図1)英日エンジンでの比較:30.1→35.5と約5ポイントアップしています。
言語ペアは英語と日本語です。2019年11月5日(火)より提供を開始いたします。
■半導体エンジンとは
汎用エンジンを、当社が独自に収集した半導体分野の対訳集でAI学習(アダプテーション)させるとことにより、半導体分野に特化した翻訳の品質が向上します。
「T-tact AN-ZIN」では汎用エンジン、特許エンジン、特許請求項エンジンのほかに、半導体分野で学習(アダプテーション)を提供することとなりました。
今後も、各分野に特化したエンジンを搭載していく予定です。
■アダプテーションとは
ある分野の対訳集を使ってエンジンの深層学習を行うことで、その分野の訳文の精度を上げることができます。
例えば、「学習」、「勉強」、「研究」などいくつかの訳のある「Study」という単語も、医薬関連の対訳で学習させることにより「研究」と訳出させることができます。
この技術を利用して、ある程度の量の対訳があれば、分野ごとだけではなく、企業ごとのエンジンを作成することも可能です。ご要望の際はご相談ください。
■半導体エンジンのBLEUスコアでの品質検証結果
人間の翻訳した参照訳にどの程度近くなったかを計算して評価するBLEUスコアにて品質を検証しました。数値が高ければ高いほど、人間の翻訳に近いと言われています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/196548/LL_img_196548_1.jpg
図1)英日エンジンでの比較:30.1→35.5と約5ポイントアップしています。
■T-tact AN-ZINとは
NICTの機械翻訳エンジンを商用目的で使用するには、各企業が個別にNICTとライセンス供与の契約を締結する必要があります。「AN-ZIN」は、各翻訳会社が簡単な手続、かつ低価格でNICTの高性能機械翻訳エンジンをビジネスに利用できるようにしたものです。
■株式会社十印について
株式会社十印は、1963年より半世紀にわたり企業向けのドキュメント制作に携わってきました。技術文書の翻訳からスタートし、時代の変化と、お客様のニーズにいち早く対応しながら成長し、現在ではIT分野のローカライズで高い実績を誇り、「ローカリゼーションの十印」として認知されています。
1980年代からは、「言語研究所」を設立し、日本初の機械翻訳プロジェクトMu プロジェクトに関わってきました。
一般社団法人日本翻訳連盟の立ち上げにも関わり、長く会長を務め日本の産業翻訳の発展に貢献してきました。独自の厳正なトライアルを合格した登録翻訳者数は3,000名を超え、IT分野にとどまらず、半導体、自動車、医療・医薬、ビジネス一般、金融など広い分野に対応しています。
2019年2月、金融商品取引法・会社法等のディスクロージャー及び IR 関連の翻訳等を行う宝印刷株式会社の100%子会社となりました。
現在は、米国・中国・韓国にも拠点を持ち、海外のお客様との取引も多く行っています。
【株式会社十印(日本本社)】
所在地 : 〒108-0014 東京都港区芝5丁目31番19号 ラウンドクロス田町7階
代表者 : 代表取締役会長 岡田 竜介
事業内容: 1) 翻訳、ローカリゼーション、2) MT翻訳サービス、3)通訳派遣
資本金 : 9,998万円
従業員数: 約70名
電話番号: 03-6453-6285(代表)
URL : http://www.to-in.com
■国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)について
情報通信研究機構(NICT:National Institute of Information and Communications Technology)は、情報通信分野を専門とした公的研究機関で、情報通信技術(ICT)の研究開発を推進するとともに、情報通信事業の振興業務を実施しています。
NICTの開発した機械翻訳エンジンは、国内でも高い水準の翻訳品質を提供しています。
【国立研究開発法人情報通信研究機構(本部)】
所在地 : 〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
代表者 : 理事長 徳田 英幸
電話番号: 042-327-7429(代表)
URL : https://www.nict.go.jp/
■問い合わせ先
メール : mt-strategies@to-in.co.jp
電話番号: 03-6453-6285
担当 : MT戦略部 AN-ZIN担当まで
受付時間: 9:00~18:00(月~金:日本時間)
https://to-in.com/service/ai