ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ピーター・ツィンク
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ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ピーター・ツィンク
今年度のジボダン社は、プロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得(New Win)が高水準を維持し、順調な業績でスタートを切ることができました。全ての製品分野と地域で順調な成長がみられ、最近買収したすべての事業が引き続き売上に貢献しました。今後も原料費の上昇分を補うため、お客様のご理解のもと価格改定を進めてまいります。
当社は今年度も、2020年に向けての5か年計画に沿って、利益と責任ある成長を通じてさらなる価値を創出してまいります。この5か年計画の3年目となる今年は、2016年、2017年の成果を足場に、引き続き、お客様と共に成長すること、卓越した商品とサービスを提供すること、パートナーと成長を共に分かち合うことの3つを戦略的な柱としてまいります。
2020年に向けての5か年計画の一環として、ジボダン社は、お客様に魅力的なソリューションをお届けするために、既存の能力の補完に的を絞った企業や事業の獲得を通じて、価値を創出することにも取り組んでいます。2014年度以降にジボダン社が発表した企業や事業の買収は8件ですが、これらはいずれも、5か年計画における成長のための戦略的な柱に合致したものです。
意欲的な財務目標は、引き続きジボダン社の戦略の基礎となるものです。市場の成長を上回る4-5%の売上高の拡大と、売上高フリーキャッシュフロー比率12-17%を目標に掲げています。この2つの目標値は、5か年計画(2016年-2020年)における平均値です。また、目標値のひとつである配当については、現在の配当を維持してまいります。
■フレーバー事業部
フレーバー事業部の売上高は704百万スイスフラン(前年同期比5.8%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同4.5%増となりました。2017年9月に買収したVika社を含めると、現地通貨ベースでは同7.0%成長しました。
こうした好業績は、全ての地域での新規ビジネスの獲得(New Win)と順調な業績がけん引役となりました。
分野別では、乳製品、飲料、スナック、セイボリー、菓子の各分野が、いずれも売上高の増加に貢献しました。
アジア太平洋地域の売上高は、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで前年同期比7.7%増となりました。中国とインドがけん引する高成長市場は、新規ビジネスの獲得(New Win)と既存事業の拡大により、二桁成長を遂げました。成熟市場も、好調なオセアニアとシンガポールを中心に成長を続けています。
ヨーロッパ、アフリカ、中東の売上高は、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで前年同期比4.0%の増加となりました。
ラテンアメリカの売上高は、地域の全ての市場が順調な業績を示し、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで前年同期比9.2%増となりました。
北米の売上高は、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで、好調だった前年同期に対し1.3%の伸びを示しました。
■フレグランス事業部
フレグランス事業部の売上高は604百万スイスフラン(前年同期比4.9%増)となり、 為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは、同5.7%の増加となりました。