、昨今の先進技術の変化に対し、教育現場でどのように対応していくべきかをまとめています。報告書の中では、以下の3つの力が必要だとされています。
・文章や情報を正確に読み解き、対話する力
・科学的に思考、吟味し活用する力
・価値を見つけ出す感性と力、好奇心・探求力
これらを身につけるための思考力の基盤として、STEAM教育の導入を推奨しています。
現在、どのようなステップでSTEAM教育を実施していけば良いのか、また、指導者としてどのような意識・能力を持っていることが望ましいかなどは明確に定義されておらず、様々な機関で研究が続けられています。そのような中、当社は、社会人教育で培った人の成長に関わるコンピテンシー作成の知見を活かすことで、日本のSTEAM教育発展に寄与できると考え、この度、共同研究に賛同いたしました。
当社はこの取り組みを通し、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます。」という当社のミッションに基づき、日本の重要な資源である「人」の育成を通じて、日本の経済発展に貢献してまいります。
■研究目的及び内容
<目的>
・STEAM教育の指標となる学習内容・目標マップと指導者の資質・能力マップを規定することで、多様なSTEAM教育プログラムを社会に広く普及していく基盤をつくる
<研究内容>
・社会人教育のノウハウを参考にし、各教科の学習内容、目標との関連付けながらSTEAM教育が持つ問題解決に必要な資質・能力を年齢ごとに規定する。規定した学習内容・目標に対応できうる指導者の資質・能力を規定する
<成果物>
・STEAM教育における段階別の学習内容・目標のマップ
・上記に対応できうるSTEAM教育の指導者に求められる資質・能力のマップ
■国立大学法人東京学芸大学について
東京学芸大学は、日本の教員養成を担う中核的な大学として、人権を尊重し、すべての人々が共生する社会の建設と世界平和の実現に寄与するため、豊かな人間性と科学的精神に立脚した学芸諸般の教育研究活動を通して、高い知識と教養を備えた創造力・実践力に富む有為の教育者を養成することを目的としています。
また、本共同研究の実施主体となる東京学芸大学教育インキュベーションセンターでは、産官学の協働的な取り組みを促進するプラットフォームを運用して、教育におけるオープンイノベーションを先導的に進めるとともに、大学・教育行政・学校等の公共機関・企業との連携・協働、芸術・スポーツ分野の教育研究促進を図ることを目的として、新たな教育課題の掘り起こしと課題解決に向けたアイディアを具現化し社会実装するとともに、教員・教育支援職養成のカリキュラムに活用する支援を行っています。
http://www.u-gakugei.ac.jp/
■アルー株式会社について
当社は、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます- all the possibilities -」というMissionのもと、『育成の成果にこだわる』ことをテーマに、AIを活用した、人材育成の支援をする事業を行っております。
https://www.alue.co.jp/