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URL: http://site.komichi.co.jp/books/2019/11/14/763/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/198783/LL_img_198783_1.jpg
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■出版の経緯
2018年7月、元京大原子炉実験所助教・小出 裕章氏は、ひとりの日本人女性からの依頼を受け「フクシマ事故と東京オリンピック」と題する文章を書きました。
その後それは英訳され、同年10月、世界各国のオリンピック委員会などに書簡として送られました。
この文書は「東京五輪返上論の具体的・理論的な決定版」(村田光平・元駐スイス大使)との評価を受け、東京五輪の罪を的確に指摘する文章として話題になりました。今回、その原稿を基に一部加筆・修正。初めてまとまった形での出版となります。
■書籍の内容
専門家の立場から40年以上原発の廃止を訴え続ける元京大原子炉実験所助教・小出 裕章氏、待望の新刊。
「罪のない人を棄民したまま『オリンピックが大切』という国なら、私は喜んで非国民になろう」
──悔恨と怒りの思いを4,600字余の言葉に込めた覚悟のメッセージ。
59頁の写真図版と7つの言語で世界に告発する、原発事故9年目の実情と東京五輪という犯罪的愚行。
152頁オール4色。
今、私たちがやるべきことは五輪ではない!
──オリンピックは、いつの時代も国威発揚に利用されてきた。近年は、箱モノを作っては壊す膨大な浪費社会と、それにより莫大な利益を受ける土建屋を中心とした企業群がオリンピックを食い物にしてきた。しかし、今もっとも大切なのは、「原子力緊急事態宣言」を一刻でも早く解除できるよう、国の総力を挙げて働くことである。フクシマ事故の下で苦しみ続けている人たちの救済こそ、最優先の課題である。──(本書より)
世界の人々へ伝えたい。
つらい事実だけれど、これが日本の実情です。
だから、五輪は返上しなければならない!
■著者:小出 裕章
元京都大学原子炉実験所助教。工学修士。
第2次世界大戦が終わった4年後の1949(昭和24)年8月、東京の下町・台東区上野で生まれる。中学生のとき地質学に興味をもち、高校3年までの6年間、ひたすら山や野原で岩石採集に没頭する。68年、未来のエネルギーを担うと信じた原子力の平和利用を夢見て東北大学工学部原子核工学科に入学。しかし原子力について専門的に学べば学ぶほど、原子力発電に潜む破滅的危険性こそが人間にとっての脅威であることに気づき、70年に考え方を180度転換。それから40年以上にわたり、原発をなくすための研究と運動を続ける。2015年3月に京都大学を定年退職。現在は長野県松本市に暮らす。
著書に『隠される原子力・核の真実─原子力の専門家が原発に反対するわけ』(2011年11月/創史社)、『原発のウソ』(2012年12月/扶桑社新書)、『100年後の人々へ』(2014年2月/集英社新書)ほか多数。
■商品詳細
書名 : 『フクシマ事故と東京オリンピック【7ヵ国語対応】
The disaster in Fukushima and the 2020 Tokyo Olympics』
著者 : 小出 裕章
発売予定日: 2019年12月2日(月)
定価 : 1,600円+税
URL : http://site.komichi.co.jp/books/2019/11/14/763/
Amazon購入予約ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/4770502281/