商店街HOTEL 講 大津百町「茶屋」内観イメージ
アモルファス展示作品イメージ
エレン・カプロウィッツ ポートレイト
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/166209/LL_img_166209_1.jpg
商店街HOTEL 講 大津百町「茶屋」内観イメージ
アモルファス展示作品イメージ
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今回「講」に展示される各作品は、エレンが能登半島の最北端に位置する石川県珠洲市の陶芸家、中山達磨氏を訪ねる旅で出会った陶芸の副産物として生まれた「棚板」に着目し、その文様を和紙にプリントして作られたものです。陶芸窯の傍にひっそりと立てかけてあった棚板の文様に惹かれ、その文様と繊細かつ一律でない風合いを持つ和紙を組み合わせることで、これまでにない強さと滑らかさが混在する作品が生み出されました。日本の美に対してエレンが高く評価する「複雑さと単純さの入り混じったフォルム」が表現された同作品群は、ギリシャ語で「形のない」という意味の「アモルファス」と名付けられ、ゲストラウンジを有する部屋割りタイプの客室棟「茶屋」にて、展示・公開されます。
「商店街HOTEL 講 大津百町」では、ご宿泊のお客様はもちろんご宿泊以外のお客様にも、「講」に来館いただき、大津の商店街や街のまだまだ知られていない名所や名店を体験していただける機会となるイベントを今後も提案してまいります。
■エレン・カプロウィッツ写真展「アモルファス(形のない)」概要
開催期間 : 2018年10月11日(木)~10月27日(土)12:00~14:30 入場無料
●期間中はご宿泊以外のお客様でも展示を御覧いただけます。
ご宿泊のお客様は期間中いつでも閲覧可能です
●客室の見学、ラウンジのご利用はできませんのでご了承ください
●展示作品は販売可能です。
ご購入希望の場合はホテルスタッフへお問い合わせください
開催場所 : 商店街HOTEL 講 大津百町 「茶屋」
〒520-0043 滋賀県大津市中央1-2-3
お問い合わせ: 「講」 077-516-7475(10:00~21:00)
ホームページ: http://hotel-koo.com/
Facebook : https://www.facebook.com/otsuhyakucho.koo/
【エレン・カプロウィッツ写真展「アモルファス(形のない)」
これは写真?という写真展―吸い込まれるような世界観】
アメリカ・ニューヨークを拠点に活躍する写真家、エレン・カプロウィッツ(Ellen Kaplowitz)が能登半島の最北端に位置する 石川県珠洲市の陶芸家、中山達磨氏を訪ねる旅で出会った陶芸の副産物として生まれた「棚板」に惹かれ、着目。その文様を、繊細かつ一律でない風合いを持つ和紙と組み合わせることで生み出された作品群を「アモルファス」と名付けて展示する写真展です。「アモルファス」とはギリシャ語で「形のない」という意味。日本の美に対してエレンが高く評価する「複雑さと単純さの入り混じったフォルム」が、棚板の文様と和紙の風合いによってこれまでにない強さと滑らかさが混在する作品に表現されています。
■エレン・カプロウィッツ コメント
アモルファスとはギリシャ語で「形のない」の意味。時には全てが完璧でないほうが良いことがあります。代わりに漠然として、形のない不思議な物が見えてきます。森の中に見事にひっそり隠されたように陶芸窯がありました。その傍らに思いがけず、岩場を背に立てかけてある棚板の単純な文様を見つけました。灰からの雫、鮮やかな水玉、横縞などはそれ自体に生命力がやどっていました。棚板は、焼成のプロセスの最終段階なのですが、私にとっては始まったばかりに思えました。石川県珠洲市の陶芸家、中山達磨氏を訪ねる旅で、私はこのような数々の棚板を見かけたのです。中山氏は、十二世紀に始まり、その後数百年間途絶えていた珠洲焼の復興に力を注いだ陶芸家の一人です。
私の旅の目的は中山氏の陶芸作品を見ることでした。しかし、旅の途中によくあることで、その途中で思ってもいなかった事が起こりました。今回の副産物はこの棚板の文様でした。この写真映像を、楮(こうぞ)から作る和紙にプリントすることが理想的な組み合わせとなりました。和紙は繊細かつ、一律でない自然の風合いで、映像のイメージを強さや滑らかさと共に捉えています。私が日本の美に対して高く評価するのは、その複雑さと単純さの入り混じったフォルムだと考えています。残っている棚板は、私にとっては終わりではなく始まりなのです。
■エレン・カプロウィッツ プロフィール
20年にわたりアジアやアフリカを中心に世界中の写真を撮影。近代化が進む中、その場所特有の文化や個性が消失する前に写真として残すことは時間との競争だと感じるカプロウィッツは、地域の人々や生活、そして土地そのものの特徴を写真に残すため人里離れた村や発展都市の路地裏等、早々と変わりゆく地域や環境に見られる瞬間を常に色やフォーム、そして万華鏡のような多様性を持つ人間模様に着目しながらそれらをカメラに収めている。作品はブータンをはじめ、ビルマ、カンボジア、中国、エチオピア、ガーナ、インド、日本、イタリア、ラオス、リビア、モロッコ、ネパール、フィリピン、ベトナム等、様々な国で撮影された。
カプロウィッツの作品はアメリカ国内で幅広く展示され、その中には下記の美術館や博物館が含まれている。
フィールド自然史博物館、ニューアーク博物館、アメリカ自然史博物館、USCパシフィック・アジア美術館、アジア・ソサエティ、アフリカ芸術美術館、ピーボディ・エセックス博物館、カーネギー自然史博物館、ニューヨーク歴史協会博物館、ロサンゼルス郡立美術館、ヒューストンアフリカンアメリカン文化博物館、タイラー・ロリンズ ギャラリー(NY)、カール・シュロスバーグ ファインアーツ(LA)
タイム誌やナチュラル・ヒストリー誌等にも作品が掲載され、カプロウィッツ自身の出版本“A World of Decent Dreams: Vietnam Images”でも作品を見る事ができる。The Explorers Club 所属
■「商店街HOTEL 講 大津百町」とは
「街に泊まって、食べて、飲んで、買って」をコンセプトに掲げる、商店街で空き家となった町家を利用したメディア型ホテル。
「メディア型ホテル」と言うように企画と運営は、雑誌「自遊人」を発行し、新潟県南魚沼市で体感型宿泊施設「里山十帖」を経営する株式会社自遊人が担当。ホテル内での滞在で大津を体感していただくだけでなく、フロントにはコンシェルジュが常駐し、おすすめの飲食店はもちろん、朝食に最適なパン屋、モーニングのある喫茶店、昔ながらの提灯屋や簾屋など、街の見どころをご案内いたします。町家という特殊な空間に滞在しながらもホテル同等のサービスを提供。街を楽しんでもらい、消費を促すことによって街を蘇らせることを目的にしている点が従来のホテルとは大きく異なります。
また、各地の宿泊税や入湯税と同じように宿泊者一人から150円を宿泊料金に内包し、その総額を商店街に寄付して活性化に役立てる仕組み=「ステイファンディング」を展開。この「宿泊することで街が活性化し蘇る仕組み」は日本初の試みとなります。