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薄墨の笛
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/163014/LL_img_163014_1.jpg
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■源義経「薄墨の笛」を使用した美しい音色を
記録によると、義経から寄進された「薄墨の笛」は長い間寺宝として眠っていました。約400年の後、豊臣秀吉の時代。豊臣の家臣「中村一氏」が、久能寺に伝わる薄墨の笛が破損していたことを知り、修理して納めたと残っています。
“横笛赤尾三千子の世界「万葉の歌 薄墨―義経の笛」”では静岡市の文化財でもある源義経「薄墨の笛」を使用し、談山神社 権殿にて奉納演奏を行います。
*源義経
兄・頼朝の指令のもと、平家を壊滅させた英雄。
政治力を駆使し、鎌倉幕府樹立を目指す頼朝の処遇に対抗し、自立を企てるが、奥州、平泉にて自害。
義経は、京都から九州へ向かったが難破。吉野への逃避行の途中、談山神社に立ち寄り、武運の神・藤原鎌足に祈りを捧げたと言われている。
■横笛赤尾三千子の世界
赤尾三千子は生涯をかけて、日本の横笛のもつ深遠な文化的価値とその魅力を、演奏を通して追求してきました。“横笛赤尾三千子の世界”は様々な分野の芸術家達との出会い、また新たな横笛の可能性を発見すべく、1977年から今なお継続している自主企画公演です。
1990年には現代神楽の創造を目指し「水炎伝説」を発表。大岡信、石井眞木、実相寺昭雄、白石加代子、田中泯など諸氏の協力を得て作り上げた舞台作品は、東京、ロサンゼルス、ニューヨークで成功を収めました。2018年3月にはCD「乙女と若武者のためのレクイエム」を発表。「新版 水炎伝説」「薄墨―義経の笛」を収録しています。
■公演概要
<奈良公演>
日時 :2018年10月21日(日) 13:00開場/13:30開演
会場 :談山神社 権殿(奈良県桜井市多武峰319)
入場料:5,000円(拝観料含む、自由席)
<東京公演>
日時 :2018年11月1日(木) 18:00開場/18:30開演
会場 :国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4−18−1)
入場料:5,000円(自由席)
<共通>
主催:赤尾三千子事務所
協力:鉄舟寺/談山神社/薄墨の笛の会奈良支部
後援:一般社団法人桜井市観光協会/奈良新聞社
毎日新聞社/朝日新聞奈良総局
詳細:赤尾三千子事務所ホームページ
http://www2.gol.com/users/fue/
※チケットは上記ホームページからお申し込みいただけます。
■出演者・スタッフ
芸術監督・作曲・横笛・歌:赤尾三千子
胡弓 :木場大輔
二十五弦筝 :伊藤麻衣子
舞台監督 :大澤裕
照明 :大平智己
音響 :金森祥之
グラフィックデザイン :佐々木由美
■出演者プロフィール
<赤尾三千子>
日本古来の横笛である龍笛、能管、篠笛の三種を独奏楽器として確立し、委嘱作品など100曲以上のレパートリーを作り上げる。1972年石井眞木作曲「遭遇II」の龍笛奏者としてアメリカ公演に参加、小澤征爾指揮、サンフランシスコ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団と共演する。カーネギー・ホール、ベルリン・フィルハーモニーホール、ウイーン楽友協会など、国内外での演奏は、高い評価を得ている。静岡市文化財、鉄舟寺寺宝である源義経所持の「薄墨の笛」を託され、演奏を続けている。芸術選奨文部大臣新人賞、中島健蔵音楽賞、日本伝統文化振興賞他、受賞。
<伊藤麻衣子>
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奈良県桜井市出身。
大学在学中より演奏活動開始。桜井市音楽協会理事。
<木場大輔>
https://www.atpress.ne.jp/releases/163014/img_163014_3.jpg
淡路島出身。
独奏楽器として胡弓の可能性を追求し、様々な活動を展開。
■プログラム
鈴鏡 赤尾三千子 作曲
風をだに 鏡王女 詩
赤尾三千子 作曲
因幡万葉の歌 大伴家持 詩
伊福部昭 作曲
辞世 大津皇子 詩
ショスタコーヴィチ 作曲
独奏横笛のための天空の蛇 西村朗 作曲
義経幻想 赤尾三千子 作曲
波緒風 猿谷紀郎 作曲
薄墨 赤尾三千子 作曲
衣川館 赤尾三千子 作曲
■源義経「薄墨の笛」の由来
鉄舟寺(旧久能寺)寺宝・静岡市文化財。
https://www.atpress.ne.jp/releases/163014/img_163014_4.jpeg
>「久能寺縁起」1342年
「源九郎判官義経為末代重宝薄墨云笛御寄進」
>「薄墨の笛添状」1595年
「久能寺物薄墨之笛損候当在国立節拵直遣了畢末代
無他出可被重宝之候也 文禄四年卯月廿二日 中村式部少輔一氏
久能寺衆従中」
>「平成の修理」1998年
義経の笛に魅せられた多くの人々と静岡市清水、伊豆屋伝八文化振興財団
などの協力により修復がなされる。