右から鈴木商会 駒谷 代表取締役社長・CEG Qin 代表・日高洋行 日高 代表取締役社長
タイ工場外観
タイ工場内部
HCMR 会社ロゴ
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/199239/LL_img_199239_1.jpg
右から鈴木商会 駒谷 代表取締役社長・CEG Qin 代表・日高洋行 日高 代表取締役社長
2019年1月以降、世界規模で問題になっている中国による輸入規制(固体廃棄物輸入禁止目録)により、世界的に多くのスクラップが滞留している状況が続いています。
HCMRでは日本・タイ・香港の3社がJVを組むことによって、この課題解決を狙います。具体的には北米やヨーロッパを中心に、モータースクラップなどを収集し、タイ保税区において選別・解体を行い、リサイクル原料から作り出した精錬原料を中国やインド、タイ国内を含めた消費ニーズが高い国へ輸出する予定です。
※日本・タイ・香港の3国企業によるJVは日本で初めてです。さらに日本企業が、タイ国内において「モータースクラップ解体事業」を展開することも初となります。
■HIDAKA-CHIHO METAL RECYCLING(Thailand)Co.,limited 会社概要
設立 :2019年11月5日
本社/工場所在地 :336 M.7 T.Bowin A. Siracha Chonburi 20230 Thailand
社員数(スタッフ含む):およそ230人
工場稼働日 :2020年1月1日
年間最大処理可能 :モータースクラップなど20万トン
年間処理計画 :初期(1月~12月)6万トン
概要 :
世界各国(北米・ヨーロッパ・日本が中心)からモータースクラップ(車や事務機器、工具などの産業用モーターのスクラップ)などをタイ工場に集め、「解体」「選別」「リサイクル」を行う。リサイクル済の銅・非鉄金属などは精錬原料として需要ニーズが高い世界各国(中国・インドなど)に輸出販売する予定。2期目(2021年)以降はゾルバ(粉砕された非鉄スクラップ・アルミが大部分を占める)についても追加処理予定。
■各社代表者コメント(3社)
CEG 代表 Qin Yongming
中国の輸入規制を始め、近年廃棄物やリサイクルを取り巻く各国の環境が劇的に変化する中、欧米および中国のモータースクラップリサイクルに強いCEGと、リサイクル業として各国で大きな影響力を持つ日高洋行、鈴木商会とJVを組めて嬉しく思います。3か国にまたがるJVのモデル企業となるべく、世界的課題解決に貢献していきたいと考えています。
日高洋行 代表取締役社長 日高 泰雄
日高洋行はタイで91年の歴史がある会社です。この長い歴史の中でタイ・日本・香港の3社がJVを組むことは初めてとなります。それぞれ強みの分野を持つ3社のノウハウを交わせながら、同じ方向を目指すことで、大きな相乗効果が出ることを期待しています。HCMRの工場があるタイ企業として、法令順守の徹底をし、モータースクラップリサイクル業界を牽引する企業になりたいです。
鈴木商会 代表取締役社長 駒谷 僚
中国の輸入規制は、全世界で問題になり、私たち日本、北海道も大きな影響を受けております。この問題を静観しているのではなく、各国を代表する2社とJVを組むことで、世界的課題となっている地球環境問題やリサイクル環境の変化に対して、解決する存在になりたいです。日本や北海道の未来を住みよい環境にするために、国境を越えたとても大きな一歩だと考えております。
■関係各社 会社リンク
鈴木商会: http://www.suzuki-shokai.co.jp/
日高洋行: http://hidakayookoo.co.th/jp/
CEG : http://chihogroup.com/