能登を醸す数馬酒造
能登島の酒プロジェクト
N-project
資源循環酒「能登牛純米」
同ブランドの認定は、石川県内の中小企業者らが開発・改良した製品のうち、新規性や技術の独自性などにおいて優秀かつブランド化できる可能性が高いものに対して行われています。「竹葉 能登牛純米酒」は能登地域の農業者、畜産業者から出される副産物をシェアして生まれた背景と、販路拡大の可能性を評価されました。ぜひ、今後の数馬酒造にご期待ください。
(数馬酒造公式ホームページ http://chikuha.co.jp/ )
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/164385/LL_img_164385_1.jpg
能登を醸す数馬酒造
■能登の美しい自然と文化を守るために。ー数馬酒造が取り組むSDGs
米と水、自然の恵みなしでは成し得ない酒造り。数馬酒造は能登の大地に育まれてきた企業として、土地の自然と文化を守り、次世代につないでいくことを使命だと考えています。限りある資源を共有し、循環させるものづくりの姿勢は、まさにSDGsと合致しているのです。
<数馬酒造が進めるSDGsの主な取り組み>
▼水田作りからの酒造り(2014年~、SDGs該当項目:8・11・12・15・17)
2014年より、株式会社ゆめうらら様と連携し、国内ではじめて世界農業遺産に認定された「能登」の里山里海の維持に貢献できればと、耕作放棄地を活用した酒米作りを始めました。2017年には一つの集落の耕作放棄地がゼロとなり、これまでに東京ドーム4個分の耕作放棄地を復活させました。竹葉のお酒が飲まれるほど、能登の耕作放棄地が減っていくという仕組みです。
▼Nプロジェクト(2014年~、同:11・12・15・17)
県内の大学生が能登半島を舞台に、酒造りの開発から販売までの全過程に携わり、若い世代に向けた日本酒「Chikuha N」を提供する取り組みです。「若者が能登も農業も日本酒も盛り上げる!!」をコンセプトに、耕作放棄地の開墾をはじめ、完全無農薬の酒米作りから酒造り、商品作りまでを担い、能登の新たな魅力を発信しています。
(Nプロジェクト公式サイト: http://nprojectnotosake.wixsite.com/n-project )
▼共創体験型販売(2015年~、同:8・11・12・15・17)
取引先である酒販店や百貨店の皆様と共に「水田作りからの酒造り」を実施しています。耕作放棄地の開墾、田植え、稲刈り、仕込み体験など、年間を通してものづくりを体験し、その体験をお客様に伝えながら日本酒を販売いただいています。現在は飲食店様にも参加いただき、100名ほどの方々と一緒に共創体験を行っています。
▼能登島との取り組み(2016年~、同:11・12・15・17)
地元・能登島の耕作放棄地を活用し、能登島の6軒の農家が20年ぶりに酒米作りを復活させました。収穫したお米を数馬酒造が買い取り、醸造し、「能登島」という清酒にして販売しています。この取り組みに共感し協力してくださる農家さんは現在8軒となりました。
▼廃園になった保育園を活用した醤油製造(2017年~、同:11・12・15・17)
数馬酒造が酒造りを始める明治以前から続く、能登最古の醤油事業です。150年以上の歴史を重ねた旧醤油蔵の取り壊しに伴い、地域で廃園となった保育園を醤油蔵に改装。能登の耕作放棄地で栽培した小麦と大豆を使用し、「能登産」「手作り」にこだわります。2019年春より仕込みを開始し、一年後の春に製品としてお届けする予定です。
▼畜産業・農業・製造業が“副産物“をシェア-資源循環酒「竹葉 能登牛純米」(2017年~、同:12・17)
能登の畜産業(寺岡畜産、能登牛繁殖センター)、農業(ゆめうらら)、酒造業(数馬酒造)の3社が「各社の副産物をシェアし、能登で資源を循環させたい」との思いで連携を始めました。米作りで発生する籾殻を畜産業が堆肥に加工し、水田に返し、収穫したお米を製造業が醸し、精米の過程で発生する米粉を畜産業が牛の餌として活用する、という資源の循環を実現させ「能登牛純米」は生まれました。能登牛の濃厚な味わいに合うように酒質設計を行い、通常の「竹葉」とは異なり、高い精米歩合で磨き、「生もと造り」を用いて醸しました。軽やかな酸とお米の旨みが伝わるフレッシュな味わいと豊かな旨みが特徴です。
【企業概要】
企業名 :数馬酒造株式会社
創業 :明治2年(1869年)
代表銘柄 :竹葉(ちくは)
資本金 :4,800万円
代表取締役:数馬 嘉一郎(五代目蔵元)
事業内容 :清酒製造・販売(清酒・醤油製造・小売・アルコール等全種・卸販売)
所在地 :〒927-0433 石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ36