「数学甲子園2019」優勝 栄光学園高等学校「朝食会のToastチーム」
「数学甲子園2019」準優勝 灘高等学校「油淋鶏チーム」
「数学甲子園2019」敢闘賞 開成高等学校「開成高2Sチーム」
「数学甲子園2019」本選/競技中の様子1
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193809/LL_img_193809_1.jpg
「数学甲子園2019」優勝 栄光学園高等学校「朝食会のToastチーム」
「数学甲子園2019」公式ホームページ
https://www.su-gaku.net/events/koshien/
■2連覇を成し遂げた5人のうち4人は、昨年優勝の「数学界のTouristチーム」のメンバー
この「朝食会のToastチーム」は、5人のうち4人が昨年2018年(第11回大会)で優勝した同校の「数学界のTouristチーム」のメンバーです。チームのリーダーである永野 寛さん(高校3年)は、「感無量という言葉がふさわしいでしょうか。このチームのリーダーであったことを誇りに思います。今後は、数学甲子園を勝ち抜くためのノウハウを後輩たちに引き継いで、栄光学園の3連覇を託したいと思っています」と喜びを語りました。
■プレゼンテーション力の高さが評価され、部門賞「Math Live賞」も受賞
総合得点で準優勝のチームと7点の僅差だった同チームは、最後の競技「Math Live」で高得点を獲得したことが決め手となりました。「Math Live」は、提示された課題テーマに沿って事前に創作した数学の問題をプレゼンテーションし、その評価を競うものです。今大会の課題テーマは、「軌跡の工夫に関する数学の問題を作成しなさい」というもので、同チームは転がる正n角形の頂点の軌跡が、nを大きくするとサイクロイドに近づくことを題材にした問題を作成し、発表しました。そのプレゼンテーション力の高さから、部門賞の「Math Live賞」も受賞しました。永野さんは「昨年は自分1人で発表してしまったことを反省していました。
今年はメンバー全員で担当を決めてバランスよく発表するようにしたことが、部門賞受賞につながったと思います」と笑顔で振り返りました。
■準優勝に灘高等学校(兵庫県)、敢闘賞(3位)には開成高等学校(東京都)が輝いた
入賞チームは以下のとおりです。部門賞は、本選の競技(「Math Create」「Math Battle」「Math Live」)でそれぞれ1位の成績をおさめたチームに贈られました。
【優勝】栄光学園高等学校「朝食会のToastチーム」(神奈川県)
【準優勝】灘高等学校「油淋鶏チーム」(兵庫県) ※1
【敢闘賞(3位)】開成高等学校「開成高2Sチーム」(東京都)
【4位】海陽学園海陽中等教育学校「?チーム」(愛知県) ※2
【5位】公文国際学園「*in 0チーム」(神奈川県) ※3
【6位】兵庫県立神戸高等学校「Mathemagicianチーム」(兵庫県) ※4
【7位】白陵高等学校「しんちゃんチーム」(兵庫県)
【特別賞「林家久蔵賞」】京都市立西京高等学校「無知無恥父鞭乳ムチムチチーム」(京都府) ※5
【部門賞「Math Create賞」】白陵高等学校「しんちゃんチーム」(兵庫県)
【部門賞「Math Battle賞」】開成高等学校「開成高2Sチーム」(東京都)
【部門賞「Math Live賞」】栄光学園高等学校「朝食会のToastチーム」(神奈川県)
※1 ゆーりんちーチーム
※2 こんにちはチーム
※3 あすたりすくいんぜろチーム
※4 ますまじしゃんチーム
※5 むちむちちちむちちちむちむちチーム
現在、世界的にはSTEAM(Science,Technology,Engineering,Art,Mathematics)教育の推進が重要視され、国内でも次期学習指導要領で新科目「理数探究基礎」「理数探究」が高等学校に新設されるなど、理数教育の充実が指摘されています。また、文部科学省・経済産業省の有識者会議が取りまとめた報告書「数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える~」においても、数学の知識・能力をもった人材、いわゆる「理数系人材」に対する需要が急速に高まっているという見解が示されるなか、当協会は、中・高・高専生が一堂に会して数学力を競う本大会の内容をさらに充実させていきます。
<歴代優勝校>
第1回(2008年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第2回(2009年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第3回(2010年)福井県立藤島高等学校(福井県)
第4回(2011年)明照学園樹徳中学校・高等学校「Aチーム」(群馬県)
第5回(2012年)海陽学園海陽中等教育学校「Dチーム」(愛知県)
第6回(2013年)東海高等学校「チーム今でしょ!」(愛知県)
第7回(2014年)灘高等学校「おめがチーム」(兵庫県)
第8回(2015年)神戸女学院高等学部 「Primeチーム」(兵庫県)
第9回(2016年)滝高等学校「去年は予選落ちチーム」(愛知県)
第10回(2017年)灘高等学校「バンジー改チーム」(兵庫県)
第11回(2018年)栄光学園高等学校「数学界のTouristチーム」(神奈川県)
第12回(2019年)栄光学園高等学校「朝食会のToastチーム」(神奈川県)
【「数学甲子園2019」開催要項】
大会名称 :数学甲子園2019(第12回全国数学選手権大会)
主催 :公益財団法人 日本数学検定協会
後援 :文部科学省
協力 :日本公認会計士協会、東京電機大学、株式会社JTB
本選特別協力:公益社団法人日本アクチュアリー会、株式会社DynaxT、大塚食品株式会社
本選開催日 :2019年9月15日(日)
本選会場 :御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ソラシティホール
(東京都千代田区)
【数学甲子園に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
TEL : 03-5812-8341
E-mail: koshien@su-gaku.net
【実用数学技能検定について】
「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2015年以降は35万人を超え、また、2016年以降は実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えました。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。
日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は30,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水静海(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利俊一(理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容:(1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)数学や学習数学に関する学術研究
(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。
※「数学甲子園」は当協会の登録商標です。