ニューファンドランドの海岸で見ることができる独特の風景(c)平間俊行
船の入港を見守ったセントジョンズのシグナルヒル(c)平間俊行
ニューファンドランドで体験できる「氷山ウォッチング」(c)平間俊行
人を警戒することなく岬を歩くパフィン(c)平間俊行
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/171247/LL_img_171247_1.jpg
ニューファンドランドの海岸で見ることができる独特の風景(c)平間俊行
平間氏は、これまでカナダの歴史と新しい魅力を伝えるための取材、執筆、講演活動を続けており、日本人にまだあまり馴染みのないニューファンドランド島をカナダの新しい魅力ある場所のひとつと捉え、北極より流れ着く1万年以上前の氷山、愛らしい海鳥パフィン(ニシツノメドリ)やニューファンドランド島のユネスコ世界遺産(自然遺産)、カラフルな州都セントジョンズ、そしてこの島で生きてきた人々の健気な営みなど、全12回の予定でコラムを連載します。
ニューファンドランド島は、北米大陸の東端に位置する大西洋に面した島で、壮大な自然と野生動物の宝庫です。世界的にも16番目に大きな島であり、カナダ国内でも4番目に大きな島です。英国自治領としての歴史が長かったこともあり、歴史的な史跡も残されています。また、先住民族の文化や、後に移り住んだイギリス、アイルランド、フランスと融合した文化形成が地域独特の雰囲気を醸し出しています。ニューファンドランド島は、漁港として栄えた時期も長く、沖合の海域グランドバンクスは世界屈指のタラ、ズワイガニ、ロブスターの漁場として知られています。
さらに、1912年4月14日にニューファンドランド島の沖合で氷山に衝突して翌15日に沈没した豪華客船タイタニックの悲劇や、海難救助や漁師の手伝いをするなどの作業に従事していた作業犬で、ニューファンドランド・ラブラドール州の犬に指定されているラブラドール・レトリーバーやニューファンドランドの原産地であることなどでも知られています。
ニューファンドランド島はカナダの東側に位置し、日本から最も遠いカナダでもあるため、アクセスは日本からトロントやモントリオールといったカナダ東部の大都市から乗り継いで行くのが便利です。カナダ最大の都市トロントのトロント・ピアソン国際空港からセントジョンズ国際空港まで直行便で約3時間。カナダではトロントに次いで経済第二の都市であるモントリオールのモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港からセントジョンズ国際空港まで直行便の空路で約2時間30分です。
カナダ観光局によると、2017年にカナダを訪れた日本人は約30万人。カナダ観光局では、質の高い旅行の提供を目指すため、昨年より「Canada WOW Experience Collections」のプロジェクトを展開しています。思わず「WOW!(ワオ!)」と呼びたくなるほど、息を呑むような瞬間や奇跡の絶景、また感動体験を通じて、カナダの知られざる魅力を紹介しています。
【平間 俊行(ひらま としゆき)】
ジャーナリスト。カナダの歴史と新しい魅力を伝えるため取材、執筆、講演活動を続けています。2017年のカナダ建国150周年を記念した特設サイト「カナダシアター」( https://www.canada.jp )での連載のほか、新潮社「SINRA」、「文藝春秋」、「週刊文春」、大修館書店「英語教育」などにカナダの原稿を寄稿。著書に『赤毛のアンと世界一美しい島 プリンス・エドワード島パーフェクトGuide Book』(2014年マガジンハウス)、『おいしいカナダ 幸せキュイジーヌの旅』(2017年天夢人)があります。
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