主治医制に関する医師アンケート結果
回答者の勤務状況
病棟対応をしている割合
現在の病棟対応の体制
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/192098/LL_img_192098_1.png
主治医制に関する医師アンケート結果
調査結果の詳細:
https://www.dr-10.com/lab/questionnaire-on-doctors-work-pattern/
入院患者に対して夜間や休日も何かあれば同じ医師が主治医として対応するという「主治医制」のもとでは医師が十分な休息を得られず疲弊するとして、厚生労働省の医師の働き方改革の議論の中でも課題として取り上げられていました。
今回の調査では、「主治医制」などの病棟対応の体制に関する医師の現状と意向に関して、医師1,883名の回答から以下のような結果が判明しました。
■結果の概要
・病棟対応をしている医師のうち、当直医制で勤務している医師が53%と最も多く、主治医制は25%、チーム主治医制、複数主治医制はそれぞれ12%、8%だった。
・現在の病棟対応の体制への満足度は、いずれの体制でも半数以上が「満足」と回答していたが、最も満足度が高かったのはチーム主治医制(90%)で、次に満足度が高かったのは当直医制(84%)だった。
・病棟業務を担当する上で理想とする体制としては、チーム主治医制(41%)あるいは当直医制(40%)という回答が多かった。
・当直医制が理想と回答した医師は、72%がその体制を「実現できると思う」と回答した一方、チーム主治医制が理想と回答した医師では32%となっており、チーム主治医制の実現は難しいと考えている医師が多い結果だった。
・当直医制の実現に必要なこととしては「患者や患者家族の理解」などが挙げられ、チーム主治医制については「医師の絶対数」といった回答が寄せられた。
■医師の自由回答(一部)
・当直後にはインターバルを設けて睡眠や休養時間を作らないと医療過誤や医師の労災リスクも上がる(40代女性・精神科)
・オンコールや主治医への電話などがやすやすとされるところは、よくないと思っております。(30代男性・神経内科)
・主治医が24時間365日患者さんに責任をもつべきだと指導されてきたが、この体制は限界がきていると思う。育児中の女性医師の活用を考える上でも交代制の定着が望ましいと思う。(30代女性・消化器外科)
・主治医制である限り、主治医でしかわからないことは必ずあり、緊急であれば、夜間・休日を問わず病棟からの連絡を受けざるを得ない。(40代男性・一般内科)
・夜間、休日まで主治医がすべて対応するのは困難。それが無くなることで日中の診療の質も上がる。ただし日本は主治医制が根強いので患者の理解も必要。(30代男性・整形外科)
本調査の詳細に関しましては、以下のURLをご参照ください。
https://www.dr-10.com/lab/questionnaire-on-doctors-work-pattern/
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・本調査結果の引用・転載時には、「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記をお願いいたします。
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