TFC画面イメージ
また、本契約締結に合わせてTFCの日本語化対応も完了し、すでにサポートされている英語、中国語、スペイン語、オランダ語などの言語に加えて日本語でも受講できるようになりました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/198286/LL_img_198286_1.jpg
TFC画面イメージ
ビジネス環境は、グローバル化と企業間の相互取引の進展により、ますます複雑化してきています。特に経営に大きな影響を持つサプライチェーンマネジメントの領域においては、ROI改善、在庫削減、即納率向上、キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)やリードタイム(LT)短縮等々が経営目標として掲げられ多岐にわたる改善が求められます。
一方でサプライチェーンマネジメントの業務や経営を担う人材の育成へ向けた取り組みは未整備という例が少なくありません。サプライチェーンマネジメントの教育は、教育機関での知識習得機会も限られており、企業内での教育もOJT中心で、知識の習得は現場任せという実態も多く見受けられます。また、教育実施形態も、個別の基礎用語・知識習得に主眼を置いた教育が多く、関連業務間の繋がりや影響、組織横断的な合意形成、戦略に沿った財務情報やKPIに基づく意思決定など、サプライチェーンマネジメントの本質的技術習得機会としては不十分な場合もありました。
こうした背景のもと、「社員の経営スキル(例:迅速な合意形成と経営判断)を向上したい」「サプライチェーンマネジメントの知識を習得したい」「全体最適の視点から下す意思決定業務を経験させたい」などのニーズが近年高まっており、この度、Inchainge社と契約を締結し、同社が提供するTFCを日本国内で展開することといたしました。
TFCは、オランダ Inchainge社が開発し、2008年のサービス開始以来、世界中の600社を超える企業や著名大学100校が採用し延べ24,000人以上が参加している実践型SCM・サプライチェーン経営人材教育プログラムです。フルーツジュースを製造販売する仮想の飲料メーカー「The Fresh Connection社」の疑似経営を通じ、財務・KPI情報の分析から始まり、組織横断的な戦略・戦術の検討や経営チームでの合議を踏まえた意思決定を体験し、サプライチェーンの管理や経営の本質的技術習得機会を提供します。例えば、会社の全体最適の実現には部門の個別最適の考え方が業務改善の障害となることをTFCを通して体感することになります。
TFCは、毎年、世界競技大会Global Professional Challenge(GPC)を開催しており、各地域で予選会を開催し、予選を突破した企業チームがヨーロッパで開催される決勝ラウンドに臨みます。2018年度の大会GPC2018では世界各国から300を超える企業チームが参加し、当社社員が参加したチームが予選「International Pool部門」で優勝し、欧州で開催された決勝の最終ラウンドで8位の成績を収めました。
2019年12月には、当社が主催者となり、第1回SCM競技会 Japan Professional Challenge 2019(以下、JPC2019)を開催します。JPC2019は、日本国内から4人1組のチームとして参加企業を募り、他企業とのTFC競技を通してサプライチェーンの管理や経営の知識と重要なスキルである全体最適化の施策についての腕を競う機会となります。JPC2019の優勝企業チームは、来年開催の世界競技大会GPC2020に無料で参加いただけます。
日立ソリューションズ東日本は25年以上にわたりお客様にサプライチェーン計画系パッケージソフトウェアを提供してまいりました。パッケージソフトウェアの提供・サポートサービスに加えて、利用する企業の人材育成支援も合わせてサービスする事でサプライチェーの管理や経営の高度化に貢献していきたいと考えております。
サプライチェーンマネジメント人材教育プログラムサービス事業は2019年9月よりサービスを開始し、米国SCM標準化団体 ASCM(Association for Supply Chain Management)が推進するAPICSの講座と合わせて5年間で売上1.5億円、100社超の企業、団体、大学等への提供を予定しています。
■実践型SCM・サプライチェーン経営人材教育プログラムTFCの特長
・TFCは、オランダ Inchainge社が2008年にサービスを開始した実践型SCM・サプライチェーン経営人材教育プログラムです。サプライチェーン経営をビジネスゲームを通して実体験し、財務やKPI、レポートの分析、戦略立案と実行から、サプライチェーンマネジメントの各要素の関係や影響度合い、組織横断型の(クロスファンクショナルな)調整と合意形成の重要性などに気づきを得、学び取っていくアクティブラーニング型の学習プログラムです。
・トレーニングの当初、仮想の飲料メーカー「The Fresh Connection社」は、業績が赤字低迷の状況にあり、納期遅延や欠品、倉庫の容量不足など様々な問題を抱えています。『営業』『調達』『オペレーション(製造・倉庫)』『サプライチェーンマネジメント』の各マネジメント分野において、早急な対策が求められます。経営チームは4名1組で構成され、The Fresh Connection社の経営状況を財務情報、生産・調達・販売・在庫に関する様々な情報から分析・評価し、限られた時間内に事業戦略立案と経営判断の実施、投資効果の評価をしていきます。
・TFCのゴール(KPI)はROI(Return on Investment 投資利益率=利益÷投資額)の最大化です。
・TFCでは、インターネットに接続されたPCまたはスマートデバイスでクラウドサービスに接続し、プログラムを実施していきます。標準コースではラウンドと呼ばれる経営判断を6回実施しPDCAサイクルを回し、2日間で3年間分の経営を体験します。また、ラウンド間にTFC認定インストラクターよりSCM、サプライチェーン経営に関する様々なワークショップを提供します。
■TFCの海外での採用実績
・Fortune Global 500の製造業トップ100社の40%が採用しています。
・Gartner Supply Chain Top 25の50%以上が採用しています。
・グローバル3PLサービスプロバイダーの40%が採用しています。
※Inchainge社 Webサイト
Track Recordより( https://www.thefreshconnection.biz/company/track-record/ )
■教育サービス受講費用
・標準コース(2日間):14.5万円/人(税別)
■サービス紹介ページ
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/products/scm_prg/
■教育のお申し込み
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/seminar/
■第1回SCM 競技会JPC2019のお申し込み
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/seminar/jpc2019/
■関連リンク
・日立ソリューションズ東日本 コーポレートサイト
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/
・セミナー・イベント情報
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/seminar/free_seminar/
・ニュースリリース
https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/newsrelease/
■製品に関するお問い合わせ先
株式会社日立ソリューションズ東日本 SCMコンサルティングセンタ
〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町12-1
担当 : 内海、中山、丹治
電話 : 044-210-1906(ダイヤルイン)
E-mail: hse-info@hitachi-solutions.com