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「すまいづくりのちょっとしたコツ」冊子を学生・企業・教員が協同で制作



「すまいづくりのちょっとしたコツ」冊子


図1 多変量解析による分析(左は共起ネットワーク分析/右はコレスポンデンス分析およびクラスター分析によるクラスタリング)


図2 冊子の基本構成

芝浦工業大学(東京都港区/学長 村上雅人)デザイン工学科の蘆澤雄亮助教およびデザイン工学科の学生は、新産住拓株式会社(熊本県熊本市/代表取締役社長 小山英文)と共同で新築住宅を検討する一般の方に住宅設計のノウハウが分かる「すまいづくりのちょっとしたコツ」冊子を制作し、10月より住宅展示場にて無料配布を開始しました(新産住拓 https://www.shinsan.com/ )。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/196020/LL_img_196020_1.jpg

「すまいづくりのちょっとしたコツ」冊子



新産住拓株式会社では、2000年から社内で実施している、担当住宅設計者以外の第三者による設計評価制度「セカンドオピニオン会議」の評価資料が蓄積されています。資料には、設計業務で留意すべきポイントが多く盛り込まれており、それを「ノウハウの見える化」を研究する蘆澤助教が多変量解析によって分析、住宅設計時の業務チェックリストを作成。さらに、一般の方にも住宅設計を分かりやすく解説するために冊子を制作しました。





■ポイント

(1) 設計評価資料を多変量解析などで分析し設計業務における「ノウハウの見える化」を実現

(2) 設計業務時に自己点検するための18項目のチェックリストを作成

(3) 学生・企業・教員が共同で「一般の方もわかるイラスト付き住宅設計冊子」を制作・配布





■研究プロセス

本研究ではまず、セカンドオピニオン会議で作成されている設計評価資料を多変量解析にて分析できるようにデータ化。これをコレスポンデンス分析や共起ネットワーク分析などによって「似ている指摘内容」や「合わせて指摘されやすい内容」について分析(図1)を行いました。分析結果を元に、設計時に自己点検するための18項目チェックリスト「セカンドオピニオン用サマリーシート」が作成され、2018年4月より運用を開始しました。これにより、設計時に見落としがちなポイントを確認しながら効率よく業務ができるようになりました。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/196020/img_196020_2.jpg

図1 多変量解析による分析(左は共起ネットワーク分析/右はコレスポンデンス分析およびクラスター分析によるクラスタリング)



■冊子制作

自己点検するための18項目のチェックリストから、専門用語を簡易化、見開き2ページ1トピックでイラストを付け内容を説明しています。判型やイラスト・文言等について蘆澤助教と有志学生3人で素案を作成の上、新産住拓と合同で冊子(図2)にしました。



1. 想像して欲しいシーンのイラスト表記

生活の中で困る具体的なシーンを想像しやすくイラスト表記しました。



2. 知って欲しいキーワードを括弧書きで表示

知って欲しい設計のポイントが伝わるように「キーワード」を括弧表示することで、その箇所に目がいくようにしています。



3. 具体的な現象と対策の説明書き

詳細表記部分では、読者が想像しやすいように、「具体的に発生する現象とその対策」について説明をしています。

(学生メンバー:有馬悠弥、椛沢夢、増田七海 いずれもデザイン工学科3年)



画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/196020/img_196020_3.jpg

図2 冊子の基本構成

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