モニタリングイメージ
■目的
聖路加国際病院で現在取り組んでいる、サーベイランスカメラ(監視カメラ)を用いた直接観察法※2による手指衛生モニタリングにおいて、モニタリング対象区間をAIにより自動抽出する機能を併用した場合、手指衛生実施率、観察される手指衛生機会数、モニタリングの所要時間がどのような影響を受けるのか評価します。
■期間
2019年8月2日~2020年1月31日
■内容
聖路加国際病院の2病棟を対象に、半年間、AIを活用したモニタリングと従来の方法によるモニタリングを並行して行います。病棟毎に手指衛生実施率を算出し、従来法でモニタリングを実施した場合と、AIを活用したモニタリングを行った場合の実施率、観察された手指衛生機会数、所要時間等の違いについて、時系列分析を用いて評価します。
◆モニタリングイメージ
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193119/LL_img_193119_1.png
モニタリングイメージ
■共同研究を実施する背景
聖路加国際病院では、組織内の医療の質を評価するQI(Quality Indicator※3)を測定・公表し、業務改善や医療安全、医療の質の向上に努めています。そのQIの指標の一つとして「手指衛生実施率」を掲げています。手指衛生実施率は、病棟内に設置されたサーベイランスカメラで撮影した映像から、手指衛生の実施状況を直接観察法でモニタリングすることにより算出します。また、実施率を組織内にフィードバックすることによって手指衛生実施率の向上を目指します。
直接観察法には、手指衛生を行ったかどうかだけでなく、手指衛生を要するタイミングおよび推奨される方法で実施されたかどうかを判断することができるメリットがある反面、モニタリングを実施する人員や時間を確保しなければいけないなどのデメリットが存在します。
そこで、手指衛生モニタリングに「OPTiM AI Camera」を用いてカメラ映像をAIで解析し、人物が出入りした部分を自動抽出して、モニタリング業務をサポートします。
■「OPTiM AI Camera」とは
オプティムが提供する「OPTiM AI Camera」とは、店鋪や施設など業界別・利用目的別に設置されたさまざまな種類のカメラからデータを収集し、学習済みモデルを活用して画像解析を行うことでマーケティング、セキュリティー、業務効率などの領域を支援するパッケージサービスです。「OPTiM AI Camera」では、「医療機関」や「小売」、「鉄道・交通機関」など11業種を対象とした計300種類を超える学習済モデルを適用したメニューを備えており、低コストで実用化できるサービスを開始することが可能です。
詳しくは以下のWebサイトをご覧ください。
「OPTiM AI Camera」Webサイト:
https://www.optim.cloud/services/ai-camera/
※1 所在地:東京都中央区、院長:福井 次矢
※2 観察者が、所定場所・所定時間内にて、手指衛生の実施を要する回数と、実際の対象者の手指衛生実施回数を観察して記録する方法。
※3 Quality Indicator:医療の質の評価指標。
【学校法人聖路加国際大学について】
名称 : 学校法人聖路加国際大学
URL : http://www.luke.ac.jp/
所在地: 東京都中央区明石町10-1
理事長: 糸魚川 順
【株式会社オプティムについて】
商号 : 株式会社オプティム
上場市場 : 東京証券取引所市場第一部
証券コード: 3694
URL : https://www.optim.co.jp/
佐賀本店 : 佐賀県佐賀市本庄町1 オプティム・ヘッドクォータービル
東京本社 : 東京都港区海岸1丁目2番20号 汐留ビルディング21階
代表者 : 菅谷 俊二
設立 : 2000年6月
資本金 : 443百万円
事業内容 :
ライセンス販売・保守サポートサービス(オプティマル)事業
(IoTプラットフォームサービス、リモートマネジメントサービス、サポートサービス、その他サービス)
【Copyright・商標】
※ 記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。