肌弾力の結果(R5)
肌弾力の結果(R7)
コラーゲンは細胞外マトリックスの主成分であり、哺乳動物の場合は全たんぱく質の約1/3を占めているといわれており、とくに皮膚の真皮ではその大半をコラーゲンが占め、皮膚の弾力性に影響を与えると考えられています。近年、コラーゲンペプチドの摂取が皮膚の弾力改善に役立つとの報告がなされており、また、熱帯・亜熱帯に生息するノニ(Morinda citrifolia)には線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの産生を促す報告もされています。そこで今回の研究では、ノニ果汁と魚由来コラーゲンペプチドを含有したドリンクが肌の弾力に影響を与えるかについて検証しました。
38歳から49歳の一般健常者の男女10名に対し、摂取開始前及び摂取3週間後に、Cutometer(皮膚粘弾性測定装置)を用いて皮膚の弾力性試験を実施。その値を評価しました。その結果、弾力性指標において摂取後はその値が有意に高くなり、皮膚弾力性の改善が見られました。
今回は少人数を対象としたパイロットスタディ(消費者調査研究)ではあったものの、ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチド含有ドリンクの摂取は肌の弾力を改善することが示唆されました。モリンダでは、今回調査したノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチドを含有したドリンクを、「テマナ ノニコラーゲン」として製品化しており、2018年12月に正式発売する予定です。
【研究概要】
発表者 :モリンダ インク 勇 史行
被験者 :一般健常者38歳~49歳の男女10名(男性:1名、女性:9名)
調査方法:被験者は、3週間、ノニ果汁・魚由来コラーゲンペプチド含有ドリンク
(1日1回任意の時間、50ml)を摂取。取開始前および摂取3週間後に
Cutometer(皮膚粘弾性測定装置)を用いて皮膚弾力性試験を行い、
R5(正味の弾力性)、R7(戻り率)を皮膚弾力性指標とし、
その値を評価した。
有意性の評価はt検定(Student's t-test)により統計解析を行った。
結果 :・R5においては32%改善がみられた。
・R7においては21%の改善がみられた。
→弾力性指標(R5およびR7)において介入前に比べ、介入後は
その値が有意に高くなった。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/170091/LL_img_170091_1.png
肌弾力の結果(R5)
<肌弾力の結果(R7)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/170091/img_170091_2.png
※本研究内容は、学術誌「International Journal of Clinical Dermatology, 2018;1(1):22-27」にて掲載されています。
【Noni Juice and Hydrolyzed Fish Collagen Supplement Improves Skin Elasticity】
Akemi Uwaya1, Fumiyuki Isami1, Claude Jarakae Jensen2, Summer Brockman2, Brett Justin West2
1 Research and Development, Morinda, Inc., Tokyo, Japan
2 Research and Development, Morinda, Inc., American Fork, USA
<魚由来コラーゲンペプチドとは>
魚由来のコラーゲンを酵素処理し、低分子化したもの。魚由来コラーゲンペプチドの摂取でコラーゲンの指標となるヒドロキシプロリンの増加や線維芽細胞増殖促進、弾性向上などが報告されています。
<ノニとは>
ヤエヤマアオキとも呼ばれ、分類はアカネ科モリンダ属シトリフォリア種である。熱帯から亜熱帯の広い地域に自生しており、ノニの摂取でコラーゲンの指標となるヒドロキシプロリンの増加や線維芽細胞増殖促進などが報告されています。
<モリンダ インクについて>
モリンダ インク(本社:米国ユタ州アメリカンフォーク、1996年創業)は、「ノニ(学名:モリンダ・シトリフォリア)」の健康への恵みを世界に初めて紹介した研究主導型企業です。世界中の人々がより健康で生き生きとした生活をおくれるよう、ノニをはじめとする有用植物を世界中から厳選し、健康・美容関連製品の研究・開発・製造を行っています。モリンダ ワールドワイド インクは、モリンダ インクの製造する製品の輸出入・販売業務を行っています。詳細は http://morinda.com をご覧ください。