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<初の日本開催>第30回国際情報オリンピック 本選競技にて選抜された20名から、日本代表選手4名を決定 併せて、特別参加選手4名も決定


特定非営利活動法人情報オリンピック日本委員会は、来る2018年9月1日~8日茨城県つくば市で、日本で初めて行われる「第30回国際情報オリンピック日本大会(以下 IOI 2018 JAPAN)」に向け、代表選手を決定いたしました。



昨年12月の予選に参加した約1,000名から、本選、春季トレーニング合宿(3月19日~25日)と選考を重ね、3月24日、NTT DATA駒場研修センターにおいて「IOI 2018 JAPAN」の日本代表選手4名を決定いたしました。



また、今回の「IOI2018JAPAN」では、主催する日本から、日本代表選手に加えて、特別参加選手4名が参加いたします。この特別参加選手は、IOIの公式記録や金銀銅などの表彰対象にはなりませんが、成績に応じて、情報オリンピック日本委員会が表彰する予定です。



結果は以下のとおりです。



<日本代表選手>

・井上 航(いのうえ わたる) 北九州工業高等専門学校2年

・清水 郁実(しみず いくみ) N高等学校2年

・行方 光一(なめかた こういち) 筑波大学附属駒場高等学校1年

・細川 寛晃(ほそかわ ひろあき) 灘高等学校2年



<特別参加選手>

・岸田 陸玖(きしだ りく) 京都市立堀川高等学校2年

・平木 康傑(ひらき やすたか) 灘中学校3年

・米田 寛峻(よねだ ひろたか) 開成中学校3年

・米田 優峻(よねだ まさたか) 筑波大学附属駒場中学校3年



この8名は、来る2018年9月1日~8日茨城県つくば市にて行われる「IOI 2018 JAPAN」に代表選手として参加いたします。併せて、下記の通り日本代表選手団の団長・副団長、特別参加選手団の団長・副団長を発表いたしました。



<日本代表選手団>

・団長 小倉 拳(おぐら けん) 東京大学工学部計数工学科3年

・副団長 松崎 照央(まつざき あきお) 明石工業高等専門学校5年



<特別参加選手団>

・団長 當眞 ジェイソン 翔(とうま じぇいそん しょう) 東京大学工学部計数工学科3年

・副団長 松下 祐介(まつした ゆうすけ) 東京大学理学部情報科学科3年





【国際情報オリンピックとは】

国際情報オリンピック(以下 IOI)は、高校生以下の生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見いだし、その能力の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることを目的としています。



1987年10月にパリで開催された第24回UNESCO[the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization/国際連合教育科学文化機関]総会において、中等教育段階の生徒たちを対象に情報科学分野の国際科学オリンピックを開始すべきであるという建議が、ブルガリア代表のブラゴベスト センドフ教授[Professor Blagovest Sendov]により提案されました。その建議は採択され、UNESCOの1988ー1989年次計画の主プログラムV「教育と養成・訓練と社会」の「V.2 科学・技術教育」に組み込まれました。



そして、UNESCOの支援の下で第1回のIOI[International Olympiad in Informatics/国際情報オリンピック]が1989年にブルガリアで開催されました。国際情報オリンピックは、こうしてIMO(数学,1959)、IPhO(物理,1967)、IChO(化学,1968)に続き4番目に国際科学オリンピックとしての歩みを始めました。



科学分野のオリンピックは現在、数学、物理、化学など7種ありますが、国際情報オリンピック(IOI)は、情報科学(informatics)を対象とするものであり、毎年、ホスト国を変えながら1週間にわたり開催され、中高生がその力を競うイベントです。80を超える国・地域から4人ずつ選抜された中高生選手を集めて、情報科学の力を競う競技と相互の親睦を深める行事が繰り広げられます。競技では与えられた現実の問題をモデルにした課題を解くアルゴリズムを考案し、プログラムに仕立ててその効率の良さを競います。まさに21世紀の高度IT社会を支える根幹の力を競います。2018年9月開催の「IOI 2018 JAPAN」は、30年目にして初めての日本開催となります。



「IOI 2018 JAPAN」には、選手の生徒に加え、多くの学生・大学院生・若手教員がその運営に参画します。彼らが世界中から集まる同世代の若者と交流することを通じて、国内外にネットワークを持った人材として育ち、今後の高度IT社会・超スマート社会を担っていく中核となることも期待されます。



情報オリンピック日本委員会(IOI日本委員会)は、2005年以来、毎年、日本情報オリンピック(JOI)という国内大会を主催し、その中で日本代表選手を選考して国際情報オリンピックに派遣する事業を中心に活動してきました。ようやく12回の派遣を行ってきましたが、その中から、先端的な研究開発を行う企業が生まれ、それに続く学生たちも育ってまいりました。





【IOI 2018 JAPAN 開催概要】

・大会名称:第30回国際情報オリンピック日本大会(略称 IOI 2018 JAPAN)

・開催日程:2018年9月1日(土)~8日(土)

・開催場所:茨城県つくば市(つくばカピオ、つくば国際会議場)

・参加国数:約85カ国・地域

・参加者数:約860名(選手約320名、関係者約540名)

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